2016年12月24日

「怜-Toki-」第1巻 (小林 立 / めきめき)

実写ドラマ化&映画化で話題の「咲-Saki-」シリーズ。そんな中、新たなスピンオフが登場しました。



タイトルは「怜-Toki-」。「阿知賀編」に登場した人気キャラクター・園城寺怜(おんじょうじ とき)を主人公にしたストーリーです。いわばスピンオフのさらにスピンオフ。

漫画担当は、「オンリー☆ユー ~あなたと私の二人ぼっち計画~」のめきめきさん。最近は「エクレア あなたに響く百合アンソロジー」にも参加していましたね。

ちなみに、「咲-Saki-」本編の作者である小林立さんは今回は「原案」となっています(「阿知賀編」や「シノハユ」では「原作」となっていました)。そのためか、全体的にめきめきさんの個性がかなり強く出ている印象です。


あらすじ

小学5年生の大人しい女の子・園城寺怜は、クラスにもなじめず憂鬱な日々。そんなとき、クラスの人気者である清水谷竜華(しみずだに りゅうか)が怜に声をかけてきます。怜は、なぜ竜華が自分なんかに構ってくれるのか理解できずに困惑します。

竜華いわく、怜と友達になりたいとのこと。ただしあくまで、おままごとの友達として。「大切な人」にはならいないで──そんな妙な提案をする竜華を、怜は不思議がりながらも受け入れます。どうせ単なる気まぐれなら付き合ってあげてもいいか、という軽い気持ちで。

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それから一緒に過ごすことが多くなった怜と竜華。麻雀も竜華との遊びとして、この頃から本格的に始めたようです。

おままごとの友達という実態はともかく、ハタから見る限り2人はかなり仲が良さそうです。これを見た竜華の友人達は怜に激しく嫉妬。特に野上葉子と進士あゆみという2人は、怜を竜華から引き離そうと目論みます。

しかし怜はいつしか竜華と一緒にいたいと思うようになっていました。怜は葉子に対し、どちらが竜華にふさわしいかを賭けて麻雀勝負を挑みます。

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負けた方は竜華の友達をやめるという条件です。

勝負は怜、葉子、あゆみ、さらには竜華本人を入れた4人で行われることに。竜華はこの状況に心を痛めているようで、もし竜華が勝ったら怜と葉子たちの賭けは無かったことにするとのこと。

対局は当初葉子のペースで進んだものの、何かに目覚めた(?)怜の猛追によって激戦に。さらに、怜と遊んでいる時は実力を隠していた竜華がついに本気を出し──?
 


そんな感じの、「怜-Toki-」第1巻 。

竜華の一番の友達の座をかけて麻雀対決、という展開が百合的に秀逸です。何でも麻雀で解決する「咲-Saki-」の世界観と、めきめきさん得意の百合コメディが見事な融合を果たしています。

スピンオフではあるものの初出設定や新キャラが多く、先が読めない楽しさがあります。特にストーリーの根幹となる怜と竜華の「おままごとの友達」設定はかなり意外。竜華がこのような関係を要求したのはいったいなぜなのか、そしてどうやって「阿知賀編」でのような本当の親友同士になるのか。今後の展開から目が離せません。怜の病気の描写がまったくといっていいほど無いのもかえって気になるところです。

めきめきさんの作品ということで百合テイストも豊富。「阿知賀編」でおなじみの膝枕シーンも早くも登場しています。

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ライバルともなんだかんだで良い感じに友情を育んだり。怜のほうから名前呼びして相手を照れされる意外な関係性です。

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良い意味でかなりはっちゃけたノリで、めきめきさんのテイストが強く表れている作品です。「咲-Saki-」ファンはもちろん、めきめきさんのファンも必見の作品だと思います。

   
 
タグ:咲-saki-
posted by trinder at 18:51| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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