「Life is Strange: Before the Storm」のBonus Episode「Farewell」が3月6日より配信されています。
【配信サイト】
Steam / Life is Strange: Before the Storm Farewellこのエピソード単体での販売はされておらず、「Before the Storm」の「Deluxe Edition」または「boxed edition」を購入すると特典としてプレイできる形になっています。
Farewell
「Farewell」は「Life is Strange」本編より前のお話で、数年前のマックスとクロエの別れを描いています。主人公は「Life is Strange」本編と同じマックスです。
時系列順に並べると、「Farewell」(マックスとクロエが離れ離れになる)→「Before the Storm」(クロエ、レイチェルと出会う)→「Life is Strange」(マックスとクロエが再会)という流れになっています。
あらすじ両親の仕事の都合で、遠くに引っ越すことになったマックス。ですが、親友のクロエになかなかそのことを告げられずにいました。

Max: In a few days, my whole family moves to Seattle.
マックス(数日後には、私は家族とシアトルに引っ越す)
Max: I have no idea when I'll see Chloe again.
マックス(クロエにまた会えるのがいつになるかもわからない)
Max: This could my last chance to say goodbye.
マックス(お別れを言うなら、今日が最後のチャンスかもしれない)
今日こそは言おう、そう思っていたある日のこと。クロエは母親から自分の部屋の掃除を言いつけられ、マックスはそれを手伝うことになります。
部屋を片づけている最中、マックスとクロエは懐かしい品を発見します。それは2人が本当に小さい頃、海賊ごっこをしたときに作った宝の地図でした。マックスは、地図とヒントを頼りにクロエの家の中や庭を探検することになります。

探検と謎解きのあと、2人はついに庭に埋められた「宝物」を発見します。それは2人で一緒に埋めたタイムカプセルでした。中には当時2人が大事にしていたものや、将来のお互いへ向けた手紙が入っていました。懐かしい思い出に浸る、マックスとクロエ。
しかし、マックスはクロエに言わなければならないことがあります。町を離れなければいけないことを、勇気を出してクロエに伝えるか。この選択はプレイヤーにゆだねられます。どちらの展開も切なく、味のあるものになっています。

We're Max and Chloe, remember? We're always together, even when we're not.
(わたしたちはマックスとクロエ。いつでも一緒。たとえ離れているときでもね)
エンディングは、マックスが残したボイスメッセージをクロエが聴くシーンで締められます。メッセージの内容は、これまでのプレイヤーの選択で変化します。

Max: I will always, always love you.
マックス「ずっと、ずっと大好きだよ」
感想
「Life is Strange」本編以来、久々にマックスとクロエの2人が主役のエピソードです。重要シーンでありながらこれまでくわしく描写されなかった、マックスとクロエが共に過ごした最後の日が描かれます。
引っ越さなければならないことをなかなか言い出せないマックス。かつて転校などをしたことがある人なら、共感する部分があるかもしれません。クロエの側も何か感じ取っているようで、微妙な探り合いが展開されています。お互いに不安を隠しつつも、思い出語りではしゃぐ2人が切ないストーリーです。
本編のようにSF的な要素はないものの、全体に漂うノスタルジックな雰囲気は紛れもなく「Life is Strange」。プレイ環境がある方はぜひプレイしてみてください。
6月には「Before the Storm」」の日本語版も発売されます。「Farewell」もおそらく収録されると思うので、英語にちょっと自信がないという方はそちらを待ってみるのも手です。
posted by trinder at 15:06
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