2017年04月25日

「ななしのアステリズム」第5巻(小林キナ)

小林キナさんの「ななしのアステリズム」第5巻を読みました。



司は撫子が好き、撫子はみかげが好き、みかげは司が好き……という女の子どうしの三角関係を描いたこの作品。お互いに誰が誰のことを好きなのか薄々気づきつつも言いだせず、余計に関係がこじれていく。そんなややこしい関係を、丁寧に描いてきました。

「ななしのアステリズム」第4巻(小林キナ)

続く第5巻は、なんと最終巻となっています。


撫子はみかげに好意を抱きつつも、告白するわけでもなく、ただ少しでも好かれようと微妙な態度を取るばかり。そんな撫子の気持ちに気づいているみかげはイライラを募らせ、ついに2人は喧嘩をしてしまいます。

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そして、2人を仲直りさせようとした司もまた、みかげから「うざい」と遠ざけられてしまいます。

こうしてバラバラになってしまった3人。ですが、司はみんなで一緒にいたいという素直な気持ちをみかげに伝えます。そして、みかげは不器用ながらも撫子と仲直りすることができました。

nanasi5c.jpg

こうしてみかげと撫子は元の仲良しに戻りました。一方で、撫子がみかげを好きなことを知っている司は2人からちょっと距離を感じ始めています。元通り仲良し3人組にはなれたけど、もし撫子がみかげに気持ちを打ち明け、みかげがそれを受け入れたとしたら……?そんなちょっと切ない予感とともに、物語は幕を下ろしています。



今回で完結となった「ななしのアステリズム」。ちょっと切ない未来を予感させつつも、司たちが元の仲良し3人組に戻るという結末でした。

3人のうち誰も自分の本当の気持ちを相手に告白しておらず、そういう意味では物語開始当初からの進展があるようなないような、ちょっとモヤモヤする終わり方です。これもまたこの作品らしいのかもしれません。個人的には、誰かが告白して3人の関係に動きが出るところまで見てみたかった気もします。


作品の終了について、作者さんのツィートでは「私の実力不足で次回で最終回となってしまいました」というコメントがされていました。


明言されているわけではありませんが、打ち切りなどによる早期終了を想像させます。終盤になって回想と独白が多用されていたのは、残された尺に可能な限りの情報を詰め込むための措置だったのかもと思ったり。


昴(司の弟。女装癖あり)と朝倉君(司に片思い中の男子)のほぼBLなエピソードも、今後の展開を予感させつつも現状維持といった感じに落ち着いています。元々昴も朝倉も司絡みで登場したキャラですが、だんだん司から独立して2人だけの世界を展開していましたね。百合ものの中に女装とBLを入れるのは賛否ありそうですが、個人的にはこの2人も意外と気に入ってたりしました。


見てみたかった展開がまだまだ残る感じの終わり方でしたが、もし可能ならまたどこかで続きが読めたらいいなと思います。



【電子版】



現在、第1巻が無料お試し版(期間が終わると読めなくなるバージョン)配信中&本編半額セール中です。

 
 
posted by trinder at 07:31| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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