2017年07月22日

「賭ケグルイ妄(ミダリ)」第1巻(河本ほむら / 柊裕一)

アニメも放映中の「賭ケグルイ」。今回は、「賭ケグルイ双」「賭ケグルイ(仮)」などに続く新たなスピンオフ「賭ケグルイ妄(ミダリ)」を紹介します。



「賭ケグルイ」本編に登場するキャラクター・生志摩妄(いきしまみだり)をフィーチャーした内容です。ただし必ずしも妄の視点は多くなく、濡羽綾女(ぬれば あやめ)という女の子が主人公のような扱いになっています。


作品の舞台はおなじみ、私立百花王学園。ここではギャンブルの強さですべてが決まります。濡羽綾女は、クラスメイトとのギャンブルの負けがこみ1000万円もの借金を抱えていました。とても払える金額ではなく、綾女は校舎の屋上からの飛び降り自殺を図ろうとします。そこに現れたのが、生志摩妄。

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妄は、綾女がこのまま飛び降りて死ねるかというギャンブルを持ち掛けます。そして綾女が間一髪で妄の手をつかんだことで、自殺はひとまず思いとどまることになりました。

妄は綾女のことが気に入ったのか、以後たびたび綾女の前に現れるようになりました。綾女は、妄に煽られる形でたびたび危険なギャンブルに挑戦する破目に。

普段は気弱で大人しい綾女ですが、極限まで追いつめられると下衆でドSな一面を覗かせます。そしてそれが鍵となって勝利を重ねていきます。妄が綾女につきまとっているのは、彼女のそんな隠れた一面を見抜き、評価しているからにも見えました。妄は、自分が委員長を務める美会員に綾女を誘います。

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「一緒に楽しもうぜ!」

そんなどこかの麻雀漫画の主人公のような台詞で、綾女を誘う妄。最初は気乗りしていなかった綾女ですが、果たして……?


そんな感じの、「賭ケグルイ妄(ミダリ)」第1巻。

タイトルに「妄」とついていますが、実質的な主人公は綾女。彼女の視点から妄のエキセントリックぶりを描いたような作りになっています。

リスク好きの危ない人というイメージが強い妄ですが、本作では(結果的にせよ)綾女を救う形になっています。そういえば「賭ケグルイ」本編でも、自分1人で貪欲にリスクを求めることで(結果的にせよ)周囲の人を助けていることが多かったように思います。ああ見えて実は学園きっての人格者である可能性も……?


百合要素

男性キャラはまったくといっていいほど登場せず、女の子同士の絆や確執がメインとなっています。そういう意味では「双」以上に百合的に期待できるかもしれません。

とりあえずは、主人公格の綾女と妄に注目でしょうか。綾女の隠された本性に惹かれる妄は見ようによっては百合っぽいかも。半分ネタですが、わりと直接的に百合を狙ったカットもあります。

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一方で綾女の妄への気持ちがどう変化していくのかも気になるところ。


また、後半の敵として登場する羽々切直愛(はばきり なおえ)というキャラも注目です。生真面目な性格の美会員副委員長で、委員長なのに仕事をしない妄に反感を抱いています。

……かと思いきや、実は妄に懸想していることが明らかになります。

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「この私があんな女に懸想しているなんて」

思わず懸想を辞書で調べてしまいました。

け‐そう〔‐サウ〕【懸想】
[名](スル)《「けんそう」の撥音の無表記》思いをかけること。恋い慕うこと。けしょう。「ひそかに懸想している」
出典:デジタル大辞泉

副委員長という立場上レギュラー出演が期待できそうなので、今後の活躍にも注目です。
 
  
 


ラベル:賭ケグルイ
posted by trinder at 20:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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