2017年01月13日

「双角カンケイ。」第2巻(完結) / タチ

「双角カンケイ。」第2巻を読みました。「桜Trick」でおなじみのタチさんの作品です。



ひまりとあいりは双子の女の子。両親やごく親しい友人以外には見分けがつかないほど、そっくりな姿をしています。ある日、あいりはひまりのフリをして代わりにバイトに行きます。バイト先の先輩である朝霧ちさきは、あいりをひまりと間違えて告白してきました。最初はうまく話を合わせていただけのあいりでしたが、だんだん本当に朝霧先輩のことが好きになってしまいます。そして、以後もちょくちょく「ひまり」のふりをして朝霧先輩とデートするというかなり危ない橋を渡ることに。そんなところまでが第一巻のお話。

「双角カンケイ。」第1巻(タチ)


続く第2巻では、さまざまな偶然のイタズラによってあいりに正体バレの危機が迫ります。部活動の関係で「あいり」として朝霧先輩のいる高校に行くというかなりキワドイ一幕も。

さらには、朝霧先輩にストーカー気味に片思いしている雛菊ここみの参戦により、事態はさらにややこしくなっていきます。双子の姉になりすます妹VSストーカー女子、という異常な対決。

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持ち前の機転でいくつものピンチを乗り越え、「ひまり」として朝霧先輩との恋人関係を維持するあいり。朝霧先輩は天然なのか、あるいは思い込みが激しいのか、なかなか正体には気が付きません。しかし、ある時ひまりはあいりのしていることに気づいてしまいます。

実はひまりは、あいりと「一緒になりたい」という願望をずっと抱いていました。

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最近あいりと距離を置いているように見えたのは、その気持ちを抑えるため。

あいりの裏切りを知りつつも、朝霧先輩を傷付けたくないひまりは、ある決心をします。そして、物語は意外な結末を迎えることに。



こうして完結となる「双角カンケイ。」。

「桜Trick」のタチさんの作品ということで、一見ふんわりした雰囲気の百合ラブコメ。ですが主人公がわりと冗談で済まない秘密を抱えているため、ストーリーとしてはかなりシリアス。朝霧先輩との関係を維持するためにありとあらゆる嘘とつじつま合わせを行うあいりの姿は、ちょっとしたサスペンスもののよう。シリアスとコメディが交互に、かつ意外なタイミングで入れ替わっていく不思議な作風です。

基本的には朝霧先輩がメインヒロインですが、終盤のひまりの告白によって姉妹百合の要素も出てきます。ただ、ひまりの内面の描写はほぼ終盤の語り(すごく長い)のみに凝縮されています。このあたりはもう少しじっくり読んでみたかったかもしれません。サスペンスとしては主人公以外の思惑を簡単に明かすわけにはいかなかったというのもあるのでしょうが。


タチさんの「桜Trick」とは一味違った百合が読みたい人におすすめです。

 
 
posted by trinder at 05:55| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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