2010年09月20日

ブルーフレンド

えばんふみさんの漫画「ブルーフレンド」第1巻を読みました。

帯でも百合漫画であることをアピールしていて、「新感覚ガール×ミーツ×ガール青春白書」と紹介されています。

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主人公は中学2年生の女の子・歩です。歩は、同じクラスの美鈴という女の子と席がとなり同士になります。美鈴は見た目はすごく美しくて可愛いのですが、あまり人と話さず、キツイ性格のためか友達もいない様子。男にもよく告白されますが全部断っているようです。

そんななぜか美鈴に惹かれた歩は、いろいろ話しかけたり、なにかと助けてあげたりして、ちょっと強引ながらも美鈴と仲良くなろうとします。最初は歩に冷たく接していた美鈴でしたが、歩のまっすぐさを見て、だんだん心を開き、気を許していきます。そしてやがて、突然のキス。

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このキスの件に関してはその後に挨拶だから云々と誤魔化されてしまうのですが、それからも2人はどんどん仲良くなって、一番の友達になっていきます。女子から嫌われているらしい美鈴と仲良くなったことで、歩もいろいろ言われるようになりますが、歩は気にしません。

ただ、だんだん美鈴は歩に対して独占欲を出し始めます。歩に告白してきた男子を勝手にフッてしまい、歩との関係がちょっとこじれてしまう一幕もあります。この件に関しては、その後その男子にも問題があったことがわかり、歩と美鈴は仲直りするのですが、その後も美鈴の独占欲は肥大化しつづけ、歩が他の女友達と仲良くすることすら許せないようになっていきます。

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ちょっとしたヤキモチ程度であればまだ可愛いのですが、美鈴は歩に自分以外と仲良くしてほしくないと本気で思っていて、歩に対して半ば依存症といってもいいような状態です。これにはさすがの歩もちょっとまいってしまい、美鈴の存在を負担に感じるようになっていきます。

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さらに、後半では美鈴の「汚い過去」を知っているという東五月という女の子が登場。たびたび美鈴たちの前に現われては脅迫めいたことを言い、やがて美鈴の悪い噂を校内に流し始めます。

美鈴の行き過ぎた独占欲、それを負担に感じ始めた歩、五月によって流された悪い噂・・・いろいろと気になる要素を残したまま、ストーリーは次巻へと続きます。


というわけで、かなりまっすぐに女の子どうしの関係を扱った作品です。美鈴の歩を求める気持ちはただの友情というには行き過ぎていますし、クラスメイト達が美鈴はそっちの気があるとか歩とデキているとか噂しているシーンがあるので、作者としてもこれを恋愛感情であるという可能性を意識的に提示しているように思えます。

女生徒の大半が美鈴を嫌っていたり、後半は明確に悪役のキャラが登場したりと、決して主人公達に優しくないストーリーですが、歩がポジティブで明るい性格なおかげでそれほど憂鬱にならずに読めます。続きが気になる作品です。

ブルーフレンド 1 (りぼんマスコットコミックス)

ところでこの漫画は、百合姫あたりに載っていてもおかしくない内容ですし、百合姫の一部の掲載作品よりもよほど真面目に百合を描いているような気さえしますが、なんと「りぼん」に連載されているようです。百合漫画はなんとなくもっと対象年齢高めの雑誌に掲載されているようなイメージがありましたが、少女誌もなかなか馬鹿にできませんね。個人的には定価が百合姫コミックスとかの半分以下の420円(税込み)だったことが新鮮でした。他の百合漫画ももっと安ければいいのに・・・。
 
 

posted by trinder at 14:36| Comment(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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