2017年07月28日

「猫娘症候群」第1巻(ネコ太郎)

ネコ太郎さんの「猫娘症候群(かとるすしんどろーむ)」を読みました。



作中の世界では、猫娘病(かとるすびょう)という、女の子の体が猫化する現象が流行っているようです。公式によると、猫娘病には以下のような症状があるとされています。

現代医学で現在解明できている事は・・・二つ。一つは、とにかく可愛い!と、いうこと。そしてもう一つは、非常に高確率で・・・『女のコにドキドキする』ということ。

白椛雪(しらかば ゆき)は、猫娘病がちょっとコンプレックスな女の子。これまでは人づきあいが苦手でしたが、高校生になったのでもう少し積極的になりたいと思っています。

そんな雪の前に現れたのが、クラスメイトの彩野りこ(あやの りこ)。雪とは対照的に明るくフレンドリーな性格です。猫好きなりこは雪のことを一目で気に入ってしまい、かなり近い距離で接してきます。

猫娘病の症状なのか、それとも何か別の原因か、雪はりこに近づかれるととてもドキドキしてしまい……。

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その後も、りこからの積極的なアプローチによって雪はペースを乱されっぱなし。でも、友達ができたことを内心うれしいとも感じています。

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2人が惹かれ合うのは、雪が猫娘病で、りこが猫好きだから……?でも終盤では、症状とは関係なく純粋にお互いに惹かれ合っていることが示唆されています。


「猫娘症」が流行っているというちょっと不思議な世界観の中で、女の子同士の交流を丁寧に描いています。猫好きな人におすすめ。

猫娘症は雪が人見知りになった原因の1つですが、同じく猫娘ながらも非常に社交的なキャラも登場します。このあたりは、コンプレックスとの付き合い方や、対人関係の改善法という観点からも面白いお話になっていると思います。

百合的にもみどころ満載です。作者さん自身がこの作品を「にゃんかわはっぴー百合らんど」と呼んでいます。

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これからの展開にもおおいに期待できそうです。



【電子版】

 
タグ:猫娘症候群
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Kindleで「はるかなレシーブ」全巻がポイント24%還元中 その他一部の芳文社作品も

Kindleストアで、「はるかなレシーブ」全3巻にポイント24%還元が付くプチセール(?)が行われています。

  


「はるかなレシーブ」は、ビーチバレーをテーマにした作品。先日アニメ化が発表されています。



百合的にも注目の作品で、ビーチバレーをいちいち百合っぽい例えで表現するのがみどころです。ペアを組むことを結婚のようなものだと言ったり。

9月12日には第4巻も発売予定。




今回のセールは予習・復習に良いかもしれません。

【参考記事】
「はるかなレシーブ」(如意自在)2巻まで
「はるかなレシーブ」第3巻(如意自在)



その他の芳文社作品も、一部に24%還元が付いているのが確認できます。こちらは基本的に1巻目だけのようです。

   

セールの正確な範囲や期間がわかったら追記したいと思います。
 
タグ:電子書籍
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2017年07月26日

「エプロンと加瀬さん。」Blu-ray付き特装版

加瀬さんシリーズ4作目「エプロンと加瀬さん。」を読みました。



今回は特装版もリリースされています。

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こちらはアニメーションクリップを収録したBlu-rayの他、小冊子が2冊付いてきます。


あらすじ

高校生活3年目の秋になり、進路のことを真剣に考えなければいけない時期です。加瀬さんはスポーツ推薦によって早々に合格をもらっています。山田は、加瀬さんについていくために自身も東京の大学を受験することを決意。園芸科のある大学とのことなので、山田自身にも合っているのでしょう。でもそのためにはたくさん勉強が必要で、加瀬さんといられる時間は少し減ってしまいそう……?

学校では文化祭のシーズンです。山田のクラスはクレープ屋の模擬店を出展。今回本のタイトルになっている「エプロン」はこの模擬店のものです。フリルのついた可愛らしいデザインで、山田にとても似合います。悪い虫が寄ってくるのではないかと加瀬さんが心配になってしまうほど。

それより山田が心配なのは、加瀬さんの上級生だった井上先輩がやって来たこと。井上先輩は、かつて加瀬さんとつきあっていたという噂があります。加瀬さんと陸上部どうしの込み入った話をする井上先輩を、山田は警戒します。

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ですが実はだいたい山田の誤解で、井上先輩はとても良い人でした。下級生でありながら自分より優秀な加瀬さんにコンプレックスを抱きつつも、理不尽なことはしない大人な人。先輩は山田が加瀬さんとつきあっていることにも気づいており、2人を応援してくれました。

今回の件で、お互いのことをちょっとだけ誤解していた山田と加瀬さん。2人は、大事なことをちゃんと伝えあうことの大切さを改めて知るのでした。

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本格的な受験勉強が始まることを示唆しつつも、まだまだ学園生活とか青春を謳歌している感じの巻でした。

加瀬さんサイドの描写が多めなのが印象的です。実はかなりのヤキモチ焼きで、山田のことをずっと心配していたことが語られています。

今回の話で、2人の距離がより近くなったように感じます。山田は人気者である加瀬さんに対して遠慮するような面がありましたが、これからはもっと自分に正直になるのかもしれません。

山田の受験が近づくにつれ、2人の関係はどうなるのか。次巻も楽しみです。


なお、巻末にはちょっとおまけ的なエピソードが2本ほど収録されています。過去に描いた短編を収録したもののようです。

「プレゼントと加瀬さん。」は、珍しく4コマ漫画形式。山田の誕生日プレゼント選びをする加瀬さんの姿が描かれています。

「緑化委員と加瀬さん。」は、本編開始以前、山田を始めて意識したときの加瀬さんを描いたエピソード。加瀬さんはあさがおの件より前から山田を見ていた様子でしたが、そのあたりが詳しく掘り下げられています。ちなみにこの話、2012年発行の「ほうかご!」というアンソロジーに載ったもののようです。





特捜版紹介

特捜版には、アニメーションクリップ「キミノヒカリ 〜あさがおと加瀬さん。〜」のBlu-rayが付属します。

「あさがおと加瀬さん。」(原作第1巻相当部分)のストーリーが、奥華子さんの楽曲「君の笑顔」に乗せて描かれています。


※YouTubeの特報PV


アニメーションクリップは約6分半(うち本編5分、スタッフクレジット1分半)です。基本的には、ネットで公開されたバージョンの高画質版です。

非常に美しい作画と滑らかなアニメーションで描かれているので、ファンなら一見の価値があると思います。主題歌も良い曲です。

しいていうなら、あさがおの季節(=初夏)以降の話なのに「春の光」という歌いだしで始まるあたりに人によっては違和感を感じるかも?という程度。一応、今回コミックの巻末に収録されていた前日譚などは春といえば春のようですが……。


Blu-ray内には、他に「ライカリール」(絵コンテのようなもの?)と特報PVが収録されています。「ライカリール」はおそらくここでしか見れないのでなにげに一番貴重な可能性も……?

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Blu-rayの他には小冊子が2冊付属します。

1冊は、アニメーションクリップの設定集&インタビュー。

2冊目は、原作者さんによる描きおろし漫画「アノトキの加瀬サン。」を収録しています。原作の名場面の裏側で、加瀬さんがどんなことを考えていたかを描いたものです。


原作ファンなら楽しめる、豪華な特装版だっと思います。


【特装版】


【通常版】

※電子版は7/28配信開始
 
タグ:加瀬さん
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2017年07月25日

「北陸とらいあんぐる」第2巻(ちさこ)

ちさこさんの「北陸とらいあんぐる」第2巻の紹介です。



北陸地方(石川・富山・福井)女子3人による、ローカルネタ満載の日常コメディです。ご当地自慢合戦とか、ローカルネタ大喜利的な流れがお約束。その中にちょくちょく百合な小ネタが挟まります。

【参考記事:第1巻の感想】
「北陸とらいあんぐる」第1巻(ちさこ)


今回も北陸ローカルネタ×百合な路線は絶賛継続中。百合要素が特に多いのは富山出身のりつです。

文化祭の執事喫茶では、あごクイで女の子たちをドキドキさせていました。

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新潟出身の生徒会副会長・上杉糸(うえすぎ いと)が登場する回では、彼女から「妹」にならないかと誘われていました。

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実はこの学園の生徒会には姉妹制度があることも明かされています。今のところメインキャラに生徒会関係者がいないため設定のみですが、今後ぜひ掘り下げてほしいところです。


ひまりが合コンに行こうとする回では、練習と称してひまりにキスされそうになります。

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なんだかりつばかりこんな目に遭っている気がします。もはや完全に百合担当といっても過言ではないのではないでしょうか。


ちなみに、この合コン(の練習)回は作者さんと担当さんの間でいろいろ議論があったようです。あとがきにて、「百合に男が出るのOK」派の作者さんと「百合に男は不要派」の担当さんによる熱いバトルの様子が描かれています。

