2012年12月16日

つぼみ VOL.21 最終号

ちょっと遅くなりましたが「つぼみ VOL.21」の感想です。

今回の表紙は吉富昭仁さん。

つぼみ VOL.21 (まんがタイムKRコミックス GLシリーズ)

そして巻頭イラストは玄鉄絢さん。・・・が、ここで、「さいごのつぼみ」との気になる表記が。

tubomi21c.jpg

実は「つぼみ」は今回限りで休刊、つまりこれが最終号なのです。これまで特にそんな雰囲気は感じられなかったので、正直びっくり。

休刊の詳細はあとでまとめるとして、とりあえず掲載作品の紹介です。


しまいずむ(吉富昭仁)

今回も2話収録で、あきらとマリの話からスタート。サキ(マリの姉)がマリ達にどこまで進んでいるのか尋ねるのですが、なんとマリ達のほうがずっと進んでいて色々やっているらしいことが判明します。あきらとマリのカップルは作品中盤あたりからの登場でしたが、徐々に仲が進展していって最後にちゃんと結ばれたのはよかったです。

tubomi21k.jpg

2話目はいつもの遥と芳子たちの話。真冬の中であえて夏っぽいことをするという遊びをしており、いつもどおりのゆるい雰囲気です。お互いの妹のことが大好きだけど、実はそれ以上にお互いのことが好き・・・そんな感じの基本路線を最後まで引き継いだ内容でした。

作者の吉富昭仁さんの巻末コメントによると、この作品はこれで「ひとまず終了」とのことです。個人的には遥と芳子の関係にもう一歩い踏み出した展開が欲しかったところですが、こんなゆるい感じで終わるのもこの作品らしいかもしれません。


魚の見る夢(小川麻衣子)

明るい回とシリアス回の差が激しい気がする作品ですが、今回は過去の回想や肉親との確執なども盛り込んだシリアス回です。巴と姉妹としての一線を越えようとする御影ですが、自分の気持ちがわからなくなってしまった巴は逃げ出してしまいます。

というわけで、まだまだ終わりは見えません。作者の巻末コメントには「続きはWebで」という告知がされているので、Webでの完結を期待。


ひみつのレシピ(森永みるく)

文化祭で、料理部のみんなはかわいい制服のカフェを出店。これが終われば3年生である部長は一応の引退になるため、若槻に残されたチャンスは残りわずか。このところ悩んでばかりだった若槻ですが、最後に勇気を出すことはできるんでしょうか・・・?

tubomi21f.jpg


となりの(rin)

ずっと隣に住んでいる幼馴染を、いつからか意識してしまい自然に話ができなくなってしまった女の子のお話。そんなぎこちない雰囲気になってしまった理由も含めだいたい想像どおりの展開ですが、シンプルさゆえに読みやすい佳作だったのではないでしょうか。

tubomi21g.jpg


エデンの東戸塚(袴田めら)

2話収録。1話目は菊ちゃんと日吉さんが温泉に行きます。2人っきりの旅行ということで、2人の関係に何かしら進展があるのかと思いきや・・・主にギャグとお色気の回でした。

2話目では早くも温泉から帰ってきて通常営業。部誌を作ろうということでみんなで絵を描きます。ネタ回かと思いきや、菊ちゃんが自分の存在意義について悩むような描写もあり、今後の展開に関わってきそうです。


星川銀座四丁目(玄鉄絢)

前々号で完結し、前号のオマケ話に続いて、今回もまたまた登場。といっても正確には漫画本編ではなく、「星川銀座四丁目」の連載経緯や制作中の裏話などを綴った「あとがき」的なものです。単行本にでも入れればいいような気もしますが、「つぼみ」最終号ということで最長期連載作品の1つであるこの作品の裏話はちょっと感慨深いところもあります。

tubomi21e.jpg
なんかどこかで見たようなキャラクターの絵も・・・。

完結編となる単行本3巻は来年2月発売だそうです。


つぼみ休刊のお知らせ

巻末には休刊の告知が載っています。

tubomi21a.jpg

ここでも語られている通り、2009年にVol.1が創刊ということで、思えば早や4年です。最初は季刊だったものの途中から隔月刊になり、競合誌の百合姫と交互に読めるようになっていました。なくなってしまうとなるとやはり寂しいです。

「休刊のお知らせ」では、これまでの応援への感謝の言葉が述べられているものの、休刊の経緯や理由は特に書かれていません。もともと編集の意向や読者の声を公開する場がなく、内部がどうなっているのかよくわからない雑誌だったこともあり、急とも思える休刊の理由は気になるところです。編集者ブログでも今のところ特に休刊に関するコメントはありません。

推測になりますが、休刊の理由としてとりあえず思いつくのは、やはり売上でしょうか。具体的な売り上げ部数は不明ですが、同じ芳文社の漫画雑誌の「きらら」シリーズなどと比べるとこれといった話題作に恵まれなかった気がします。掲載作品の質自体は悪くなかっただけに、百合姫でいう「ゆるゆり」のようにライト層にもウケる作品を出せなかったのは残念なところです。


続きはWebで

「つぼみ」本誌は休刊ですが、Web版は続きます。本誌で連載されていた未完作品の多くはWebに移行して続きが描かれるそうなので、そのへんの心配はなさそうです。

過去にはWeb版に移行するといいながらそもそもWeb版なんて開設すらされなかった百合雑誌も存在するので、実際に稼働しているWeb版がすでに存在しているのは心強いところ。本誌の休刊に当たって連載作品を無理やり打ち切るような形にはならなかったのが救いです。「ひみつのレシピ」など、長期連載しつつもまだ完結していなかった作品の結末を楽しみに待ちたいと思います。

tubomi21d.jpg


つぼみ VOL.21 (まんがタイムKRコミックス GLシリーズ)
つぼみ VOL.21 (まんがタイムKRコミックス GLシリーズ)

とらのあな特典のイラストカードは玄鉄絢さんが担当。
tubomi21l.jpg

思えばこれも最後ですね。
 
英会話

DMM GAMES 遊び放題

ラベル:つぼみ
posted by trinder at 00:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック