2016年12月08日

「やがて君になる」第3巻(仲谷 鳰)

ちょっと遅くなりましたが、仲谷鳰さんの「やがて君になる」第3巻を読みました。



誰のことも特別に思えない主人公・侑。そんな侑のことを好きになってしまった先輩・燈子。一見何でもできる完璧人間に見える燈子ですが、その裏には亡くなった姉に起因するちょっと複雑な過去がありました。

燈子にとっては、誰のことも特別に思わない侑こそが特別。だから侑は燈子のことを好きになってはいけない……そんな複雑な関係性が設定され始めたのが、第2巻までのお話。


続く第3巻では、サブキャラクター達にも掘り下げがみられます。まず、燈子の親友の沙弥香。もともと燈子のことをよく見ているキャラでしたが、恋愛感情を持っていることが明確に描かれました。さらには、中学の頃に女の子と付き合っていたこともあるとか。

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現在は燈子のことを親友として見守っている沙弥香ですが、今後どういう形でストーリーに関わってくるのかが気になるところです。燈子と侑の関係にも影響を与えてくるのかもしれません。


他にも、意外なカップルの存在が明らかになります。生徒会副顧問の箱崎先生(女性)が、燈子たちがたまに行く喫茶店の店長(女性)と恋人同士です。同棲している社会人カップルです。

侑と燈子以外にも女の子同士の恋愛要素が明確に描かれたことで、今後どのように話に関わってくるのかが楽しみです。


体育祭

この巻の後半は、体育祭のお話。生徒会は部活対抗のリレーに出場することになります。燈子は妙に張り切っています。

燈子は、体育祭で頑張ったらご褒美として侑のほうからキスしてほしいとおねだり。軽い気持ちで承諾してしまった侑ですが、いざその時になると強い躊躇を覚えます。結局、燈子のほうから激しいキスをされることに。

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この巻では、侑が燈子を「好きになってはいけない」というブレーキをかけるシーンが何度か出てきました。意識的にそうしなければいけない時点で、ほとんど「好き」になりかけているようにも見えます。

相手からは思いっきり好かれているのに、自分からは好きになってはいけない。このちょっと変わった枷のかかったラブストーリーが、今後どのような展開を迎えるのか楽しみです。



【電子版】



ちなみに、メロンブックス特典は初期設定資料集。現在とはちょっと違うイメージの侑と燈子が見れます。

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2016年12月06日

Kindleが3日間限定で50%還元セール 百合作品も多数

Kindleストアで、大規模なポイント50%還元セールが始まりました。

【50%ポイント還元】Kindle本セール

期間は12月6日から8日までの3日間。



かなり新しい作品も対象です。「ともだちごっこ」は9月末発売、「このはな綺譚」4巻は10月末発売でした。

 


対象作品数は膨大ですが、探せば百合漫画が色々ありそうです。

   

   

    

   

   



漫画だけでなく小説も対象。



二次元ドリーム文庫の百合シリーズもポイント50%還元が付いています。

   


対象範囲が広すぎるのですべて紹介はできませんが、探せばまだまだ百合作品が見つかりそうです。

【50%ポイント還元】Kindle本セール
 
セール期間は12月6日から8日までです。
 
タグ:電子書籍
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2016年12月02日

Kindleでスクエニ作品の第1巻が半額セール 「ななしのアステリズム」「ハッピーシュガーライフ」「咲-Saki-」など

Kindleストアにて、スクウェア・エニックスのコミックが半額になっています。対象は、いくつかの人気作品の第1巻。

「ななしのアステリズム」「ハッピーシュガーライフ」などの比較的新しい百合漫画も対象になっています。

 


実写化で話題の「咲-Saki-」シリーズも対象。本編・スピンオフ含め、現在出ている関連作品すべての第1巻が半額になっています。

   
 
対象作品の多くにはポイント20%還元も付いているので、実質的には単なる半額以上にお得です。
 
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2016年11月28日

「エクレア あなたに響く百合アンソロジー」(仲谷鳰、缶乃ほか)

