
ちなみに今回も店舗特典がいろいろありますが、ゲーマーズだとこんな感じのちょっとセクシーなブックカバーがもらえました。

いつぞやの仕返し
巻頭のカラーページでは、春香が眠っている優に「いつぞやの仕返し」をしています。

ちなみに「いつぞや」というのは、第1巻の巻末の描きおろしパート。

ここは先日アニメ化もされました。

続いて、漫画本編。
生徒会長・乙川澄
今回から作中時間が2年目に入っています。春香達のクラスのメンバーに特に変更はないようですが、卒業した美月の後をついで生徒会長になった乙川澄の活躍に注目です。

3巻目あたりから急に目立ち始めたキャラでしたが、「〜じゃ」口調を急にやめたり、かと思ったらまた元に戻したりと、今回も色々とブレブレです。
生徒会長としての実力も美月と比べるとまだまだ。ですが、落ち込んでいるところを春香に励まされたり慰められたりしているうちに、いつしか春香のことが気になるようになります。そしてある時、春香に「お姉ちゃんになってくれませんか」とおねだり。


ここで澄が言っている「お姉ちゃん」というのは、要するに相談に乗ってくれたりとか、頭を撫でてくれたりとか、ぱふぱふしてくれるとか、そういう特別な関係のことのようです。
後輩に「お姉ちゃん」になってとせがむ生徒会長・・・かなりダメダメです。ですが、春香は天然だからか、それとも困っている人を放っておけない性格ゆえか、なんとOKしてくれます。というわけで、その後のお話でもたびたび澄のお姉ちゃんとして振舞う春香の姿が見れます。

優が見たらどう思うことやら・・・。それにしても、春香は年上(特に生徒会長)にモテますね。
坂井理奈
先輩キャラついでに紹介すると、昨年の副会長だった坂井理奈が登場するエピソードもあります。理奈は元々あまり目立った活躍はありませんでしたが、第3巻では美月に告白とも取れる台詞を言っており、その後が気になるキャラでした。
※第3巻

そんな理奈ですが、現在はなんと美月と一緒に暮らしているようです。今回の出番は、美月との仲のことを妹の優に相談しにくる形での登場となっています。
理奈は優と春香の関係を知っており、自分の美月への気持ちも明確に恋愛と自覚したうえで相談しています。これはかなり本気の予感。美月のほうは理奈の気持ちに気づいていないようですが、今後の展開が気になるところです。
ちなみに、このエピソードから理奈が優を勝手に「義妹」扱いするようになります。

気が早すぎです。
春香×優
先輩たちの紹介が続いてしまいましたが、この作品の主役はもちろん春香と優。今回も様々な状況でキスしてくれます。
上述の理奈のピソードでもしっかりキスしています。

ちなみにこの間、理奈は押し入れの中。
個人的に好きだったのは、AED講習の回。本来ならそれ用の人形を使って心臓マッサージや人工呼吸をする授業なのですが、春香は生身の優を使って実習します。さすがです。

桜が綺麗ですね
全体的にはいつも通り春香の側からイチャイチャする場面が多いですが、優のほうから告白チックな台詞を言う場面も。

それにしてもこの夏目漱石ネタ、なぜか百合界隈で大人気です。
※「落花流水」第7巻


やっぱりあの人の影響・・・というのは考えすぎでしょうか。
元ネタそのままではなく「桜が綺麗ですね」になっているあたり、この作品らしいアレンジだったと思います。
後半のエピソードでは、ちょっと久しぶりに美月が登場。もともと美月は春香に片思いしていたのですが、第3巻で春香と優の仲を認め、自ら身を引いていました。ですが今回また春香と会いたそうにしており、まさかまだ春香のことが・・・?

そんな気になるところで今回の本編はおしまい。以降のページにには特別編が収録されています。
桜Trick特別編 チェコレートトリック
バレンタインを描いた特別編。

あれ?つい最近どこかで見たような・・・と思ったら、先月出た百合アンソロジー「SAKURA」に出張掲載されていたエピソードです。
ですが、今回のは後半部分が新たな展開に差し替えられている「別ED ver」。春香が去年(中学3年の時?)のバレンタインの思い出を回想する新作パートが入っています。

この頃の春香と優はまだキスはしていませんが、ごく自然にチョコを渡し合うなど、すでにかなり仲が良かった模様。微笑ましいやりとりが描かれています。
そして最後は時系列が現在に戻り、思い出の場所でチョコの口移し。

「SAKURA」版のチョコの口移しは情熱的で色っぽい感じでしたが、今回のほうは上手く回想を絡めて綺麗にまとめられている感じ。こちらもなかなか良かったと思います。今後この話がアニメ化されることがあったら、果たしてどちらが正式なエンディングとして採用されるのかも気になります。
ドロップレター
特別編その2。漫画本編のほうでは今回やや大人しめだった、しずくとコトネがメイン。最近コトネが何か悩んでいるのではないかと心配したしずくが、不器用ながらも気持ちを聞き出そうとするお話です。実は(というかやっぱり?)コトネの悩みはたいしたことではなかったので、全体的には微笑ましい感じのストーリーにまとまっています。
最後は気持ちの通じ合った2人の綺麗なキスシーンで締められています。

珍しくちょっとテレているコトネが可愛いです。
というわけで、「桜Trick」原作コミックの第4巻でした。
今回から作中時間2年目ということで、人間関係に大小さまざまな変化が現れ始めているのがみどころです。そんな中でも春香と優のイチャイチャは相変わらずで、ありとあらゆる状況からキスに持っていくその姿はもはや芸術的にすら見えてきます。
個人的には、生徒会長の澄が後輩である春香を「お姉ちゃん」にしてしまった展開に驚愕です。突っ込みどころ満載ですが、この関係を優に気づかれてしまったら意外とシリアスな展開に突入する可能性も・・・?澄自身のストーリーにおける重要性も急上昇しているので、今後の展開から目が離せません。
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【各巻感想リンク】
桜Trick 第1巻(タチ)
桜Trick 第2巻(タチ)
桜Trick 第3巻(タチ)
ラベル:桜Trick
楓×ゆず最高です、ノンケとガチはやっぱ最高です。
しかし、春香の「あし」も美味しそうだが、スミスミ先輩・大学生になった美月さん・理奈先輩の黒パンティストッキング美脚……たまりません(シニソ〜)。