2017年03月26日

「あの娘にキスと白百合を」第6巻(缶乃)

缶乃さんの「あの娘にキスと白百合を」第6巻の感想です。



最近英語版が発売されたり、2年連続で「百合展」のイメージビジュアルに選ばれたりと、今とても勢いのある作品です。

今回の表紙は、朝倉亜麻祢(あさくらあまね)、比留間諒(ひるまりょう)、夕凪仁菜(ゆうなぎにな)。いずれも新キャラクターです(もちろん設定上は以前から学園にいたのでしょうが)。

実は表紙にキャラクターが3人描かれているのはシリーズ初です。これは今回のストーリーに沿ったものになっています。


千春&伊澄

気になる新キャラ達のお話の前に、千春(旧名デコ先輩)と伊澄(自他ともに認めるバカ)のストーリーが入ります。第2巻後半あたりでメインを務めていた2人です。



最近の青蘭学園では、女の子同士で花を贈り合うことが唐突に流行中。贈る花の色によって相手への気持ちを表現するなど、なかなか凝った決まりもあるようです。

ちょっと遅れてこのブームに気付いた伊澄は、千春に花を贈るために不器用な奮闘をすることになります。そこに、伊澄に好意を抱く女の子・亜麻祢が現れて……。

続くエピソードでは、遠くの大学に進学していた星野先輩が久しぶりに登場。千春にとっては元ルームメイトであり、憧れの人でもありました。ですが、今の千春には伊澄がいます。


今回、ちょっと久しぶりにメインストーリーを担っている千春と伊澄。他のキャラクター達とのかかわりの中で、自分たちの絆を再確認するようなエピソードです。

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そして、伊澄に好意を抱いていた女の子・亜麻祢は次のストーリー(この巻のメイン)への橋渡し的存在となっています。


亜麻祢、諒、仁菜

続いて、いよいよ表紙の3人のストーリーが始まります。お花を贈り合うという流行はこちらの話でも健在です。

比留間諒(ひるまりょう)は、一見クールだけど実は口下手で友達が少ないのがコンプレックス。クラスメイトの朝倉亜麻祢(あさくらあまね)に恋をしてしまった諒は、亜麻祢にお花を贈ります。1人だけにしか贈れない(つまり実質告白を意味する)赤いリボンと一緒に。

亜麻祢は明るく受け取ってくれましたが、実は彼女にとってはそれは3本目でした。亜麻祢は好きなものに関しては自重しないタイプで、同時に何人も愛することができるちょっと困った女の子だったのです(ある意味では純粋?)。

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すっきりしない諒。しかもそれ以来、亜麻祢のルームメイトである夕凪仁菜(ゆうなぎにな)が露骨な敵意を諒に向けてくるようになりました。もしかして、仁菜も亜麻祢のことが好き……?

仁菜は諒に対して嫌がらせを繰り返しますが、お人よしな諒はズレた好意的解釈を返し続けます。これには仁菜も次第に調子を狂わされていき……。というよりむしろ諒のことが気になり始め??

気がついたらこんなことになっていました。

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突然諒にキスしてしまった仁菜は、もう自分でも自分がよくわかりません。好きなのは亜麻祢なのか、それとも諒なのか。どちらを選ぶべきか、あるいは「選ばない」という選択もありえるのか。それぞれちょっとずつ変な3人の物語は、意外な結末に向かっていきます。



表紙に3人描かれているということからも示唆されているように、これまでにない新しいタイプのエピソードとなっています。実質新キャラ達による独立した物語といっても過言ではないのですが、花を贈るという要素が世界観を繋いでいる感じです。どの巻でもそうですが、新しい要素を入れつつもこれまでとの連続性を感じさせる構成になっているのはすごいと思います。

キスシーンも巻を増すごとに新しい表現があって見ごたえがあります。見開きを前提にした画面構成も多いので、紙の本で読むとよりいっそう印象的になりそうです。



【電子版】

上で紙版を勧めておいでなんですが、実は私は電子版で読んたり……。




第1巻の英語版も発売中です。こちらはむしろ電子版推奨(洋書なので発送にかかる時間とか品切れ問題とかで)。


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Kindleでスクウェア・エニックス作品がポイント50%還元「ななしのアステリズム」「ハッピーシュガーライフ」「安達としまむら」など

Kindleストアで、スクウェア・エニックスの作品にポイント約50%還元(厳密には46%くらいが多いようです)が付いています。

セール対象の正確な範囲、期間などは発表されていません。ですが、他の電子書籍ストアの類似セールではスクエニの全作品が対象で、期間は3月27日まで。Kindleストアでも同様である可能性が高そうです。


さっそく、セール対象から百合漫画を探してみましょう。ちなみに、作品によっては現時点では一部の巻のみセールになっています。ですが普通あまり半端なセール対象にはしないと思うので、今後他の巻も対象になる可能性はあります。


個人的に最近のスクエニで印象的なのは「ななしのアステリズム」。今年の百合展にも参加している注目の作品です(次で最終巻になりそうですが……)。

 

【参考記事】
ななしのアステリズム 1巻・2巻(小林キナ)


「ハッピーシュガーライフ」もスクエニです。



【参考記事】
「ハッピーシュガーライフ」1巻・2巻(鍵空とみやき)


「安達としまむら」は、実はコミカライズ版がスクエニです(原作小説はKADOKAWA)。




実写映画化で話題の「咲-Saki-」シリーズもセール対象。特に本編第1巻はもともと半額セール中なところにポイント50%還元なので、実質150円くらいで買えてしまいます。最新の16巻も50%還元はしっかり付いています。

 

【参考記事】
「咲-Saki-」第16巻(小林立)

最新のスピンオフ「怜-Toki-」にも約50%還元が。百合漫画をよく描いているめきめきさんの作品ということで、個人的にはかなりお気に入りです。



【参考記事】
「怜-Toki-」第1巻 (小林 立 / めきめき)


これまでのスピンオフシリーズももちろんセール対象。作者を主人公にした異色のドキュメンタリー(??)漫画「立-Ritz-」なんかもあります。

   

【参考記事】
「立-Ritz- 」(大和田秀樹)


「賭ケグルイ」とそのスピンオフ「賭ケグルイ双」もスクエニです。いずれも今年の2月に最新巻が出たばかりですが、ポイント50%還元が付いています。

  


その他にも、百合要素のある漫画がいろいろ。最近のスクウェア・エニックスはなかなかあなどれません。

  
 
セール期間は3月27日までと思われるので、気になる作品がある場合はお早めに。
 
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2017年03月25日

「あさがおと加瀬さん。」アニメPV公開

先日「アニーメーションクリップ」の制作が発表された、「あさがおと加瀬さん。」。


本日、特報PVが公開されました。まずイベントで上映されたようですが、現在はYoutubeでも視聴できます。



あくまでまだPVということで、歌に合わせて数点のイメージカットが流れる構成です。

ビジュアル面はかなり良い感じで、原作の世界をアニメに違和感なく表現できていると思います。動く姿が見れるのがとても楽しみです。

主題歌も作品の雰囲気にぴったり。歌いだしの「春の光 風吹く街 君と出会ったあの時」というフレーズも、原作と上手くシンクロして……

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(※原作第1話1ページ目)

………

細かいことは気にしないほうがよさそうです。


PVも公開されて期待が高まる「あさがおと加瀬さん。」。本編の公開が楽しみです。

  
タグ:加瀬さん
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百合百景(はちこ)

はちこさんの「百合百景」を読みました。




この作品は、タイトル通り100組の百合カップルを描いた超・短編集です。ちなみに、オールカラー。

1ページ1本が基本スタイルですが、たまに4ページ分くらいに渡る長編(?)も。逆に1コマで1ページ使った実質イラストな作品もありますが、こちらもきちんとストーリー性を感じさせるものになっています。

日常のなにげないやりとりから、恋に目覚める瞬間、あるいはすでに付き合ってる2人のイチャイチャな1コマまで。着目点の豊富さに驚きです。


※第28景「好きな人にかわいいって言われたい女の子の百合」
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百合漫画が100本も収録されているということで、お気に入りのカップルが見つかる可能性はとても高いと思います。王道カップルからちょっと変な2人まで、非常にバリエーション豊かです。

※第21景「キスにはまる百合」
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楽しみ方も人それぞれ。いっきに100本読みに挑戦してもいいし、スキマ時間にちょっとずつ読むのもあり。

基本的にフリースタイルのため、一発ネタや出オチ的な作品もちょくちょくあります。そのへんに突っ込みを入れながら読んでも楽しいと思います。

※第72景「変態百合」
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100カップルということで、単純計算で200キャラが登場することになります。そのあたりの描き分けも注目です。「あれ?この顔さっきも見たような……」とか思っても口にしないのがたしなみです。

全キャラに名前がついていますが、どっちがどっちなのかわからないカップルも相当数あります。いっそのこと、どっちがどっちなのか自分で想像してみるのもいいかもしれません。

登場カップルが100組いれば、楽しみ方も100種類……?そんな可能性を感じさせてくれる1冊でした。




【電子版】


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2017年03月24日

Kindle本 春のフェア まとめ買いで「ハートオブtheガール」「こはる日和。」などが50%OFF

Kindleストアで大規模なセールが開始されています。

Kindle本 春のフェア 〜単品・まとめ買い最大50%OFF


まとめ買い50%FF

単品で大幅割引orポイント還元の作品も多いのですが、個人的に注目はまとめ買いセール部門。かなり最近の百合漫画が30〜50%OFFになっています。普段あまりセールにならない芳文社の作品もたくさん。

50%OFFには、 「ハートオブtheガール」「こはる日和。」「なり×ゆきリビング」「イチロー!」などが。

   

   

【参考記事】
「ハートオブtheガール」第1巻(奥たまむし)
「ハートオブtheガール」第2巻(完結) / 奥たまむし
R18! 第6巻(完結)/ぷらぱ



まとめ買い30%OFF

まとめ買い30%OFFセールは、かなりの数の作品が対象になっています。最近3巻が出たばかりの「はるかなレシーブ」なども。



 

   

  

【参考記事】
「はるかなレシーブ」第3巻(如意自在)
「すわっぷ⇔すわっぷ」第2巻(とめきち)
「双角カンケイ。」第2巻(完結) / タチ
「桜Trick」第7巻(タチ)
「きんいろモザイク」第7巻(原悠衣)
女子高生Girls-Live 第6巻(完結) / 大島永遠


他にも探せばいろいろ百合漫画があるかもしれません。

Kindle本 春のフェア 〜単品・まとめ買い最大50%OFF

セール期間は4月2日までです。
 
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2017年03月23日

「あさがおと加瀬さん。」アニメ化決定

「あさがおと加瀬さん。」のアニメ化が決定しました。

すでに公式ツィッターアカウントも開設されています。


上にもありますが、制作されるのは「アニメーションクリップ」です。イメージソングとしては、奥華子さんの「君の笑顔(album ver.)」が使用されます。発売中のアルバム「good-bye」に収録されている曲とのこと。