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この担当者さんにはこれからも頑張ってほしいですね。


今回もご当地ネタ充実、そして百合分もちょっとパワーアップ。とても楽しめる作品になっていると思います。

このブログでは百合な観点からの紹介が中心になりましたが、ご当地漫画として見てもかなりの工夫が凝らされていると思います。まず主人公3人が東京(多分)住まいという点がご当地漫画としてはかなり特殊です。通常はローカルネタを出しやすいように、その地方に住んでいる設定にすることが多いはず。都会にいながらローカルな話をすることで、その地方の特殊性をより明確に描きだしていると思います。

以前通訳案内士の勉強をしていた時、地理対策(?)としてかなりの数のご当地漫画を読みました。この作品はその中でも、百合抜きに見てもかなりよくできていると思います。

ご当地漫画好きな人にも、百合好きな人にも、あるいは純粋に可愛い女の子たちの日常コメディが読みたい人にもおすすめです。




【電子版】

 
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2017年07月23日

Kindleストアで「賭ケグルイ」シリーズがポイント約30%還元セール 原作最新巻も

Kindleストアで、「賭ケグルイ」シリーズに約30%のポイント還元が付くセールが行われています。

なんと、原作最新巻である7巻目(6/22発売)も対象です。



それ以前の巻ももちろん対象。

  

  


スピンオフ「賭ケグルイ双」も対象です。こちらは、第4巻(6/22発売)まで対象。

   

最近になって「賭ケグルイ」シリーズに興味を持った方は、今回のセールを利用してみてはいかがでしょうか。

【参考記事(セール対象部分の感想記事)】
「賭ケグルイ」6巻まで / 「賭ケグルイ双」3巻まで
「賭ケグルイ」第7巻 / 「賭ケグルイ双」第4巻



ちなみに、「賭ケグルイ」以外にも同様のポイント還元が付いているスクエニ作品が少数ながら見られます。スクエニ作品全般のセールが始まる前兆かも?

 
 
詳しいことがわかったらまた追記したいと思います。
 
posted by trinder at 22:12| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「賭ケグルイ万」(アンソロジー) / 「賭ケグルイ双」第5巻

前回の記事では、「賭ケグルイ」のスピンオフ「賭ケグルイ妄(ミダリ)」を紹介しました。

「賭ケグルイ妄(ミダリ)」第1巻(河本ほむら / 柊裕一)

今回は、同日発売の「賭ケグルイ万(ヨロズ) 」を紹介します。



タイトルからはわかりづらいですが、「賭ケグルイ」の公式アンソロジーです。多数の漫画家さんがイラストや漫画を寄稿しています。多くは「賭ケグルイ」の出版元であるスクウェア・エニックスの雑誌(主にガンガン系)に縁のある作家さんですが、なぜか「桜Trick」のタチさんが混ざっていたりも。


以下では、百合的に良い感じの作品を紹介していきます。


賭ゲグリリ(よしむらかな)

「ムルシエラゴ」のよしむらかなさんの作品。

漫画としては今回の一番最初に掲載されています。そしていきなり百合モノです。もはや王道の夢子×芽亜里。

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内容としては、原作第1話の夢子VS芽亜里戦の百合パロといった感じ。もしクラス全員百合好きだったら?みたいな設定です。なぜかみんなキスにこだわります。


清華は秘密を手に入れたい。(もすこ)

清華が、綺羅莉(会長)に褒めてもらうために夢子の秘密を探ろうとするお話。絵的に直接的な表現はないものの、会長のために頑張る清華の姿は確かに百合。


ユニットを組む女たち(深見真・刻夜セイゴ)

「魔法少女特殊戦あすか」の深見真さん・刻夜セイゴさんのコンビによる作品。

ユメミが、夢子や生徒会メンバーをアイドルユニットとしてスカウトするお話です。コンセプトは「百合営業」

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短い話の中で、原作の百合要素をひととおり拾ってストーリーに活かしています。ある意味、さすが。


「悪魔とアイドルと夢見弖ユメミ」(鍵空とみやき)

「ハッピーシュガーライフ」の鍵空とみやきさんによる作品。

夢見弖ユメミを主人公に、意外なほど真面目にアイドルものをやっています。百合的には、ユメミを支える沙織の姿を描いているあたりが注目でしょうか。原作でも2人の間に強い絆があることは伺えたものの、あまり詳細に掘り下げられませんでした。個人的にはわりと気になっていた2人なので、アンソロジーとはいえまた見れてうれしいです。


「清華と夢子のラブギャンブル」(タチ)

