2017年06月23日

「賭ケグルイ」第7巻 / 「賭ケグルイ双」第4巻

6月22日に関連作品が3作同時発売だった「賭ケグルイ」シリーズ。そのうち先日は「賭ケグルイ(仮)」を紹介しました。

「賭ケグルイ(仮)」第1巻(河本ほむら / 川村拓)

今回は残りの2作をまとめて紹介します。本編である「賭ケグルイ」第7巻と、スピンオフの「賭ケグルイ双」第4巻です。

なお、これ以前の(百合的)みどころは以前の記事で紹介しています。

「賭ケグルイ」6巻まで / 「賭ケグルイ双」3巻まで




「賭ケグルイ」7巻(河本ほむら原作、尚村透作画)



前巻までで、会長を除く生徒会の主要メンバーをだいたいやっつけてしまった夢子。そのためか、今回からは新展開になっています。

生徒会長の桃喰綺羅莉(ももばみ きらり)は、生徒会の解散と選挙の実施を宣言します。さらに次期生徒会長候補として、桃喰家につらなる一族が学園に乗り込んできます。将来日本を背負う人材を多く輩出するこの学園を支配することは、将来の日本そのものを支配する可能性すら意味します。こうして、学園は突如として選挙ムード一色に。

もちろんこの学園のことですから、普通の投票で選挙をするわけではありません。生徒は最初は各自1票ずつ持っているのですが、それをギャンブルで奪い合ってもよいことになっています。

桃喰の分家達は、手始めに夢子を潰そうともくろみます。最初に乗り込んできたのは、蟲喰恵利美(むしばみ えりみ)というゴスロリ少女。拷問を請け負う一族とのことで、提案してきたギャンブルも「指切りギロチン」という名前からしていかにもアレげなもの。

普通なら怖がるところですが、恵利美の対戦相手は夢子と妄(みだり)。2人もスリルであればあるほど興奮するギャンブル狂なので、むしろ嬉々としてプレイしてしまいます。

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かえって提案した恵利美のほうがドン引きです。変態2人に挟まれる形になってしまった恵利美は、果たして五体満足に帰れるのでしょうか……?


百合要素

6巻で最高潮だった百合度ですが、その反動か今回は大人しめです。むしろ普段どおりの感じに戻ったというべきかもしれません。

少々マニアックですが、妄の夢子への執着が百合といえば百合でしょうか。妄は以前一度夢子に敗北して以来、夢子にぞっこんです(性的興奮すら覚えているような描写も)。今回もそれは健在です。

ですが夢子からはむしろ嫌われており、妄の気持ちは一方通行です。夢子のギャンブル観では相手と公平にリスクを負うからこそ面白いのであり、妄のようにわざと危険を冒すのは単なる「死にたがり」だとか。今回も妄は同じようなことをしてしまい、夢子にさらに嫌われる羽目になります。

夢子に嫌われて涙目になっている妄は、ある意味純情なのでしょうか……?

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あとは夢子が芽亜里に抱き着くシーンがあったりする程度でしょうか。清華の綺羅莉への絶対の信頼も、短いながらに描かれています。



「賭ケグルイ双」第4巻(河本ほむら原作、斎木桂作画)

 

こちらはスピンオフ「賭ケグルイ双」の第4巻。ちなみに表紙に芽亜里と一緒に描かれているのは戸隠雪見(一応女です)。芽亜里の仲間の一人ですが、今回特別話に絡むわけではありません。


今回のストーリーは、芽亜里のクラス内の対立を描いたものです。その背景には、愛浦心(あいうらこころ。第1話で芽亜里に敗北した意地悪な女の子)による芽亜里への復讐計画があり……。

これまでの展開と比べてややスケールが小さくなった感がありますが、学園の日常風景を垣間見れるという点では面白い内容になっています。すでに数百億円規模の戦いになっている「賭ケグルイ」本編でも今更やりづらい題材でしょうし、スピンオフならではです。


百合的には、つづらが芽亜里に発破をかけるシーンがあるのがみどころ。これまでのように芽亜里に守ってもらうばかりでなく、つづらのほうから芽亜里をリードしようとする印象的な場面です。

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つづらが、自分が芽亜里に惹かれている理由をわりと具体的に語る場面があるのも良い感じ。

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今のところ、つづらは自分の芽亜里への気持ちをモノローグで語っているのみです。おなじみの「私の王子様」発言も心の中で言っているのみ。いつかはっきり本人に伝えることがあるのか、そのあたりも含め今後の展開が楽しみです。


ちなみにこの前の記事でも紹介しましたが巻末に「賭ケグルイ(仮)」の出張宣伝漫画があります。(おそらく)ここでしか読めないオリジナル。気に入ったら「賭ケグルイ(仮)」も読んでみてください。

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なお今のところ「(仮)」に登場するのは本編のキャラのみで、「双」固有のキャラは出ていません。個人的には夢子とつづらが芽亜里を取り合うところとか見てみたいのですが、果たして実現可能なのでしょうか……?



本編7巻・「双」4巻ともに、ギャンブルシーンが中心です。百合要素はアクセント程度。この作品は普段はだいたいこんなノリなので、ファンなら今回も楽しめる内容です。

 

7月にはアニメも開始し、さらに新たなスピンオフもリリースされます。しばらく「賭ケグルイ」から目が離せなそうです。






現在Kindleストアでは本編と「双」の各1巻が半額セール中です。無料お試し版もあるので、ここから入ってみるのもありです。

  
 


posted by trinder at 07:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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