2016年03月27日

ななしのアステリズム 1巻・2巻(小林キナ)

小林キナさんの「ななしのアステリズム」を読みました。1巻・2巻同時発売です。

 

白鳥司・琴岡みかげ・鷲尾撫子はいつも一緒の親友どうし。

asuterisum1ew2.jpg

しかし、司には秘密がありました。実は、撫子に恋をしていたのです。でも今の3人の関係を壊すのが怖くて、何も言いだせない毎日。

そんなある日。司は保健室で、撫子が眠っているみかげにキスしようとしているところを目撃してしまいます。

asuterisum1ew3.jpg

撫子はみかげにひそかに片思いしていたのです。撫子からそのことを打ち明けられた司は、思わず「応援する」と宣言してしまいます。しかしこれが、事態を余計にややこしく・・・?

ちなみにみかげがどんな娘かというと、表面的には彼氏をとっかえひっかえしている軽い娘として振舞っています。しかしその行動の裏には、本当の想い人への叶わない恋がありました。実は、みかげは・・・。


ストーリーが進むにつれ、司・みかげ・撫子は誰が誰に特別な感情を抱いているかに薄々気づき始めます。でも現在の3人の関係を壊したくないために、なかなか一歩を踏み出せない毎日。たまに他の娘の恋を応援してあげたりして、それがさらに余計な誤解を生んで、の繰り返し。

asuterisum1ew1.jpg

こうして、女の子3人の噛みあわない三角関係は続いていきます。



中学生の女の子3人の百合な三角関係を描いた作品です。

女の子たちがそれぞれに恋に悩む姿が、活き活きと描かれています。特に事実上主人公として描かれている司が魅力的。外見は綺麗な黒髪ロング(この髪型も百合的に理由がある)の可愛い女の子なのに、言動はがさつでわりと感情のままに行動しがち。このギャップが強い個性になっていると思います。そんな彼女が同性に恋してしまい、彼女なりに悩む姿が作品の大きな部分を占めます。


ちなみに、2巻の表紙を見てもわかるように男性キャラもちょくちょく登場します。特に出番が多いのは昴と恭介。

昴は司の双子の弟で、重度のシスコン。さらに女装趣味があり、カツラをかぶれば司そっくりに変装することもできます。

恭介は、司に告白してきた男子。彼の告白が、司と撫子・そしてみかげの関係に少なからず波紋を呼ぶことになります。

百合的にはかなりの不穏分子に見えるこの2人ですが、今のところはむしろ良い感じのエッセンスになっている印象です。あえて男性を登場させることで、女の子同士で恋をしてしまった主人公3人の特異性を際立たせているように思います。今後どのような形で話に絡むのか、いろいろな意味で注目です。


基本は明るく楽しく、でもたまにちょっと切ない素敵な百合漫画だと思います。だいぶこんがらがりつつある女の子同士の三角関係がどうなっていくのか、第3巻も楽しみです。

 
 
posted by trinder at 07:33| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック