見つめていたい(四位広猫)
主人公の女の子は、幼馴染の女の子をこれまでと違う目で見ている自分に気づき、自己嫌悪で距離を置くようになってしまうのですが、実は相手も同じ気持ちで・・・というお話。最終的には誤解を解いてお互いの気持ちを伝えって結ばれる、正当派の百合漫画です。
タナカチハルのひそかな願望(井上眞改)
個人的には百合姫以来今回久しぶりに読んだ気がする、井上眞改さんの作品。2人の女の子の体が入れ替わってしまうというストーリーで、2人はそこでお互いの本当の気持ちに気づくことになります。それにしても、元に戻る方法は見つかったんでしょうか?
小悪魔的コーフクのススメ(日高ジョー)
しばらく親戚の幼女(小学生)の面倒を見ることになった、ロリコンな本性を持った女子高生のお話。今回の百合少女に収録されている作品の中でも特にギャグ色が強いです。幼女の意外な正体も、今回の作品の中でちょっと異色ですね。
花筐(未幡)
演劇部(多分)ものです。美しく誰からも慕われている先輩と、先輩をとても慕っている後輩のお話。花がモチーフとして使われていて、これが何を表現しているのか初見では正直よくわかりませんでしたが、読み直してちゃんと理解したい気持ちにさせる作品です。
お届け物です(北条KOZ)
運送会社の従業員と商社で働く女性というかなり変わった組み合わせの作品。明確に恋愛として描かれているわけでもなく、ちょっと不思議な友情という感じですね。
息がとけるぐらい近くに(君川瑠衣)
大人しい女の子と、明るく感情表現豊かなルームメイトのお話。主人公がけっきょく何も行動を起こさなかったり、「キズ」が結局何だったのかわからなかったり、ちょっとモヤモヤする作品でした。
あまり聞きなれない出版者から事前情報もあまりないまま発売されたこの「百合少女」ですが、読んでみると普通の百合アンソロジーでした。よく言えば正当派、悪く言えばあまり独自性のないベタな作品が多かった気がします。
百合姫系、つぼみ、COMICリリィ等と比べて百合少女のウリは何だろうと考えるとちょっと迷ってしまいますが、これまであまり百合系の商業誌で見たことのなかった作家さんが多数参加しているのが一番の特徴ですね(リリィの時も同じような感想を書いた気がしますが…)。
百合少女全体としての統一されたテーマというかコンセプトのようなものは特に無いようなので、参加している作家さんの個性がそのまま百合少女に対する印象になっている気がします。絵柄が妙に古臭かったり、画力が微妙な感じの作品も一部にありましたが、このへんは好みの問題だと思います。
次号予告は特に載っていませんが、桜井家さんのサイトによると「売れなかったら第二段はないそうです」ということなので、逆にいうと反響次第ではVol.2以降も出るということなのかもしれません。一応期待して待ちたいと思います。








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