キャラクターデザインは「桜Trick」なども担当していた坂井久太さん。百合的にも期待できそうです。



「あさがおと加瀬さん。」は、かつて存在した百合アンソロジー「ひらり、」から生まれた百合漫画です。



「おべんとうと加瀬さん。」「ショートケーキと加瀬さん。」などの続刊が出ており、現在はWEBで連載中。最近になって英語版が発売されるなど、人気の作品です。



「アニメーションクリップ」というやや聞きなれない媒体での映像化ですが、作品の世界をどのように表現しているのか気になるところです。近日中にYoutubeで公開予定とのこと。

  
 
タグ:加瀬さん
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2017年03月22日

Kiss and White Lily for My Dearest Girl(英語版「あの娘にキスと白百合を」)Vol.1

「あの娘にキスと白百合を」の英語版"Kiss and White Lily for My Dearest Girl"のVol.1が3月21日に発売されました。



紙の本に加えてKindle版があるため、日本からも気軽に買うことができます。


「あの娘にキスと白百合を」は、「やがて君になる」と並んで現在の百合漫画を代表する人気作。今年の初めに出た英語版「やがて君になる」に続いて、待望の英語化となります。


以下では、第1話を読みながら英訳の雰囲気を紹介してみようと思います。


Chapter 1: The Genius and the Prodigy
(第1話 天才さんと秀才さん)


タイトルのgeniusは「天才」、prodigyは「神童」。なんかどっちもすごそうですね。



「青蘭学園の生徒の鑑」と評される白峰あやかは、たゆまぬ努力によって何事においても1番であり続けてきました。そんなあやかの前に、努力もなしに何でもできてしまう天才・黒沢ゆりねが現れます。ゆりねのせいで、あやかは毎回2位に甘んじる羽目に。

あやかは内心ゆりねに激しい対抗意識を燃やしつつも、表面上は品行方正な優等生を貫きます。孤立しがちなゆりねをフォローしてあげたりも。


あやか「皆、貴女と仲良くなりたいのよ。勿論私もね」

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Ayaka: Everyone just wants to get to know you. Me too, of course...

get to knowは、「知り合う」とか「顔なじみになる」という意味。



あやかの思惑とは裏腹に、ゆりねは急激にあやかになついていきました。

ゆりね「白峰さんは素敵だと思う。あたし、白峰さんのことずっと……探していたような気がする……」

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Yurine: I think you're amazing, Shiramine-san. I... I feel like I've been looking for some one like you for so long...

※amazing:素晴らしい  feel like 〜:〜のような気がする  look for 〜:〜を探す



しかし、あやかのゆりねへの対抗意識は強くなるばかりです。ほとんど逆恨みのような感情を抱いたりも。


あやか「黒沢さんさえいなかったら!」

Ayaka: If only Kurosawa-san weren't here!

If only 〜は、「〜でさえあったなら」という仮定の表現です。If onlyの後ろに続く部分は、現在の話でも過去形になります(いわゆる仮定法過去)。高校で習う表現ですが、まさにぴったりな使いどころです。



次のテストでも、あやかはゆりねに勝てませんでした。余裕の態度のゆりねに対し、あやかはついに苛立ちを爆発させます。

あやか「貴女なんてちょっと要領がいいだけの ただの人だってことわからせてあげるわ!」

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Ayaka: I'll make you understand that you're just a regular person with just a few tricks up your sleeve!!

ここでのmakeは「〜させる」という意味(いわゆる使役動詞)。

「要領がいいだけの」は、tricks up your sleeve(袖の下の仕掛けがある ≒ 隠した手口がある)とやや意訳されています。



こうして、感情を曝け出したあやか。どういうわけか、ゆりねはそんなあやかをさらに気に入ってしまいます。そして、突然のキス。動揺するあやかに、ゆりねはこう告げました。

ゆりね「約束だよ。きっとあたしのこと、完璧に打ち負かしてみせてね」

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Yurine: It's a promise. You'll definitely beat me, won't you?

beatは、「叩く」のほかに「やっつける」のような意味もあります。



あやかはゆりねの読めない言動に振り回されながらも、いつしか彼女のことばかり考えるようになっていきます。

「それでも私は苦しい程に 彼女のことばかり考えている」

Even so, I couldn't stop thinking of her... and It was like torture.

tortureは「拷問、責め苦」。



Kiss and White Lily for My Dearest Girl(英語版「あの娘にキスと白百合を」)の第1話を簡単に紹介してみました。

全体的に易しく読みやすい英訳になっています。高校レベルの英語が理解できる人ならスムーズに楽しめると思います。基本的には日本語版に忠実な内容ですが、あえてちょっと崩した部分もあって勉強になります。

印象に残りやすい台詞が多い作品なので、英語になってもすんなり頭に入ってきてくれそうです。電子書籍で手軽に読めるので、英語作品の入門としてもおすすめです。




【Kindle版】




百合英語ラッシュ

この「あの娘にキスと白百合を」もそうですが、今年に入ってから百合漫画の英語版が続々と発売されています。

  

 

