2014年08月23日

Strike Witches(ストライクウィッチーズ英語版)第1話

秋から新作OVAシリーズ「Operation Victory Arrow」の公開も予定されている「ストライクウィッチーズ」。




今回は、これまでの復習と英語の勉強をかねて、TVシリーズ第1期の北米版Blu-rayを購入してみました。

ストライクウィッチーズ 第1期 S.A.V.E. 北米版 / Strike Witches: Season 1 S.A.V.E. [Blu-ray][Import]ストライクウィッチーズ 第1期 S.A.V.E. 北米版 / Strike Witches: Season 1 S.A.V.E. [Blu-ray][Import]

Funimation
売り上げランキング : 1910

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


北米版なので英語音声がデフォルトになっていますが、日本語音声も収録されていますし、「リージョンA」なので日本のプレイヤーでも再生できます。エピソードもきちんと全12話を収録。現在amazonでは2000〜3000円程度で売られているので、実は日本版のBlu-ray Boxを購入するより遥かに安く済みます。


※日本語版はBlu-ray Boxの通常版が定価22680円、amazonでの実売価格16000円前後。
ストライクウィッチーズ Blu-ray BOX スタンダードエディションストライクウィッチーズ Blu-ray BOX スタンダードエディション

角川書店 2012-11-30
売り上げランキング : 17378

Amazonで詳しく見る
by G-Tools



パッケージ


パッケージはこんな感じ。

sw_e1.jpg

sw_e2.jpg

左上にある「WINNING THE WAR ON PANTS!」はキャッチコピーでしょうか。直訳すると「パンツで戦争に勝つ」と言いたいところですが、「pants」はアメリカ英語では日本で言う「ズボン」のことなので正しくは「ズボンを履いて戦争に勝つ」でしょうか。日本語版でもウィッチ達がはいてるアレは「ズボン」とされているので、ややこしいですが設定的には合っていますね。

sw_e3.jpg


さっそく第1話から鑑賞してみます。

以下では英語版の台詞をいくつか紹介しますが、聞き取りや解釈は私が勝手にしたものなので正確でない恐れがありますのでご了承ください。


EPISODE1: MAGICAL GIRL

sw_e4.jpg

第1話のサブタイトルは「MAGICAL GIRL」。日本語版でのサブタイトル「魔法少女」に忠実です。

ストーリーやシナリオも言うまでもなく日本語版と同じ。冒頭ではまず世界観の説明がされ、続いてウィッチ達の活躍が顔見せ的に描かれます。そして扶桑皇国に舞台が移り、主人公の芳佳が満を持して登場。芳佳は木の上に取り残された子猫を無謀にも助けようとし、親友の「みっちゃん」達を心配させています。

ここはシーン全体の流れとしては日本語版とほぼ同じなのですが、実は台詞単位ではちょくちょく日本語版と違うことを言っています。また、このBlu-rayは英語字幕を出せますが、こちらもまた英語音声と内容が違います。ヒアリング用ではなく、日本語のオリジナル音声で楽しみたい欧米人向けの字幕なのかもしれません。


以下は、子猫を助けようとする芳佳とみっちゃんの会話。

sw_e6.jpg

日本語版: 「絶対助けるから!」

英語字幕: I will rescure it!
(私が助ける!)

英語音声: Alright! Almost there!
(よし!あと少し!)

英語字幕はほぼ日本語版にほぼ忠実ですが、英語音声は芳佳の「命を助けたい」という気持ちが表現されていないようにも思えます。シーンの流れとしては特に不自然ではありませんが・・・。


そしてそんな芳佳を心配そうに見守るみっちゃん。

sw_e5.jpg

日本語版:「芳佳ちゃん・・・」

英語字幕: Yoshika…
(芳佳・・・)

英語音声: Be careful…
(気をつけて…)

やはり英語音声だけ日本語版と違うことを言っています。もっとも会話の流れとしてはこれはこれで筋が通っているため、わかりやすさを優先するという意味ではアリなのかもしれません。


なお英語版(字幕・音声ともに)では芳佳とみっちゃんはお互いを本名の「Yoshika(芳佳)」「Michiko(美千子)」と呼び合います。日本語でのあだ名や愛称を英語でどう訳すかは訳者さんとしても悩みどころと思われ、一般的には「あえてそのまま使う」「英語風の愛称を新たに設定する」「本名に直す」などが考えられます。ストライクウィッチーズの場合は、本名に直すことにしたようです。

ちなみに森永みるくさんの漫画「Girl Friends」の英語版では日本語版での愛称をそのまま使って「Akko(あっこ)」や「chan(〜ちゃん)」「san(〜さん)」と読んでいました。

sw_e7.jpg



子猫を助けるためとはいえ無茶なことをした芳佳は先生に叱られますが、みっちゃんはそんな芳佳のことを強く信頼しています。

sw_e8.jpg

日本語版:
「やる気だけは一人前なんだから。まあ、それが芳佳ちゃんのいいところなんだけど。」

英語字幕 : The one area where you hold your own is enthusiasm. But I guess that is the one of best things about you, too.
(やる気だけは一人前なんだから。でもそれが芳佳の長所の一つでもあるよね。)

英語音声 : I suppose that's why I like you so much. You're always trying to do things as if you were already grown up.
(だから芳佳のこと大好き。いつも一生懸命だよね。)

英語字幕は非常に日本語版に忠実です。「hold one's own」で「一人前にできる」、「enthusiasm」で「やる気。」

英語音声は今回も若干ニュアンスが違うことを言っています。でも見ようによっては少し百合っぽくなっている気がするナイス意訳かもしれません。

あと「as if you were already grown up」の部分は直訳すると「まるで大人の人みたいに」ですが、芳佳のイメージからするとやや違和感があるような・・・?翻訳が難しいですね。



そして迎えに来るみっちゃんのおじいちゃん。

sw_e9.jpg

日本語版:「おお、美千子!」

英語字幕 : Michiko!

英語音声 : Hello, Michiko! HA HA HA!

すごくどうでもいいですが、英語音声版は若干台詞が増えていかにもアメリカンな感じになっています。「ハローミチコ、ハッハッハッハー!」


芳佳とみっちゃんは、おじいさんのトラクターで家まで送ってもらうことに。しかし事故によってみっちゃんはトラクターから振り落とされ、大怪我を負ってしまいます。

sw_e11.jpg

sw_e13.jpg

今見ると結構エグいシーンです。

ところで芳佳もトラクターから落ちているのですが、こちらはなぜか無傷。

sw_e12.jpg

正直こちらの落ち方のほうが危険ではないかと思うのですが・・・。


芳佳の必死の治癒魔法により、みっちゃんは一命を取り留めます。そして芳佳は、その現場を目撃した扶桑皇国軍の坂本少佐から「ストライクウィッチーズ」へのスカウトを受けることに。


以下は、坂本少佐が自己紹介をし「ストライクウィッチーズ」の名前を出す場面の台詞。

sw_e14.jpg

日本語版:「私は、連合軍第五○一統合戦闘航空団・通称ストライクウィッチーズ所属、坂本美緒少佐だ。」

英語字幕 : I am Major Sakamoto Mio of the 501st Joint Fighter Wing, also known as the Strike Witches.
(私は、第五○一統合戦闘航空団・通称ストライクウィッチーズ所属、坂本美緒少佐だ。)

英語音声 : I am a member of the elite squad, the 501st Joint Fighter Wing, also known as the Strike Witches. Major Mio Sakamoto.
(私は精鋭部隊である第五○一統合戦闘航空団、通称ストライクウィッチーズに所属している。坂本美緒少佐だ。)

相変わらず英語字幕は日本語版に忠実。英語音声も、自分で「elite squad(エリート部隊、精鋭集団)」を名乗るなど独自のくだりがありますが意味としてはほぼ同じ。

なお「第五○一統合戦闘航空団」の英語名が「501st Joint Fighter Wing」なのは日本においても公式のようです。販促ラジオのタイトルも「501st JFW.OA〜第五○一統合戦闘航空団公式放送〜」ですしね。


ちなみにこの坂本少佐ですが、声優さんが無理に声を低くしている感じだった日本語版と違い、英語版では戦闘時以外はわりと普通の女性らしい声になっています。でも特徴的な「ハッハッハ」という笑い声は英語版でもきっちり再現。



坂本少佐によってウィッチにスカウトされる芳佳でしたが、争いを好まない性格から一度は断ります。しかし、死んだはずの父親からの手紙が欧州から届いたことで状況は一変。芳佳は父親の手がかりを求め、欧州まで坂本少佐に同行することになります。


以下は旅立つ芳佳がみっちゃんに別れを告げるシーン。ちなみにさっきからみっちゃんのシーンばっかりなのは趣味です。

sw_e15.jpg

日本語版 : 「みっちゃ〜ん、元気でね」

英語字幕 : Michiko, Take care!
(美千子、元気でね)

英語音声 : Michiko, I miss you so much! Take care, ok?
(美千子、すごく寂しくなるよ!元気でね!)


日本語版では短めの台詞を伸ばして喋っている感じだったのが、英語音声ではやや早口に喋っており、情報量が増えています。「会えなくて寂しくなる」というニュアンスが強調されたので結果的には少し百合っぽさが増したかも?


芳佳の艦内での生活が描かれたり、欧州にいるウィッチ達が顔見せ的に映ったりしつつ、ネウロイが襲来するところで次回に続きます。

sw_e16.jpg

以下は次回予告。

日本語版:「轟音は空気を裂き、少女の心を揺さぶる。失意の中見上げる先にあるのは、敵の姿か、それとも希望か。次回ストライクウィッチーズ『私にできること』」。

英語字幕 : The roaring sound rips through the air and rips the girl's mind. Amid the disappointment, is it the enemy that is seen ahead, or hope? On the next Strike Witches : "That which I can do".
(日本語版をきわめて忠実に翻訳した内容。)

英語音声 : The roar of the enemy shook her young heart to the core. Will she succumb to her fear or face the enemy? Next time on Strike Witches: "That which I can do."
(敵の咆哮が少女の心を震わせる。彼女は恐怖に屈するのか、それとも敵に立ち向かうのか。次回ストライクウィッチーズ『私にできること』。)

ここでも英語音声のみ、日本語版の純粋な翻訳に留まらず、ちょっと違うことを言っています。こちらもこちらで結構かっこいいのでありかも?



というわけで英語で第1話を振り返ってみました。個人的な趣味により、気づいたらみっちゃん関係ばかり紹介してしまいました。

英語部分に関してとりあえず言えるのは、英語音声はちょくちょく内容を改変しているということです。意訳などではなく、明らかに違うことを言っている場面が多々あります。ですがそれが意外と違和感なくシーンに溶け込んでおり、こういう台詞でもアリかもと思えてくる不思議な感じ。日本語版とは台詞の内容が異なっていることを理解しつつ、ニュアンスの違いを比べてみるという鑑賞法をすればなかなか楽しめるのではないかと思われます。

一方、英語字幕のほうは英語音声とは別物で、日本語版の内容にきわめて忠実な訳です。結果として2種類の違う翻訳が楽しめるので、勉強用としては非常に参考になります。

声優さんは特別日本語版に似せている声質ではありませんが、それぞれキャラクターの特徴を掴んだ演技をしており、違和感なく聞くことができます。個人的には、比較的柔らかい女性らしい声になりながらも「HA HA HA」だけはきっちりやってくれる坂本さんが面白いです。


日本のアニメを元に英語の勉強をしたい人や、TVシリーズのBlu-rayを安価でそろえたい人には今回紹介した北米版が非常におすすめです。

ストライクウィッチーズ 第1期 S.A.V.E. 北米版 / Strike Witches: Season 1 S.A.V.E. [Blu-ray][Import]ストライクウィッチーズ 第1期 S.A.V.E. 北米版 / Strike Witches: Season 1 S.A.V.E. [Blu-ray][Import]

Funimation
売り上げランキング : 2599

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

ストライクウィッチーズ 第2期 S.A.V.E. 北米版 / Strike Witches: Season 2 S.A.V.E. [Blu-ray][Import]ストライクウィッチーズ 第2期 S.A.V.E. 北米版 / Strike Witches: Season 2 S.A.V.E. [Blu-ray][Import]

Funimation
売り上げランキング : 1818

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

第501統合戦闘航空団フラッグ付き「ストライクウィッチーズ Operation Victory Arrow Vol.1 サン・トロンの雷鳴」前売り券第501統合戦闘航空団フラッグ付き「ストライクウィッチーズ Operation Victory Arrow Vol.1 サン・トロンの雷鳴」前売り券

KADOKAWA / 角川書店 2014-09-17
売り上げランキング : 1973

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


◆Strike Witches(英語版ストライクウィッチーズ)その1

◆Strike Witches(英語版ストライクウィッチーズ)その2
◆Strike Witches(英語版ストライクウィッチーズ)その3
◆Strike Witches(英語版ストライクウィッチーズ)その4



posted by trinder at 20:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック