2016年10月18日

「ハルユリ」第2巻(完結)/ ななつ藤

ななつ藤さんの「ハルユリ」第2巻の感想です。



今回で完結となっています。


タイトルにユリと付いている通り、この作品は完全な百合もの。カップルの多さと展開のスピーディーさが持ち味です。視点もだいたい2ページ単位くらいでめまぐるしく変わっていきます。


蘭子×小町

天然女たらしな蘭子と、彼女を慕う天真爛漫な小町。一応この作品の主役的な扱いのカップルで、第1巻の表紙にも抜擢されていました。

今回の第2巻でも要所でイチャイチャを見せつけてくれます。最初は小町からのアタックに戸惑っていた蘭子も、いまやすっかり受け入れつつあるようです。

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ちなみに蘭子には凜子という妹がいて、一部のシーンで登場します。蘭子とは「ガチで姉妹百合」な関係だとか(杏&あい談)。


杏×あい

杏はオタク全開の眼鏡女子。特に百合ものが大好き。あいは、そんな杏とは正反対のギャルっぽい女の子……だったのですが、杏に見せられた百合漫画にすっかりハマってしまいます。そんな2人のカップル。

今回この2人はあまり話に絡むことはなく、他カップルの賑やかしに徹しているような印象です。あいのギャル要素もほとんど無くなり、杏と一緒に百合萌えトークしているシーンがほとんどになっています。

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蘭子×小町のカップル同様、こちらもすでに十分仲良しになっているのでこれ以上波瀾を描く必要がなかったのかもしれません……。


星奈×瑞希

生徒会長の星奈と、副会長の瑞希。周囲にはとてもそうは見えないけど、実は付き合っているという関係です。しかも、生徒会長であり年上な星奈のほうが実は甘えん坊。

第1巻ではやや出番少な目なカップルだったのですが、今回はなんと表紙に抜擢されています。出番もかなり多く、特に生徒会選挙のエピソードではストーリーの中心です。以後も他のカップルのエピソードに絡んで活躍します。

大人しそうな瑞希のほうが実は星奈をリードしている……という関係は第1巻でも示唆されていましたが、今回さらに顕著になっています。もはや周囲にもそういう面を隠していないような気がします。

ストーリー本編開始以前から付き合っているのも、他のカップルと異なる点。キス以上の関係にすでに進んでいることが何度か描かれます。

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沙希子×遥花

教師の沙希子と、教え子の遥花。遥花の猛アタックに、沙希子は自制しつつも流されて行って……という関係です。

今回は、遥花に恋する翠(みどり)という女の子が登場。教師と生徒であることを理由に沙希子から距離を取られつつあった遥花は、翠のことも真剣に考えるようになり……?

というわけで、まさかの三角関係に突入。この2人(3人?)が作品の主役かというくらい目立っています。

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ドラマ性という点ではこの作品随一のエピソードとなっています。



基本的には、どのカップルもハッピーエンドです。登場するカップルの数が多いので、お気に入りが見つかる可能性は高いと思います。

ただし全2巻で完結のためか、やや駆け足な感じはあるかもしれません。カップルの数が多いことに加え、1つのエピソードの間に何度も視点が変わるので慌ただしい印象も。第1巻の時点でそういう傾向はあったので作風なのかもしれません。このあたりは好みの問題だとは思います。

登場人物のほぼ全員が明確にカップリングされており、それぞれの話を同時展開するという手法は百合漫画としては珍しいものだと思います。講談社は百合漫画を出している印象自体あまり無かったので、そういう意味でも貴重でした。

気になるキャラクターやカップルがいる人は、是非読んでみてください。シリアスな場面もありますが基本はラブコメなので楽しく読めると思います。

 
 
ラベル:ハルユリ
posted by trinder at 00:28| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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