2015年06月25日

小百合さんの妹は天使(伊藤ハチ)第2巻

伊藤ハチさんの「小百合さんの妹は天使」第2巻を読みました。



地味に生きていた姉・小百合さんのもとに13年ぶりに現れた、とても可愛い妹・美琴。しかもなぜか彼女は「天使」になっていて・・・。という作品です。

この間の記事では、第1巻を紹介しました。続く第2巻は、2人の母親から電話がかかってくるところから始まります。

母は13年前の離婚以来、美琴には会っていません。小百合さんとも決して仲は良くない模様。それが今さら、美琴に会いたいとか、引き取りたいとか言ってきました。小百合は少し憤りつつも、言われた通り母に会うことを美琴に勧めます。

しかしこれが美琴の怒りを買ってしまいます。美琴はあくまで小百合とずっと一緒にいたい…というか恋人になりたいと思っていたのです。小百合は思わず「姉妹は恋人になれないのよ!」と叱ってしまいます。

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真面目な話のはずですが、色々と突っ込みたくなる発言です。姉妹以前に同性である点はスルーでしょうか?

とにかく、この時の口論がきっかけで2人はちょっと喧嘩してしまうことに。初めての姉妹喧嘩に、小百合も美琴も落としどころがわからず戸惑います。

しかし最後は、小百合への愛を曲げない美琴に小百合がひとまず折れる形で、仲直りできました。

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「ごめんねおねえちゃん。やっぱり私、おねえちゃんおことが好き。」


仲直りの後は、喧嘩の反動なのか「セックスしたい」とか言いだしたりも・・・。

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男鹿くんと姫ちゃん

この巻の後半は、小百合さんと同じ花屋で働く王子様系女子の「男鹿くん」がメイン。

ある日男鹿くんは、偶然出会った女の子から男子と間違われ、一目惚れされてしまいます。

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この子の名前は、姫子。男鹿くんとは対照的に、容姿・性格ともにいかにも女の子という感じ。ただしちょっと見栄っ張り。美琴と同じ学校に通っているようです。

姫子は途中で男鹿くんが女だと知って激怒。しかし、どうせならそのまま男になりきって彼氏のフリをしてほしいと無茶苦茶なことを頼んできます。友達に見栄を張りたいようです。

最初はあくまで見せかけだけのデートをしていたはずの2人。しかし、男鹿くんの天然女たらしぶりに次第に姫子は本気で惹かれていって・・・?

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第2巻の内容はこんな感じです。

序盤に母親の登場で少しシリアスな空気になりつつも、その後は以前どおりのシスコンラブコメに戻っています。日常シーンが楽しい作品なので、急展開せずにひとまず当初のままのノリで続いてくれて一安心。


後半は、実質的に男鹿くんが主人公になっていました。第1巻を見る限りでは小百合と美琴の間に入って三角関係になりそうな予感もありましたが、今回姫子という固有の相手役が出てきたのはちょっと意外でした。自分の性別的アイデンティティに悩む中性的な女の子と、いかにも女の子らしい女の子の組み合わは王道ですね。

ただ、基本姉妹ものである(と期待されたであろう)「小百合さんの妹は天使」で見たかったかというと現状判断に困るところかもしれません。今のところ小百合×美琴のストーリーからほぼ独立してしまっていますが、今後上手く絡んで来たら面白くなりそうです。


美琴の「天使」化の謎や、小百合と「恋人」になりたい真意を始めとして、まだまだ気になる要素がたくさんある作品です。2016年初春発売予定の3巻も楽しみです。

 

こちらはとらのあな特典の4Pリーフレット。上手い具合に隠れてますがキスシーンもあり。

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作者の伊藤ハチさんは次の百合姫にも参加予定。今注目の百合作家さんだと思います。




「屋上の百合霊さん」のコミカライズもやってたり。




posted by trinder at 10:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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