ガンガン系雑誌と関係なさそうなのに呼ばれた数少ない作家さんの一人、タチさんの作品。言うまでもなく「桜Trick」で有名な作家さんです。百合的には今回の大本命。

ストーリーは、清華と夢子がなぜか〇ッキーゲームで勝負するというもの。

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素直に清華×綺羅莉にせずに夢子と絡ませるあたりが、ちょっとひねりが効いています。夢子は清華が本当にキスしたいのは綺羅莉だということを知っており、それを利用した心理戦(?)も展開されています。百合をやりつつも、なにげに「賭ケグルイ」本編のオマージュとしてもよくできているのではないでしょうか。


「賭ケグルイ(仮)」特別編 鈴井スピンオフほしい編(川村拓)

人気のスピンオフ「賭ケグルイ(仮)」がアンソロジーにまで出張。生徒会メンバーが、新しいスピンオフのアイデアについて話し合うというお話です。

案の1つで「賭ケグルイ百合」というのが出てきます。百合子様が自分の名前を入れてみただけのようですが、清華がやけに食いつきます。


「綺羅莉と清華のドキドキ☆ヘアカタログ」(高瀬飛鳥)

綺羅莉(会長)×清華のお話。綺羅莉の提案により、清華が綺羅莉の新しい髪型を考えることになります。ただしこれもギャンブルで、もし提案された髪型が綺羅莉の予想通りなら、綺羅莉は清華の髪型を好きにできるというルール。

お互いに似合う髪型を考えるという女の子らしいテーマです。とても正統派の百合漫画になっています。



百合的においしい作品は上のような感じです。

体感的には、収録されている作品のうち1/3くらいが百合漫画です。一部のコマで夢子と芽亜里がイチャついてるとかも含めたら、大半の作品に百合要素あり。百合目的で読む価値が十分にあるアンソロジーです。

もちろん百合以外にもみどころ色々。夢子関係以外だと、豆生田先輩(男子です)とかも結構あちこちでイジられていて面白いです。豆生田先輩と皇の話がいくつかありますが、個人的にこの2人結構好きだったりします(百合とかいっさい関係ない普通の男女ですが、それゆえに百合要素と競合しないので別物として楽しめます)。

基本的には原作ファン向けですが、思い切ってこのアンソロジーから入るのも十分アリだと思います。キャラクター達の関係性はわかりやすく単純化されていますし、いろいろ想像で補完しながら読んでも楽しいはず。


百合目当てでも、そうでなくても楽しめる「賭ケグルイ万」。興味がある方はぜひ読んでみてください。

 


「賭ケグルイ双」第5巻

最後に、ついでと言ってはなんですが「賭ケグルイ双」第5巻の感想。

今回は、芽亜里と生徒会の聚楽幸子(じゅらく さちこ)とのギャンブルがメイン。基本ずっとギャンブルシーンなので百合要素は控えめです。一応この巻の最後で勝負に一区切りついているので、次巻に期待でしょうか。

「賭ケグルイ」本編が基本的に夢子無双なのと比べると、「双」の芽亜里は常に敗北の危険性を追っているのが特徴です。夢子と違って芽亜里は思考過程が詳細に描写されるため、よりギャンブル漫画らしい心理戦が楽しめます。そのぶん百合要素に割り当てられる尺がマチマチなのが複雑ですが……。今思うと第1〜2巻あたりが一番百合っぽかったのではないかという気も。

【参考記事】
「賭ケグルイ」6巻まで / 「賭ケグルイ双」3巻まで

設定上は百合的に非常においしい要素を持っているので、今後の掘り下げに期待です。

 
 

ちなみに現在Kindleストアで、原作本編7巻まで&「双」4巻までにポイント30%還元が付くセールが行われています。

Kindleストアで「賭ケグルイ」シリーズがポイント約30%還元セール 原作最新巻も
 
タグ:賭ケグルイ
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2017年07月22日

「賭ケグルイ妄(ミダリ)」第1巻(河本ほむら / 柊裕一)

アニメも放映中の「賭ケグルイ」。今回は、「賭ケグルイ双」「賭ケグルイ(仮)」などに続く新たなスピンオフ「賭ケグルイ妄(ミダリ)」を紹介します。



「賭ケグルイ」本編に登場するキャラクター・生志摩妄(いきしまみだり)をフィーチャーした内容です。ただし必ずしも妄の視点は多くなく、濡羽綾女(ぬれば あやめ)という女の子が主人公のような扱いになっています。


作品の舞台はおなじみ、私立百花王学園。ここではギャンブルの強さですべてが決まります。濡羽綾女は、クラスメイトとのギャンブルの負けがこみ1000万円もの借金を抱えていました。とても払える金額ではなく、綾女は校舎の屋上からの飛び降り自殺を図ろうとします。そこに現れたのが、生志摩妄。

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妄は、綾女がこのまま飛び降りて死ねるかというギャンブルを持ち掛けます。そして綾女が間一髪で妄の手をつかんだことで、自殺はひとまず思いとどまることになりました。

妄は綾女のことが気に入ったのか、以後たびたび綾女の前に現れるようになりました。綾女は、妄に煽られる形でたびたび危険なギャンブルに挑戦する破目に。

普段は気弱で大人しい綾女ですが、極限まで追いつめられると下衆でドSな一面を覗かせます。そしてそれが鍵となって勝利を重ねていきます。妄が綾女につきまとっているのは、彼女のそんな隠れた一面を見抜き、評価しているからにも見えました。妄は、自分が委員長を務める美会員に綾女を誘います。

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「一緒に楽しもうぜ!」

そんなどこかの麻雀漫画の主人公のような台詞で、綾女を誘う妄。最初は気乗りしていなかった綾女ですが、果たして……?


そんな感じの、「賭ケグルイ妄(ミダリ)」第1巻。

タイトルに「妄」とついていますが、実質的な主人公は綾女。彼女の視点から妄のエキセントリックぶりを描いたような作りになっています。

リスク好きの危ない人というイメージが強い妄ですが、本作では(結果的にせよ)綾女を救う形になっています。そういえば「賭ケグルイ」本編でも、自分1人で貪欲にリスクを求めることで(結果的にせよ)周囲の人を助けていることが多かったように思います。ああ見えて実は学園きっての人格者である可能性も……?


百合要素

男性キャラはまったくといっていいほど登場せず、女の子同士の絆や確執がメインとなっています。そういう意味では「双」以上に百合的に期待できるかもしれません。

とりあえずは、主人公格の綾女と妄に注目でしょうか。綾女の隠された本性に惹かれる妄は見ようによっては百合っぽいかも。半分ネタですが、わりと直接的に百合を狙ったカットもあります。

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一方で綾女の妄への気持ちがどう変化していくのかも気になるところ。


また、後半の敵として登場する羽々切直愛(はばきり なおえ)というキャラも注目です。生真面目な性格の美会員副委員長で、委員長なのに仕事をしない妄に反感を抱いています。

……かと思いきや、実は妄に懸想していることが明らかになります。

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「この私があんな女に懸想しているなんて」

思わず懸想を辞書で調べてしまいました。

け‐そう〔‐サウ〕【懸想】
[名](スル)《「けんそう」の撥音の無表記》思いをかけること。恋い慕うこと。けしょう。「ひそかに懸想している」
出典:デジタル大辞泉

副委員長という立場上レギュラー出演が期待できそうなので、今後の活躍にも注目です。
 
  
 
タグ:賭ケグルイ
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2017年07月18日

「アフターアワーズ」第2巻(西尾雄太)

西尾雄太さんの「アフターアワーズ」を第2巻まで読みました。



エミは、前の仕事を辞めてちょっと自分探し中な感じの女の子。友人に連れられて行ったクラブでケイという綺麗なお姉さんと出会い、意気投合。そのままケイの家に行って一緒に寝るほどの仲になってしまいました。

それまでクラブにそれほど馴染みのなかったエミですが、DJをしているケイの姿に心惹かれます。さらには飛び入りでVJ(映像担当)をさせてもらったことで、ますますこの世界に入り込んでいきます。

そんなところまでが第1巻の内容でした。




続く今回の第2巻では、エミはケイとともに自分たちのイベントを企画します。クラブ仲間を説得し、少しずつイベントの実現へ近づいていくエミとケイ。

一方、エミはこれまで曖昧にしてきた過去の恋愛を清算しなければと考えるようになります。ケイと、きちんと付き合うために。


第1巻でもそうでしたが、クラブイベントに関する描写が非常に詳細です。私含め、普段そういった世界に縁のない人には興味深いところだと思います。

百合的にもしっかり進行しており、エミがケイに恋愛感情を抱いていることがはっきりと描かれています。第1話のときのように勢いだけではなくて、じっくり考えたうえで結論を出している感じです。愛し合うシーンもかなり長めのページを使って丁寧に描かれています。

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果たして2人のイベントは成功するのか。エミとケイの関係はどうなるのか。エミは就職できるのか本当にやりたいことを見つけられるのか。次巻も楽しみです。



【電子版】



ちなみに、なんと英語版も発売されています。



こちらも後日紹介してみたいと思います。
 
posted by trinder at 21:39| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする