2012年07月26日

ゆるゆり 第9巻

なもりさんの「ゆるゆり」第9巻を読みました。8巻からなんと3日後の発売です。

帯でアピールされているとおり、この巻はなんと全ページ描き下ろし。

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ちなみにこの巻では話数が「intermission」として本編と別にカウントされています。雑誌連載分以外は一応番外編という扱いのようです。

intermission.9☆ 初恋シミュレーション

ちなつがあかりを結衣役に見立て、デートの練習をするというエピソード。ちなつの中では結衣は王子様なキャラになっているようで、あかりに斜め上の演技指導を連発します。でも後半は普通に2人で遊んでいるようですし、なんだかんだで下級生コンビで仲が良いみたいです。キスシーンも実は初めてではありませんし、意外と人気のあるカップリングなのかもしれません。

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intermission.10☆ 眠気をふっとばせ♪

徹夜で京子の同人誌の手伝いをさせられている、ごらく部のみんな。でも肝心の京子は爆睡しており、その間のあかりと結衣のおしゃべりがメインになっています。ごらく部の詳しい設立経緯が今になってようやく語られる一幕もあるのですが、ここでは京子と結衣、そしてあかりの友情が伺えます。


intermission.10☆ シャッターチャンス★

あかりが持ってきたデジカメに興味津々なみんなは、せっかくだからいろいろ珍しい写真を撮ってみようと試行錯誤します。みどころは、これまで想像の中でのみ描かれていた結衣の「満面の笑み」がついに本人によって披露されていることでしょうか。


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ちょっと怖い・・・。


intermission.12☆ 杉浦綾乃、華麗に登場!

普段は着ないような可愛い服を偶然もらってしまった綾乃。

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思い切ってそれを着て外に出てみたところ、いきなり京子に遭遇してしまいます。そのまま公園でちょっと話をすることになるのですが、お互いの趣味のことなど、いつもはしないようなちょっと踏み込んだ話もしています。

京子はあくまで普通の友達のように接していますが、綾乃のほうは京子を意識しまくりで、かなり乙女な内面が強調されています。これってデートじゃない!?」という、どこかの名場面名鑑に載ってそうなモノローグまで飛び出します。今回のでちょっとは京子との距離を縮められたんでしょうか。


intermission.13☆ 歳納京子ーーー!!先輩。

真面目な杉浦先輩(綾乃)を少しは見習いなさい・・・と向日葵に言われた櫻子が、その言葉どおりに綾乃の真似をしまくります。手本にされているとはいえ、自分の言動をそっくりそのまま真似される綾乃はかなり恥ずかしいようです。しかも、京子のいるごらく部に殴り込みをかけるという大切な日課さえも櫻子に奪われてしまい、もはや受難としか言いようがありません。

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でも最後は京子のほうから会いに来てくれて、ちょっとうれしそうでした。


intermission.14☆ 感じが欠けなくて独楽っちゃう

タイトルの字は正しくは「漢字が書けなくて困っちゃう」で、櫻子が漢字が苦手なことをフィーチャーしたエピソードです。ちなみに、体育の順番待ちの間の暇つぶしの話という設定で、ある意味それ相応のクオリティです。


intermission.15☆ わぁいあかりわんわんだ〜

なんか急にペットが欲しくなってしまったごらく部のみなさん。どんなペットが良いかをそれぞれ語りだすのですが、案の定いつもの小ネタ大会になっていきます。

ちなみにタイトルは、8巻にあったパジャマパーティー回のあかりの台詞。内容的には特に関係ないんですけどね。


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intermission.16☆ 夢見る少女でいられるよ

今日も生徒会室でろくに仕事もせず、ボーッとしている櫻子。途中から半分眠ってしまい、現実と幻覚夢が混同していきます。

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!!

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!?

それにしても全然働いてない櫻子。たしか向日葵に対抗して次期生徒会副会長の座を狙っているという設定だったと思うんですが・・・今となっては正気とは思えません。


おまけ漫画 〜魔女っ娘ミラクるん〜

巻末には作中劇「魔女っ娘ミラクるん」の漫画が12ページほど載っています。京子の好きなアニメということで断片的に語られることはあったものの、まとまったページ数が原作で描かれたのはこれが初めてかもしれません。

ストーリーは主人公の胡桃と親友の雷香(らいか)の日常を中心に描かれています。

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胡桃が正義の魔法少女「ミラクるん」である一方、雷香は実は宿敵「ライバるん」であり、2人はお互いの正体を知らないまま戦う・・・という王道かつシリアスな設定らしいのですが、実際はお約束をことごとく外した不条理ギャグ漫画です。

仲良しというわりには雷香をいじめているようにしか見えない胡桃の腹黒さと、そんな扱いに喜びすら感じているように見える雷香の従順ぶりがみどころ。


というわけで、煽り文のとおり「奇跡再び・・・オール描きおろし!」な第9巻。まあ、原稿はあるのに雑誌連載に載せないことで無理やり「描き下ろし」ということにした感じもなくはないのですが・・・。

とはいえ雑誌に載ったことのない初出の話ばかりなので、当然ながらとても新鮮な気持ちで読めました。ペットの回や写真の回、漢字の回などはいつもどおりのボケ合戦ですが、一部に意外と恋愛っぽい話があるのがみどころです。

特に綾乃が主人公の「intermission.12」は、ギャグもそこそこに綾乃の繊細な内面にスポットが当てられています。綾乃と京子が2人きりのシーンはかなり珍しい気がするので、綾乃がデートだと思って意識してしまうのも無理はないかもしれません。綾乃が別れ際に「また2人で遊んで」と言い出せなかったり、それを察した京子のほうから「また2人で遊んだりしよう」と誘ってくれたりと、「ゆるゆり」らしからぬくすぐったい距離感が表現されています。

この回も含め、今回の綾乃は非常に乙女な一面が強調されており、なにげない一言にも純情さが表れています。

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生徒会はお馬鹿さんと変人ばっかりなのでなおさら際立ちますね。

明確に恋愛感情を自覚し、かつ純情さを兼ね備えたキャラはこの作品では非常に貴重な気がします。あかりは純粋だけど恋愛にまだ興味がなさそうですし、ちなつは結衣が好きとはいえもはや単なるギャグ担当のイロモノ扱い。この作品で一番「恋する乙女」をしているのは綾乃ではないでしょうか。

というわけで、この「ゆるゆり」第9巻。いつもどおりのゆるいギャグを楽しみたい人にはもちろん、綾乃ファンにおすすめです。

  
 
この巻も一部店舗の特典としてコースターがもらえます。絵柄は16種類からランダムらしいのですが、今回もらえたのは綾乃と京子のデュエットシーンでした。

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今回の漫画の内容と合っていてちょっとうれしいかも。





ラベル:ゆるゆり
posted by trinder at 14:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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