百合で英語を勉強したいという人にとっては、今年は絶好のチャンスになりそうです。
 
【参考記事】
Bloom into You (英語版「やがて君になる」)
Bloom into You (英語版「やがて君になる」) 英単語帳
Kase-San and Morning Glories (英語版「あさがおと加瀬さん。」)
Kiniro Mosaic(英語版「きんいろモザイク」)Vol.1 / 3月21日にはVol.2も発売!
Kindred Spirits on the Roof: The Complete Collection(漫画「屋上の百合霊さん」英語版)
posted by trinder at 23:54| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月21日

Kase-San and Morning Glories (英語版「あさがおと加瀬さん。」)

前回の「きんいろモザイク」に続いて、日本の漫画の英語版を紹介します。今回は、Kase-San and Morning Glories (英語版「あさがおと加瀬さん。」)です。



「あさがおと加瀬さん。」は、現在も続く「加瀬さん」シリーズ第1作。日本語版は2013年発売でした。待望の英語版は、今年の2月28日発売です。


各エピソードは「第〇話」という数え方にはなっておらず、毎回"Kase-san and ..."(〇〇と加瀬さん)という形式の異なったタイトルになっています。これは、掲載誌であった「ひらり、」が読み切りオンリーの百合アンソロジーという体裁を取っていたことに由来するようです。


Kase-san and Morning Glories(あさがおと加瀬さん。)

花を育てるのが趣味の大人しい女の子・山田は、ある日、陸上部のスターである加瀬さんから声をかけられます。加瀬さんはたまに部活の合間に、花壇の朝顔に水をあげていたようです。これをきっかけに、山田と加瀬さんはちょっと仲良くなります。ですが山田は、加瀬さんをなぜか単なる友達以上の存在として意識してしまい……?

山田「どうか加瀬さんが…… わたしのことを好きでありますように……!」

英語版では、以下のような感じ。

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Yamada: I just want Kase-san... to like me... somehow!

※want 人 to 〜:人に〜してほしい  somehow:なんとか、どうにかして



でも実は加瀬さんの方も、実は山田のことが気になっていたようです。

加瀬さん「私…… 山田と夏休みも会えるといいな……っていうか──」

Kase-san: I guess, I mean, It'd be pretty cool if we could meet over summer break, you know...

※summer break:夏休み



これを聞いた山田は思わずうれし泣き。最後は山田のモノローグで締められます。

「夏休みも 毎日来よう あさがおと加瀬さんに会いに──」

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Even over summer break... I'll come every day. To see Kase-san and morning glories.

※morning glory:あさがお



Kase-san and the Bicycle(自転車と加瀬さん。)

加瀬さんとちょっと仲良くなり、一緒に帰るようになった山田。ですが山田はバス通学で、加瀬さんは自転車。なので一緒なのは途中までです。ある日、山田は思い切って自転車の後ろに乗せてくれるよう頼んでみます。

山田「ちょっとくらいうしろに乗せてくれたって──」

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Yamada: I mean, at least let me ride behind you a little bit...!

※let:〜させてあげる  a little bit:少し



Kase-san and the Love Song(ラブソングと加瀬さん。)

歌にまつわるお話。山田が好きな曲を加瀬さんも聞き、気に入ります。

加瀬さん「なぁにコレ?いい曲!かわいい。山田が歌ってるみたい」

Kase-san: What is this? It's a good song! cute. It's like you're singing, Yamada.


後半ではカラオケのシーンがあり、山田(とたぶん加瀬さんも)かなりの音痴らしいことが判明します。



Kase-san and Sneakers(スニーカーと加瀬さん。)

校内のマラソン大会が近づくある日。加瀬さんの勧めでマラソン用のシューズを買うことになった山田は、一緒に買い物に行くことに。


加瀬さんが山田を意識したきっかけが、ちょっとだけ明らかになったりもします。加瀬さんは、学校の植物の世話を一人でしている山田のことを密かに見ていたようです。

加瀬さん「私たちは部で大会に出て記録が残るけど、あんなのは誰にも見られないし、褒められもしないのに── 山田はすごなと思ったよ私」

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Kase-san: On the track team, we go to tournaments, we leave the records. But what you do... no one's watching... or giving you high-fives, or anything. I really do think you're amazing, Yamada.

※track team:陸上部  high-five:祝福



加瀬さんが選んでくれたシューズを履いて、山田もやる気十分です。

「がんばろうマラソン 絶対がんばろう 加瀬さんが選んでくれた このシューズを履いて──……」

I'm going to try my hardest in the marathon. Definitely. And I'm going to wear these shoes... Kase-san picked out for me.



Kase-san and the Spring Breez(春風と加瀬さん。)


いよいよマラソン大会。あんなにやる気満々だった山田ですが、本番ではアクシデントにより保健室に。山田は、保健室から加瀬さんにエールを送ります。


山田「加瀬さん!がんばってーーーッ!!」

Yamada: Kase-san! You can do it!


山田の応援のおかげで(?)、加瀬さんは無事に1位を取れました。加瀬さんは事前に、もし1位を取れたら山田にお願いを1つ聞いてもらえるという約束をしていました。そしてその内容は……

加瀬さん「つきあって。よかったら、私とつきあってくれる…?」

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Kase-san: Go out with me. If it's OK with you... Will you go out with me...?

※go out with〜:〜とつきあう、交際する


山田は驚きますが、山田が最近加瀬さんに抱いていたモヤモヤした感情もまた、恋に違いないものでした。こうして、2人はお付き合いを始めることになります。


山田のモノローグで、第1巻「あさがおと加瀬さん。」は幕を下ろします。

「初めてのキスは保健室── 春風の吹く3学期の半ば、マラソン大会の日でした──」

My first kiss was in the nurse's office. In the middle of the third semester, with the spring breeze blowing. It was the day of marathon.

※breeze:微風、そよ風



Kase-San and Morning Glories (英語版「あさがおと加瀬さん。」)の内容を簡単に紹介してみました。

全体的に非常に素直な翻訳となっており、日本語版の魅力をしっかり表現できていると思います。思い切った意訳などは控えめの、安心して読める英訳です。憧れ、友情、愛情へとステップアップしていく感情が、わかりやすい英文で表現されています。

百合漫画の王道的な表現が多いので、これを読んでおけば他の作品にも応用が効きそうです。英語の百合漫画の入門書として良い感じの1冊となっています。


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2017年03月20日

Kiniro Mosaic(英語版「きんいろモザイク」)Vol.1

「きんいろモザイク」の英語版が発売中です。



一応洋書ということになりますが、電子書籍版もあるので日本からも手軽に購入できます。


英語で学ぶ日本文化

「きんいろモザイク」は、イギリスからの留学生・アリスと、金髪大好きな日本人の女の子・シノたちの日常を描いた4コマ漫画。アニメ化もされている人気作なのでいまさら説明は不要かもしれませんね。

アリスが日本大好きという設定上、日本文化に関する言及がたびたびあるのが特徴です。英語版では、そのあたりを英訳するにあたって様々な工夫が凝らされています。日本語版に忠実なこともあれば、英語的な表現に大胆に置き換えていることもあります。日本語そのままの箇所と英語的にアレンジされた箇所の境界線を探ってみると面白いと思います。

巻末に日本文化に関する解説ページがあるのもポイントです。10ページほどのかなりしっかりした内容。ここでは、外国人にはわかりづらい可能性のある描写に関して、英語で簡単な説明が入っています。また、翻訳の都合上漫画本編で改変した部分について、本来の内容を補足説明している場合もあります。

総じて、「日本を英語で紹介する」という観点からは非常にレベルの高い出来に仕上がっています。特に通訳案内士などを目指している人には絶好の参考書になりうるポテンシャルを秘めていると思います。


以下では、翻訳的に面白い箇所をいくつか紹介します。


どら焼き

まずは、漫画本編最初のページ。イギリスからやって来たアリスは、おみやげとしてなぜか日本の「どら焼き」をさし出します。

アリス「空港で買ったどら焼きです」

この台詞は英語版だと……

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Alice: It's Red-bean pancakes I bought at the airport.
(アリス:空港で買った小豆のパンケーキです)

「どら焼き」という言葉を直接使わなくなり、その特徴を英語で簡単に表現した内容に変更となりました。海外の人は「どら焼き」を知らないかもしれない、という配慮の結果と思われます。

このような改変があった場合は、巻末の解説ページで本来の内容をフォローしています。

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Dorayaki is a pancake snack with red-bean paste inside.
(どら焼きは、中に小豆のペーストが入ったパンケーキ菓子です)

Gift-giving is a pervasive custom in Japan (when you move into a new home, when you come back from a trip, when you visit somewhere, etc.) and considered proper manners.
(引っ越しの時、旅から帰った時、どこかに訪問する時などに、贈り物をするのは日本では一般的な習慣です。礼儀正しい行為と考えられています)

日本語版の内容を紹介するだけでなく、その背景にある文化的意義まで解説。英語による日本紹介として非常にレベルが高いです。


こけし

アリスに忍の容姿を一言で説明させると、「こけしに似ている」となるようです。

アリス「この人形にそっくりなんです」

この台詞は英語版でもほぼそのままの意味です。

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Alice: She looks just like this doll!

日本人なら絵でこけしとわかりますが、外国人には伝わらない可能性がありそうです。このような場合も、巻末で解説が入っています。

The kokeshi doll is a traditional wooden doll with no arms or legs.
(こけし人形は、日本の伝統的な木製の人形で、手と足がないのが特徴です)

このように日本文化を簡潔かつ的確な英文で紹介しており、とても参考になります。


はじめてのおつかい

伝統文化というほどではないにせよ、日本人でないとわかりづいらいネタというものもいくつかあります。英語版ではそのあたりも巻末で補足入りです。

例えば、アリスがスーパーに買い物に行くエピソード。日本語版では、その様子は「アリスのはじめてのおつかい」と形容されていました。英語版でも、ほぼそのままの意味で訳されています。

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"Alice's first errand"

巻末には、これが有名TV番組であることの解説が入っています。

Hajimete no Otsukai ("My First Errand") is a television show in which small children are sent out on their first errand "alone" (to deliver something, buy something, etc.), while they're actually being filmed and looked after by the show's staff.

(「はじめてのおつかい」は、小さい子供が初めて1人でお使い(届け物、買い物など)に行くTV番組です。ただし、実際には撮影スタッフに見守られています)

A child's first time going out alone on an errand is considered a big milestone.
(子供が1人でお使いに行けるようになることは、大事な記念と考えられているのです)




上記のエピソードで、無事(?)スーパーでのおつかいを達成したアリス。次のミッションとして、陽子が提案した買い物は……

陽子「株!」
アリス「株……?」

陽子が言っているのは、投資とかに使われる株のこと。対してアリスが言っているのは、野菜のかぶのことです。アリスがまだ日本語を勉強中だということを伺わせる1シーンです。

ここは英語版では……

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Youko: Stocks!
(陽子:株!)

