2012年06月13日

つぼみVol.18

芳文社の百合アンソロジー「つぼみ」Vol.18を読みました。

表紙は「Aチャンネル」で有名な黒田bbさんです。

菊花の園(黒田bb)

表紙イラストの2人のお話です。

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ミッション系らしき学園で、気弱なシスター・マリーを口説いているキクという女生徒。マリーは戸惑いながらもキクの魅力に逆らえず惹かれて行く・・・というストーリーを予感させますが、なんと2ページしかない超短編です。

2ページでキャラの魅力を表現し、オチまでつけているのはすごいことですが、せっかくだからもう少し長く読みたかったところ。表紙だけでなく漫画も描いてくれただけでもありがたいのかもしれませんが。

星川銀座四丁目(玄鉄絢)

時間がなかったのか所々が下書き状態になっていますが、ストーリー的には急展開があります。乙女の母親が、乙女を連れ戻そうとしているようなのです。乙女と離れたくない湊先生は慌てて対抗策を考えますが、良い考えは浮かびません。男性と結婚して乙女を養子にもらうなんて案もあったようですが、仮に養子にするにしても結婚する必要はあるんでしょうか?このへんは湊先生の元カレが出てきたり百合的にはちょっと微妙な展開でした。

それはともかく、乙女が母親のところに引き取られるのは避けられそうにありません。湊先生と乙女は最後の思い出とばかりに体を重ねます。

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巻末の作者コメントによるとなんと次で最終回です。前回急に本屋が閉店していたこと等もそうですが、この作品はどうも読者の知らないところでいつの間にか重要なことが起こっていることが多いような気がします。とはいえ、「つぼみ」連載作品としてはかなり長い間続いた作品なので、最後にどうまとめるのか楽しみにしています。

総合タワーリシチ(あらた伊里)

羽座岡さんのところに、世良さんという女の子が押しかけてきます。天才を自称していてやたら自信過剰ですが、数学で自分より良い点を取った羽座岡さんのことは崇拝しているようです。羽座岡さんばかり褒めて自分には目もくれない世良さんにムカついた神奈は、世良さんと勝負することに・・・。

キャラクターの多さやWEBでの番外編で忘れがちになりますが、そういえば神奈が主人公で自分の頭の良さに自信を持っている設定でしたね。面白いんですが、日常系ドタバタギャグとストーリー本編の間で時々趣旨がよくわからなくなる漫画でもあります。

魚の見る夢(小川麻衣子)

2人で夏祭りに行く御影と巴。最近は愉快なサブキャラの登場で明るい作風になった気がしていましたが、今回は姉妹の依存関係や、人格的に問題があるらしい2人の父親の話が出てきており、当初の雰囲気を思い出させてくれます。

御影の巴への態度はかなりヤンデレ的というか、あまり健全とは言えない方向に向かっている気がします。最終的にこれも愛の形として肯定するのか、それともなんらかの形で精神的な成長があるのか、気になるところです。

女王蜂のジレンマ(コバノ)

いかにも正反対のタイプでクラスでも険悪な仲の2人が、実は寮に帰ると大の仲良し。

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・・・という冒頭のつかみでギャグ漫画かと思いましたが、中身は意外とシリアスです。2人は外でも普通に仲良くしたいと思ってはいるようですが、色々と複雑な事情があるようです。片方が男と付き合っているような描写があったり、そもそもどうして仲が悪いフリをし続けているのか正直よくわからなかったりと、ちょっと惜しい感じの作品でした。もし続きがあるのならもう少し話の全体像がわかりやすくなるとうれしいです。

あたしの妹ちゃん(麻友紗央里)

姉妹もの。態度は横暴だけど妹が大好きなお姉ちゃんのお話。妙なハイテンションと微妙にシュールな空気が絶妙な、勢いのある読みきりです。妹のパンツで鼻血出すお姉ちゃんとか、今までいそうでなかったような気がします。

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ちなみに森永みるくさんの「ひみつのレシピ」は残念ながら休載です。「prism」も例の騒動の関係か載っていません。

そのへんは別として、全体的には今回の「つぼみ」も連載・読みきりともに安定した佳作揃いだったと思います。個人的には「あたしの妹ちゃん」が気に入りました。

つぼみ VOL.18 (まんがタイムKRコミックス GLシリーズ)

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ラベル:つぼみ
posted by trinder at 00:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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