2010年11月19日

コミック百合姫 2011年 1月号

コミック百合姫の2011年1月号を読みました。Vol.○という表記じゃなくなったので微妙に数えにくいですね。

表紙にもあるように、百合姫Sと合併して「再誕」した今回の百合姫。誌面もいろいろとリニューアルされています。

まず目を引くのが表紙。爽やかでかわいらしい絵が多かったこれまでと比べ、かなりダークな雰囲気のイラストが描かれています。さらに左上に小さい文字で何か書いてありますが、これは巻頭小説の一部で、表紙をめくるとそのまま小説の続きが書いてあるというちょっと変わったつくりになっています。

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以下、気になった作品を紹介していきます。

GIRLS UPRISING(絵:カズアキ 文:深見真)

表紙のイラストと巻頭の数ページを占領してかなりのインパクトを放っている小説。学生が学校に銃を持ち込むのが普通になっているような、荒廃した世界観です。主人公・紗香は、賞金首である千里の命を狙うものの返り討ちに遭い、その時打ち込まれた特殊な弾丸(千里の意思でいつでも紗香を殺せるらしい)のせいで千里の言いなりにされてしまいます。

本来敵だったはずの2人の不思議な絆が描かれていますが、百合とまでいえるかというとまだ微妙な気も・・・?ストーリーも敵と戦っている最中で終わっているので続きが気になるのですが、「Fin」となっているのでこれで終わりなんでしょうか?

憧れの愛しい人(竹宮ジン)

主人公が親友を好きで、でも親友は主人公の姉が好きで・・・という作品。親友が主人公の姉を百合小説の「お姉様」に重ね合わせて幻想を見ていることが物語の鍵になっています。主人公が親友への恋に本気になったところで終わっていますが、これも「Fin」となっている(連載ものは「To Be Continued…」となっている)ので終わりなんでしょうか。「シリーズ読切 第1弾」らしいのですが、続くのかそうでないのか微妙な表現ですね。

ゆるゆり(なもり)

百合姫Sからのお引越しですが、Sの頃ほどの異様なページ数はありません。勉強会をしたり漫画を描いたりしますが、そんなに百合的なエピソードはないかも。ちなつが結衣大好きなのは相変わらずですが。最後に引越し記念でカラーページがありますが、あかりはここでもかわいそうなことになっています。

雪の妖精(柏原麻実)

「宙のまにまに」などで有名な柏原麻美さんの作品。雪で休校になった日、そうとは知らずに学校に来てしまった主人公が、同じく来てしまったらしい美しい転校生と出会うお話。転校生が知らない間にたくさん友達を作っていて、主人公がちょっと切ない気持ちになる一幕もありますが、最後はちゃんとハッピーエンドになっていて、爽やかな作品です。

おんなのからだ(紺野キタ)

義姉との肉体関係を描いているちょっとアダルトな作品。紺野キタさんは個人的には「ひみつの階段」のような爽やかなイメージが強かったのでちょっと意外です。2人が結ばれるにはいろいろ障害がありそうな感じですが、お互いに結婚を誓い合う希望のある終わり方になっています。

妄想HONEY(三国ハヂメ)

百合姫リニューアル後第1回・・・にして最終回。自分でも望のことが好きだと思っていたののかですが、どうやら望に対する気持ちは恋とは少し違うかもしれないと思い始めます。そして自分にとって一番大切でいっしょにいたいのは、親友の奏だったことに気づき、ののかは奏のもとへと走ります。

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というわけで、まさかの親友エンド。ののかの思考が子供っぽいせいで恋愛というには微妙に何か足りない気もしますが、ののかを「そういう目」で見ているという奏と一緒にいたいというのですから、両想いということでいいと思います。キスもしてますし。

親友エンドになったのはうれしいのですが、これまで望関係の描写が多かっただけにちょっと唐突な感じがしないでもないですね。1月に単行本が出るようですが、コミック1巻に収めないといけなかったんでしょうか。委員会の設定とか、生徒会内部の人間関係とか、もうちょっとじっくりやってもよかった気もします。


漫画以外だと、「百合脳を鍛える大人のGLトレーニング」なんて企画が載っています。「百合脳」によって百合ではない作品の中に百合を見出そうという趣旨のようですが、百合ではないって言い切っちゃ駄目のような・・・。

取り上げられている作品も「けいおん!」とか「ひだまりスケッチ」とか、百合姫読者レベルなら特に苦も無く百合作品と思えるようなものばかり。その一方でコナンの蘭と園子が百合だという無理矢理な解釈(しかもこれは「初級」らしい)もあったり、基準がよくわかりません。まあ、百合という言葉の定義自体が非常にあいまいで、どこからどこまで百合と思うかは人によって違うということを再認識させてくれる企画ではありますね。


全体的に見ると、今回の「再誕」した百合姫は、百合姫本誌と百合姫Sの良い部分が統合が統合され、1冊の雑誌としてはより充実したものになっていると思います。百合姫本誌系の作品は内容が独特のものや、やや重い作品が多い気がするので、その合間に百合姫S系の軽い作品(ゆるゆりとか)を読むとちょうどいい感じです。


次号は倉田嘘さんの「百合男子」という新連載が始まるそうです。

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一昔前に流行った腐女子漫画の男版みたいな感じになるんでしょうか?見たいような見たくないような・・・。

コミック百合姫 2011年 01月号 [雑誌]
 

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posted by trinder at 09:40 | Comment(2) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
需要が有るとは思えん百合男子
Posted by at 2010年11月23日 03:14
世間で百合男子がどういう風に見られてるか見てみたい気もする
でもまあ需要はないなw
Posted by 冷却 at 2011年01月06日 13:43
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