Alice: Stalks...?
(アリス:茎……?)

stockは投資用の株の意味。読み方はストック。対してアリスの言ったstalkは、植物の「茎」の意味を表します。読み方はストーク。きちんと英語の音に合わせたダジャレになっています。アリスが株の茎のあたりを持っているので、絵的にも問題なし。とても上手く訳されていると思います。


百合台詞を英語で

ここからは、百合台詞が英語版でどのように訳されているかを見ていきます。

まずは序盤。アリスが忍に、自分のことをどう思っているか聞くシーン。

アリス「シノはわたしのことどう思ってるの!?」
シノ「どうって…… これってまさか告白?」

英語版では、以下のようになっています。

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Alice: How do you feel about me!?
Shino: How do I...? Is this a confession of love?

confessionだけでも「告白」という意味がありますが、of loveとつけることで「愛の告白」の意味に限定しています。微妙に百合度アップ?



1巻の後半では、アリスに続くもう1人の金髪美少女・カレンが登場。金髪フェチである忍はカレンのことも好きになり、カレンも忍を気に入ります。アリスは、ライバル(?)の登場に危機感を抱くことに。

カレン「皆優しくて好きだケド、シノは特別な感じするデス」
忍「えー テレますねぇ」

英語版では以下のようになっています。

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Karen: Everyone so nice, I love you all. But Shino feel special!
Shino: Aww, You're making me blush!

基本的には日本語版そのままの意味。ただし、カレンの台詞は英文法的に少し間違っています。例えばEveryoneの後にbe動詞のisが抜けています。また、Shinoの後のfeelはsをつけてfeelsにするべきです(いわゆる三人称単数現在)。このあたりは、カレンがカタコトの日本語しか喋れないという設定を英語で表現しているものと思われます。

ちなみに忍の台詞に出てくるblushは、「顔を赤くする」という意味。ここでは「照れる」という意味で使われています。



「きんいろモザイク」で百合といえば、やっぱり綾と陽子。綾の陽子への恋心は、第1巻の頃から結構はっきりと描かれています。陽子の天然女たらし的言動に、綾が過剰にドギマギしてしまうのがお約束。陽子がラブレターをもらうエピソードあたりが特にみどころでしょうか。

陽子「相手が誰であっても綾の方が好きだからさ!」

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Youko: 'Cos no matter who wrote this, I love you more!
(陽子:これを書いたのが誰であっても、綾のほうが好きだからさ!)

「誰であっても」が「(ラブレターを)書いたのが誰であっても」と補足されている以外は、日本語版と同様の内容ですね。

あと、なにげにI love youとか言ってます。でも英語の感覚ではloveは家族や友人にも使うので、(少なくとも陽子としては)恋愛の意味はないのかもしれません。



そんな感じの、Kiniro Mosaic(英語版「きんいろモザイク」) Vol. 1。

本来の面白さはそのままに、上手く英語に翻訳されていると思います。日本的なものをいかに英語化するか、という観点からも非常に興味深い内容です。英語の勉強用としてのポテンシャルは非常に高いです。

4コマ漫画という形態も、実は英語学習にかなり有効だと思います。4つのコマごとに話に一応の区切りがついているので、流れが理解しやすいです。1つ1つの台詞の役割もつかみやすいです。これは語学学習では重要なことだと思います。

日本語版のファンはもちろん、英語を勉強している人にも非常におすすめできる1冊です。


ちなみに、アニメはともかく原作漫画の英語版が出るようになったのは結構最近です。Vol.1が2016年12月発売でした。続いて2017年3月21日には、Vol.2が発売されます。

電子版もあるので、気になっている方はぜひ読んでみてください。電子版の方が価格も安いので、個人的にはやはりこちらがおすすめです。

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2017年03月13日

「はるかなレシーブ」第3巻(如意自在)

如意自在さんの「はるかなレシーブ」第3巻を読みました。



背が大きいのがコンプレックスの女の子・はるかと、背が小さいのがコンプレックスな女の子・かなたがパートナーとなってビーチバレーに挑むお話です。

「はるかなレシーブ」(如意自在)/ 2巻まで


前巻で初めての大会も終わり、一息ついたころ。ビーチバレー部に入部希望者がやって来ます。彼女の名前は大城さん。実はビーチバレー自体にはそれほど興味が無く、目立ってアイドルになりたいというちょっと変わった子です。はるか達のことをいろいろ誤解していたようですが、ちゃんと入部はしてくれます。友情に飢えているっぽいので、そのあたりからの百合展開に期待でしょうか……?


この後の話では、クレア達の母親・マリッサが登場。はるか達のコーチとしてスパルタ指導をしてくれます。マリッサによると、ビーチバレーでパートナーを組むということは結婚のようなものらしいです。

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いちいちビーチバレーを恋愛に例えたがる漫画ですね。素晴らしいです。


かなたの元カノ(成美)

かなたのかつてのパートナー、成美。成美にとって、かなたは、「元彼みたいなもの」と形容される(第1巻参照)くらい親しい関係でした。

今回の第3巻では、かなたが元カノの話をしすぎてはるかにお仕置きされるという一幕も。

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そして後半では、かなたと成美の過去が明かされます。小学生時代の出会いから始まり、パートナーになるまでのストーリーが丁寧に描かれています。このあたりは、友情もの・青春ものとしても良い感じ。

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第1巻の頃から意味深にほのめかされてきた2人の過去ですが、ついにその詳細が明らかになった感じです。

最後はふたたび現在に戻り、かなたと成美が再会。そして、「忘れられない私たちの夏」の到来を予感させつつ終わっています。大会はもう終わったはずですが、この夏に何か大きな出来事が……?

はるかとかなたが主人公ですが、かなたと「元カノ」の関係からも目が離せない作品です。




【電子版】


 
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2017年03月12日

Kindleストアでプリキュア関連書籍が100円

Kindleストアで、プリキュア関連の本が100円になるセールが行われています。

Kindleストアをプリキュアで検索

対象になっているのは、主に児童向けに出ている絵本シリーズ(そのくらいの子供が電子書籍を読むのかという疑問がなくもないですが……)。その他、小説版なども含まれています。

  

   

  

 


ちなみにプリキュアの書籍というと、上北ふたごさんによるコミカライズ版が百合度が高くて有名です。ですが今回のセールではそちらは残念ながら対象外。というか、コミカライズ版は現在のところ、つい最近の「魔法つかいプリキュア!」しか電子化されていないようです。
 
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「柚子森さん」第2巻(江島絵理)

江島絵理さんの「柚子森さん」第2巻を読みました。



小学生の柚子森さんに一目ぼれしてしまった、女子高生のみみか。柚子森さんと友達になったみみかは、やがて自分の気持ちが恋であることをはっきりと自覚します。同時に、この気持ちは(柚子森さんにも社会にも)隠しておかなければならないと考えます。そんなところまでが第1巻。

「柚子森さん」第1巻(江島絵理)


続く第2巻の前半では、みみかの幼馴染「しーちゃん」の活躍が描かれます。しーちゃんは自分がいかにみみかと親しいかをアピールし、柚子森さんを挑発。普段はクールな柚子森さんですが、しーちゃんに対しては不快感を隠しません。これはもしかして、嫉妬……?

このとき柚子森さんは、自分の気持ちをはっきりと自覚しました。そして、みみかに「好き」と告白。まさかの急展開です。

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みみかは曖昧に同意して誤魔化そうとしますが、ついに気持ちが抑えられなくなります。そして柚子森さんに対して、友達以上の意味で好きだと伝えてしまいます。

すぐに後悔するみみかでしたが、実は柚子森さんの「好き」もそういう意味の「好き」でした。2人は両想いだったのです。


ただ、柚子森さんは1つだけ気になっていたことがありました。柚子森さんはその疑問をみみかにぶつけます。

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「みみかって、ろりこんなの?」


実際のところ、みみか自身もその可能性は否定しきれません。ですが、ただ小さいというだけで柚子森さんが好きなわけではないのは確か。柚子森さんのすべてが好き──その正直な気持ちを、柚子森さんにぶつけます。

「中学生の柚子森さんも、高校生の柚子森さんも、大人になった柚子森さんも、きっと好きです……!」

その気持ちは、しっかり柚子森さんに届いたようです。そして、柚子森さんはみみかのほっぺにキスをします。



第2巻のストーリーは、そんなところまで。

中盤での柚子森さんの告白から、思った以上の急展開となっています。ヘタレなみみかが悶々とする展開をしばらく続けるのかと思っていたのですが、2巻目にして両想いに。すでに綺麗にハッピーエンドな雰囲気すら漂っています。でも巻末にちゃんと第3巻の予告があるのでそこは安心。

いまや百合の一大ジャンルと言っても過言ではない「おねロリ」ですが、この作品はその中でもかなり思い切った感じです。姉妹や親戚でも、先生と生徒とかでもなく、赤の他人の幼女に突然一目ぼれするシンプルな展開。細かい設定による小細工無しの、正々堂々たるおねロリです。なにげに貴重かもしれません。

漫画としては、ダイナミックなページの使い方も見どころです。顔芸のアップだけで1ページ(場合によっては2ページ)使う思い切りの良さが素敵です。柚子森さんの言動の1つ1つに大袈裟に一喜一憂するみみかの表情が面白いです。


両想いになった柚子森さんとみみかですが、今後は恋人としてお付き合いするということになるのでしょうか。いろいろ問題がありそうな気もしますが、どういう展開になっていくのか楽しみです。


 
posted by trinder at 14:55| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月05日

Kindleストアで複数出版者のコミックがポイント45%還元セール 「百合姫」「ひらり、」コミックスなど

先日から始まった電撃コミックスの半額キャンペーンに続き、Kindleストアで新たなセールが開始されています。

一迅社、新書館、竹書房、徳間書店などのコミックに45%前後のポイント還元が付いているのが確認できます。


一迅社

一迅社といえば百合姫コミックス。最新作までセール対象です。「2DK、Gペン、目覚まし時計。」4巻や、百合姫本誌の4月号などは2月に発売されたばかりなのに46%還元が付いています。

   

   

百合姫以外にも、一迅社の百合作品がいくつか。「魔女とほうきと黒縁メガネ」は「百合の世界入門」でも紹介された隠れた名作。中二病系日常4コマかと思いきや、次第に直接的なガチ百合ネタが多くなります。最終的には正式に結婚

 



ひらり、コミックス

かつて存在した百合アンソロジー「ひらり、」作品の単行本も一部に45%還元が確認できます。

 

「加瀬さん」シリーズは場所を変えつつ今でも連載中。2巻までセール対象のようです。

 


今年になって英語版が発売されて再び話題の「お姫様のひみつ」やコミカライズ版「屋上の百合霊さん」なども「ひらり、」作品でした。

 


竹書房


たまに百合漫画を出している竹書房からも、いくつかの作品がセールに。

この手のセールでもはや常連の「ラーメン大好き小泉さん」は全4巻が42%還元。



くずしろさん作の「姫のためなら死ねる」はなぜか最新の第6巻のみセールになっているのが確認できます。




徳間書店

徳間書店のリュウコミックス系作品も一部に43%還元が。平尾アウリさんの「推しが武道館いってくれたら死ぬ」は全2巻が対象。




「マザーグール」は2月発売(電子版は3月)のかなり新しい作品です。実質的前作「旧約マザーグール」まで含めてセールになっています。

 
 


ポイント還元セールのうち、現在見つけられた百合漫画はとりあえずこんな感じ。

なおセール期間は特にアナウンスされていません。ですが、他の電子書籍ストアの類似セールが3月5日または6日(出版社によって違う)なので、Kindleも同じである可能性が高そうです。気になる作品がある場合は急いだほうがいいかも?
 
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2017年03月03日

Kindleで電撃コミックが半額セール 「オンリー☆ユー 」「里山ごちそうスケッチ」など

Kindleストアで、電撃コミックス系が半額になるセールが行われています。

Kindleストア / 低価格になっている電撃コミックス


電撃と付いてればすべてセールというわけではないようですが、ラインナップは魅力的。先日のKADOKAWAセールで対象外だった作品がいくつかセールになっていることに注目です。

「強制百合!?」という素敵すぎるキャッチフレーズでおなじみ(?)、「オンリー☆ユー 〜あなたと私の二人ぼっち計画〜」も半額に。実はあまりセールにならないレア作品です。



作者のめきめきさんは、「咲-Saki-」のスピンオフ「怜-Toki-」を手がけたり、「エクレア」にも参加していました。いまや百合好きにはおなじみの作家さんですね。

【参考記事】「オンリー☆ユー ~あなたと私の二人ぼっち計画~」(めきめき)



「百合星人ナオコサン」も全5巻が半額。

  

百合星からやってきた謎の女性・ナオコサンの活躍を描く作品です。百合星人だけに百合好きですが、単なる幼女好きに見えることもしばしば……?

【参考記事】
「百合星人ナオコサン」第5巻(完結)/ kashmir



「あや〇しこ」じゃないほうの妖怪百合漫画「あやかしぃのに」も全2巻が半額セール。人間の女の子と、女の子をなめるのが大好きなあかなめの少女、という組み合わせです。

 


新米姉妹じゃないほうの料理系微百合漫画、「里山ごちそうスケッチ」は全2巻が半額。料理シーンのイメージ映像では、毎回食材が女の子に擬人化。怪しい絡みを見せます。

 


他にも探せばいろいろあるかも?

Kindleストア / 低価格になっている電撃コミックス



おまけ 竹書房とか徳間書店とか

竹書房や徳間書店の一部コミックに42%前後のポイント還元が付き始めているようです。


   
 
こちらも対象範囲などの詳細がわかったら個別記事で紹介するかもしれません。
 
タグ:電子書籍
posted by trinder at 21:30| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月01日

「新米姉妹のふたりごはん」第3巻(柊ゆたか)

柊ゆたかさんの「新米姉妹のふたりごはん」第3巻を読みました。



両親の再婚によって姉妹となったサチとあやりが、料理を通して絆を深めていくお話です。比較的お手軽ななものから、滅多にお目にかからないような凝った料理までレパートリーは多彩。

「新米姉妹のふたりごはん」第1巻(柊ゆたか)
「新米姉妹のふたりごはん」第2巻(柊ゆたか)


今回は、サチの親友である絵梨をフィーチャーしたエピソードがあります。絵梨が誰かからラブレターをもらったことを知ったサチは、絵梨がもう一緒にお昼を食べてくれないのではないかと心配です。そんなサチに、あやりは絵梨に料理をプレゼントしようと提案します。

サチ「わかった!サチ、絵梨の胃袋をつかむよ!」

なんか微妙に誤解を生みそうな表現ですが、この漫画ではいつものこと。いざ絵梨に渡すシーンもどこか告白のような雰囲気です。

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あるエピソードでは、あやりの叔母さん(あやりの母親の妹)が登場。猟師をしているらしく、ときどき珍しい肉を持って来てくれます。スキンシップ多めでちょっとだけ百合っぽいかも?


現在、作中の季節は冬のようです。ということで、こたつでアイスを食べるというちょっと贅沢なエピソードもあります。そこらの漫画では登場人物たちをダラダサさせるだけのこたつも、新米姉妹にかかれば微百合グッズに早変わり。こたつの下で足を絡ませ合います。

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最後のエピソードはクリスマス。サチとあやりがプレゼントを交換する、微笑ましいお話になっています。

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あやり「なんだか…本当に姉妹みたいですね」
サチ「姉妹だよ!ほんとに姉妹だよ、あやり」


今回も料理を通してイチャイチャする、もとい絆を深める新米姉妹が描かれています。

実際に料理を担当しているのは妹のあやりで、サチはお手伝い程度。外見上もあやりのほうが大人っぽく見えることがしばしば。ですが、明るく何事にも積極的なサチをあやりはとても頼りにしているようです。こうして不思議と上手く行っている姉妹模様がとても面白い作品です。




【電子版】


 
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