「エクレア あなたに響く百合アンソロジー」を読みました。



「やがて君になる」などを連載している「電撃大王」の編集部による、注目の百合アンソロジーです。

参加メンバーはとてつもなく豪華で、話題の百合作家さんが揃っています。仲谷鳰さん(やがて君になる)、のんさん(安達としまむら)、柊ゆたかさん(新米姉妹のふたりごはん)、伊藤ハチさん(小百合さんの妹は天使)、缶乃さん(あの娘にキスと白百合を)。その他にも百合好きなら見覚えのあるお名前が多数並んでいます。



以下では、個人的に特に印象に残った作品をいくつか紹介します。


幸せは傷のかたち(仲谷鳰)

「やがて君になる」で注目の仲谷鳰さんの作品。漫画としては「エクレア」の一番最初に掲載されており、表紙にもなっています。

ピアノ一筋の大人しい女の子・甲斐。ちょっとギャルっぽい女の子・鳥居は甲斐と仲良くなりたくて声をかけますが、つれない反応です。いらだつ鳥居。そんなとき、甲斐が事故で手を怪我してしまい……。

相手を独占したいがために不幸を願ってしまう、というちょっと屈折した感情が描かれています。シリアスな展開がありつつも、最後は爽やかなハッピーエンドにまとめられています。「エクレア」の始まりを飾るにふさわしい、綺麗な作品です。



無職とJK(缶乃)

なんかあんまりなタイトルですが、「あの娘にキスと白百合を」の缶乃さんの作品です。

年上の女性に養ってもらって生きている真央(28歳)と、なぜか彼女になつく女子高生・羽純(はずみ)のお話。羽純もかなりのお金持ちで真央を養ってくれると言っているのですが、真央もさすがに女子高生の世話になるのは抵抗があるようで……?

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「あの娘にキスと白百合を」には普段から個性的なカップルが多数登場していますが、今回のはあちらでもまず見れないくらい特殊な設定ですね。作者さんのいろいろな可能性を見れた気がします。


箱庭のアリス(天乃咲哉)

「このはな綺譚」の天乃咲哉さんの作品。

お嬢様とメイドものです。どちらかが一方的に頼っているように見えても、実はお互いに必要な存在……という関係。良い主従関係だと思います。


1/365のご主人様(めきめき)

「オンリー☆ユー 〜あなたと私の二人ぼっち計画〜」のめきめきさんの作品。

親友の春歌が誕生日だということを当日になって知った、美津子。プレゼントを買うお金もない美津子は、自分を一日自由にしていい権利を春歌に与えます。実は2人はすでにつきあっている(店舗特典の設定資料によると3ヶ月)らしく、けっこう大胆なプレイも飛び出します。

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唐突かつ極端なシチュエーションを設定しつつも、女の子らしさも各所で強調されていて、とても可愛らしい百合漫画となっています。このあたりは「オンリー☆ユー」にも通ずるものを感じました。


うさぎのベルとオオカミさん(伊藤ハチ)

「小百合さんの妹は天使」の伊藤ハチさんの作品。

舞台は、獣人たちが暮らすファンタジーな世界。入院中のお母さんに代わって喫茶店を切り盛りしている女の子・ベル(ウサギ耳)と、お客としてやってきたオオカミさんのお話です。後半は、オオカミさんが見つけたという最高の食べ物を探してちょっとした冒険劇に。

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獣っ娘でおねロリ。そんな伊藤ハチさんの趣味(多分)全開の作品です。一話完結の短編ながらも、獣人たちが仲良くくらしているやわらかい世界観を感じさせます。


キミのジンクス(タカダフミ子)

「同居人が不安定でして」のタカダフミ子さんの作品。

今日初めて話したはずの女の子から、2人の赤ちゃんができたと言われてしまって……。突拍子もない設定を強引に押し通す感じが素敵です。


私のアイドル(平尾アウリ)

「まんがの作り方」「推しが武道館いってくれたら死ぬ」の平尾アウリさんの作品。

アイドルものです。ビジネス百合をやれば売れる、と言って後輩アイドルと合法的にイチャイチャしようとする先輩アイドルのお話。ビジネス百合という概念をポジティブ(?)な方向で使っているのが新鮮です。平尾アウリさんらしく最後はオチが。



収録作品のうち、気に入ったものを一部ですが紹介しました。

全体として、素晴らしい百合アンソロジーになっていると思います。百合界隈では超有名な作家さん達が多数参加しており、このあたりはさすが電撃系。得意のジャンルに邁進している人もいれば、普段はしない作風に挑戦している人もいて、バラエティに富んでいます。

一方でカボちゃさんのように、これが商業デビューだというフレッシュな作家さんも参加しています(他の作家さんと遜色ないくらい面白かったので、言われないと気付きませんでした)。

電撃系というといわゆる「萌え」の印象が強いですが、今回の「エクレア」に関してはいたって正当派です。どの作品も、女の子達の初々しい恋を丁寧に描いています。どの作品も絵がとても可愛く、このあたりはさすが電撃。

どの作品も綺麗にまとまっていて読みやすいので、初心者にもおすすめの百合アンソロジーです。




特典類

この「エクレア」、店舗特典がかなり充実しています。

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私が購入したメロンブックスでは、設定資料集がもらえました(写真左上)。こちらは表紙はカボちゃさんですが、複数の作家さんの設定資料やネームが収録されています。柊ゆたかさんの未採用イラストあたりは貴重かもしれません。

めきめきさんの設定資料からは、主人公2人に非常に詳細な設定が用意されていたことがわかります。本編ではすべて言及されたわけではありませんが、キャラクターの言動などからきちんと伝わっていたあたりはさすがです。

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さらに「やがて君になる」との同時購入特典として、仲谷鳰さんの「幸せは傷のかたち」の設定資料とネームが収録された小冊子がもらえました。こちらはほぼ全ページ分のネームが収録されているのでファンなら興味深いと思います。

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posted by trinder at 20:33| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月26日

Kindleで多数の小説がポイント40%還元中 「安達としまむら」「マリア様がみてる」「くま クマ 熊 ベアー」など

Kindleストアで、かなりの数の小説にポイント40%還元が付いているようです。


百合的に注目は、「安達としまむら」。現在、6巻と3巻にポイント40%還元が付いているのが確認できます。私が知る限り過去にセール対象になったことはほとんど無いので、貴重かもしれません。

 



「マリア様がみてる」の原作小説は、一部の巻に40%還元が付き始めています。

  


比較的最近の作品だと、「くま クマ 熊 ベアー」。こちらはなんと11月25日発売の最新巻に45%還元付き。

  


「ストライクウィッチーズ」「緋弾のアリア」「ガールズ&パンツァー」といったメディアミックス作品の小説版も約40%の還元が確認できます。「ブレイブウィッチーズ」「ノーブルウィッチーズ」に至っては最新巻(電子版は12/1発売)まで対象です。

   



ライトノベルだけでなく、一般小説も対象です。「荊の城」は上下巻ともに40%還元。同じ作者さんの「黄昏の彼女たち」も40%前後のポイントが付きます。

   


百合かどうかは意見が分かれるかもしれませんが、柚木麻子さんの小説もいくつか40%還元が付いています。実は、「あの娘にキスと白百合を」の作者である缶乃さんが、影響を受けた作品として柚木麻子さんの小説を挙げていました(「百合の世界入門」内のインタビュー参照)。具体的な作品名は出ていなかったものの、個人的には「終点のあの子」あたりではないかと思うのですがどうでしょう。

 


他にも、百合要素のある小説がいくつかポイント40%還元になっています。

   



ポイント40%還元が確認できる作品を、私がわかる範囲内で紹介してみました。探せば他にもいろいろありそうです。

セール対象の基準はやや不明確で、シリーズものの途中の巻だけ対象になっている場合もあります。そういう場合は少し待ってみると他の巻も対象になるかも……?待っている間にいつの間にかセールが終わっていた、ということもよくあるので難しいところですが。
 
 
タグ:電子書籍
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「ななしのアステリズム」第4巻(小林キナ)

小林キナさんの「ななしのアステリズム」第4巻を読みました。



白鳥司・琴岡みかげ・鷲尾撫子の3人を主人公にしたこの作品。司は撫子が好きで、撫子はみかげが好きで、みかげは司が好きで……という三角関係です。お互い表面上は親友として接していますが、誰が誰を好きなのか、お互い薄々気が付き始めてきています。それが事態を余計にややこしくしていたり……?


撫子

今回の第4巻は、撫子を掘り下げたエピソードが2話使って描かれます。幼少時の思い出から始まり、司やみかげと仲良くなるまでの過程も改めて描写されます。そして第1話のみかげへのキス未遂につながり、現在に時系列につながります。

撫子はみかげに対して初対面のときから特別な感情を抱いていたようです。

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思春期特有の一時的な感情かもしれないと迷ったこともあったようですが、みかげを好きなことはやめようとはしません。ただし、みかげがその好意に気づいていること、そしてそれを暗に拒否していることも、撫子は把握しているようです。あきらめさせようとするみかげと、せめて心の中でずっと想っていようとする撫子の、複雑な心理戦(?)が展開されています。

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撫子は司の想い人ですが、司視点が多かったこれまでのストーリーでは内面がはっきりしないことが多かったように思います。今回はそのあたりが詳細に描かれており、片思いと片思いがすれ違う複雑な三角関係が浮き彫りになりました。果たして、この複雑な関係の行きつく先は……?


昴と朝倉くん

中盤あたりでは、昴(司の弟。女装癖あり)と朝倉(司に片思い中の男子)のエピソードが2話使って描かれます。

超シスコンな昴は、朝倉に司のことを諦めさせようと奮闘しています。最近は、司に変装して朝倉とデートし、わざと奇行に走って幻滅させるという作戦を実行中。ですが天然な朝倉にはあまり効果がないようです。

イライラがつのる昴。そして、昴(非女装時)の意外な表情にちょっとドキッとする朝倉……。

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ほぼBLものになってきていますが大丈夫でしょうか。長編百合漫画の合間に短編BLラブコメがちょくちょく挟まれているような不思議な漫画になってきています。

BLもの・女装ものとしてはむしろ良作なのでそっちもいけるクチなら意外と楽しめるかもしれません……。


撫子の内面が掘り下げられたことで、三角関係の複雑さがより明確になりました。3人の現在の胸中がほぼ描かれきった中、次はどんな展開が起こるのかとても楽しみです。昴と朝倉くんの今後も気になりますね。



【電子版】

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2016年11月24日

Kindleで集英社のコミックがポイント30%還元 「灼熱の卓球娘」「ブルーフレンド」「オトメの帝国」「γ―ガンマ―」など

Kindleストアで、集英社のコミックにポイント30%還元が付くセールが行われています。

集英社の作品がかなり幅広く対象になってるようです。最近の作品で百合的に注目なのは、アニメも人気の「灼熱の卓球娘」でしょうか。現在、1巻と2巻に30%還元が付いているのが確認できます(3・4巻は20%前後)。

   


集英社といえば忘れてはならないのは、「りぼん」連載だった「ブルーフレンド」。「百合の世界入門」でも紹介された名作です。

  

先日の記事では3巻目に30%還元が付いていることを勇み足気味にお伝えしましたが、現在は全巻30%還元です。


作者のえばんふみさんが今年出した新作「青春はゾンビでした」には、「ブルーフレンド 〜虹色の彼女〜」が収録されています。現在こちらもポイント30%還元中。



ストーリーは「ブルーフレンド」本編からは独立したもので、約45ページほどの短編です。孤独を抱える女の子と、その力になってあげようとする先生のお話。

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かなり切ない感じのストーリーですが、「ブルーフレンド」らしいといえばらしいのかもしれません。

ちなみにあとがきによると、初出は2011年ごろの「りぼん」増刊だそうです。



「オトメの帝国」も30%還元が確認できます。全部の巻ではないようですが、最新の第10巻を含む半分ほどが対象のようです。今後増えるのでしょうか。ふだん滅多にセールにならないので、揃えるならチャンスかも。

  



「γ―ガンマ―」も第1巻が30%還元になっているのが確認できます。作者の荻野純さんはアンソロジーなどでよく百合ものの短編を描いていますね。



様々なタイプのヒーロー・ヒロインが共存して悪と戦っている独特の世界観の作品です。特撮風、アメコミ風、ラノベ風、果ては魔法少女まで。往年の名作のへのオマージュも満載です。

注目は、超シスコンな姉妹の視点から描かれていること。オマージュという観点からかヒーロー達自身はたいてい男なのですが、主人公は女子高生の姉妹です。学校に通うかたわら軍にも籍を置いており、ヒーロー達の相談係的なポジションを担っています。

前半はシスコンものの要素が強いですが、後半は女の子ヒーロー(ある意味文字通りヒロイン)との恋愛展開がストーリーのメインに関わってきます。

現在第1巻が30%還元、他は20%還元なのが確認できます。今後30%還元の対象が広がるかも?



「はやて×ブレード2」はなぜか最新の第4巻にのみ30%還元が付いています。これから他の巻も対象になるのでしょうか?






集英社には他にもいくつか百合作品がありますが、今のところ30%還元が確認できたのは上記のような感じ。

範囲がやや不明確な感じはありますが、集英社としてはかなり大規模なセールであるのは確かなようです。集英社の漫画で気になる作品があった人は、ポイントが付いていないかチェックしてみるといいかもしれません。

セール期間は(他の電子書籍ストアの類似セールと同じであれば)11月25日(金)までです。
 
タグ:電子書籍
posted by trinder at 23:29| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月23日

「北陸とらいあんぐる」第1巻(ちさこ)

「北陸とらいあんぐる」は、北陸地方(石川・富山・福井)出身の女の子3人を主人公にした漫画です。



作者はちさこさん。百合姫コミックスもいくつか出している作家さんです。

 


あらすじ

石川県出身の加賀ひまり、富山県出身の黒部りつ、福井県出身の越前和花は、東京の女子高に入学したばかり。同じ北陸出身ということで、3人はすぐに友達になります。偶然ながら、寮も同じ部屋。

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地元が大好きな3人の日常は、ローカルネタ満載です。有名観光地から地元民しか知らないネタまで幅広く紹介されているので、地理や観光に興味がある人はかなり楽しめると思います。

それぞれの郷土愛はキャラクター形成にも結びついていています。基本的には3人も良い子なのですが、根底にそこはかとなく出身地の影響を覗かせます。可愛いけどどこか自意識過剰の気があるひまり、凛としているけど変なところにコンプレックスのあるりつ、一見地味だけどピンポイントで強烈な個性を放つ和花、という感じ。



百合要素

作者がちさこさんということで、ちょくちょく百合ネタが挟まれます。

あるシーンでは、りつがひまりに「だいて」とおねだり。

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ひまりもまんざらでもなさそう。でもこれは富山の方言で、そういう意味ではないようです……。


りつはこれ以外にも百合ネタ多めです。

先輩から壁ドンで誘われたり……

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夏休み前には、和花と百合っぽい演出で別れを惜しんだりしています。

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ただし、どのシーンもオチがありますのであしからず。


コミックのカバー下には、約10年後を描いたオマケ漫画があります。そこでは小説家になった和花がりつとひまりをモデルにした百合小説を書いていました。

なぜかどれもりつ関係のような気がしますが、もしかして百合担当なのでしょうか。そういえば体育のシーンでも女子からキャーキャー言われてたような……。



女の子達が北陸への愛を語り合う、とても可愛く賑やかな漫画です。北陸周辺の地理や文化に興味がある人ならかなり楽しめると思います。どれも魅力的に紹介されているので、この漫画をきっかけに興味を持つことも十分にありそうです。

今のところエッセンス程度ですが、いくつか百合要素もあり。ご当地ネタと百合をどう絡めてくるのかという観点からも注目の作品です。




【電子版】

 
posted by trinder at 07:59| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする