2016年05月25日

英語版カードキャプターさくら(Cardcaptor Sakura)

最近、アニメ版の再放送や漫画の新作発表で話題の「カードキャプターさくら」。ちょっとしたリバイバルブーム中です。

「カードキャプターさくら」は海外でも非常に人気の高い作品です。この作品の英語版で日本に興味を持ったという人までいるとかいないとか。

英語版ももちろん制作されています。原作漫画の英語版は電子書籍化されているので日本からもお手軽に購入可能です。

 

 

日本語版のコミックが全12巻だったのに対し、この英語版は全4巻構成。1冊あたりに日本語版3冊分にあたる内容が収録されている計算になります。


私はまだ読んでいる途中ですが、翻訳のレベルはかなり高いと思います。子供向けらしくシンプルで明解な表現になっていてわかりやすいです。カードに関する表現(呪文とか)はちょっと古めかしい英語になっていたりと、細かい雰囲気作りもばっちり。ファンタジーものですが舞台が現代日本(当時)なので、日常英会話の勉強にも有用です。


違う意味の「好き」

さくらの親友・知世はさくらのことが大好き。序盤の運動会の話では、単なる友情ではなく恋愛感情であることが示唆されます。

以下は、日本語版。

sakura_e12.jpg

知世「わたしも、さくらちゃんが大好きですわ。」
さくら「わたしも」
知世「きっと、さくらちゃんとは違う意味での『好き』ですけど」
さくら「なにか言った?」
知世「さくらちゃんがもう少し成長したらお話しますわ」


このシーンは、英語版だと以下のようになっています。

sakura_e13.jpg

"I really love you too, Sakura-chan!"
(わたしも、さくらちゃんのことが本当に大好きですわ)
"Me too, Tomoyo-chan!"
(わたしもだよ、知世ちゃん!)
"I think we're talking about different kinds of love, Sakura-chan."
(わたし達が話している『好き』は、違う種類の『好き』のようですね。さくらちゃん)
"Did you say something?"
(何か言った?)
"Sakura-chan, I'll tell you when we're older."
(わたし達がもう少し大きくなったらお話しますね)

日本語版にほぼ忠実に、かつ英語として自然な形になった良い感じの翻訳だと思います。


わたしが欲しかった『好き』

ちなみに、知世の母親はさくらの母親に恋していました。

sakura_e14.jpg

さくら父「撫子さんも君が大好きだったよ」
知世母「でも、わたしが欲しかった『好き』じゃなかったわ」


英語だと以下のような感じ。

sakura_e15.jpg

"Nadeshiko-san loved you too."
(撫子さんも君が大好きだったよ)

"But, not the way I wanted her to."
(でも、私が求めていたふうに『好き』にはなってくれなかった)


こうして親子二代に渡って続く、百合のDNA。果たして、知世はさくらを同じ意味で「好き」にさせることができるのでしょうのか…?

以前からのファンならすでに結末はご存知だと思いますが、最近のリバイバルで興味を持った方は是非ハラハラしながら今後の展開を楽しんでもらいたいと思います。

なお、アニメ版では直接的に百合を連想させるシーンはほぼカットされていますのであしからず。
 

 

 
ラベル:電子書籍
posted by trinder at 05:37| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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