2018年03月05日

芳文社セールから未紹介作品を特集 「ヴァンパイアちゃんが狙ってる。」「こはる日和。」第2巻

芳文社・白泉社のコミックに45%前後のポイント還元が付くセールが開催中です。本日3月5日が最終日(公式で正確な日時の告知はないため、早期終了の可能性もあり)。

【参考記事】
Kindleで芳文社・白泉社コミックがポイント約45%還元セール 2月末発売の最新作も

前回の記事に続き、今回もセール対象の中からこれまでブログで紹介していなかった作品を取り上げます。

「ヴァンパイアちゃんが狙ってる。」(わさも)




ここ数年非常に盛り上がっているジャンルである、百合吸血鬼もの。実際1月には百合吸血鬼ものが3冊も出ていました。

【参考記事】
ハロウィン記念!百合吸血鬼特集
「吸血鬼はじめました。」第1巻(雨宮結生)


あらすじ

吸血鬼のクロエは、森によくやって来る女子高生・しずるのことが好き。いつか襲って血を吸おうとチャンスをうかがっています。ですが、いざしずるに近づくと興奮して鼻血を出してしまい、かえって貧血に。そんなクロエの様子を見かねたしずるは、一緒に住んで血を提供してあげると申し出ます。

みどころ

吸血と人間の同居ライフを描いた作品です。メインは、クロエとしずるのイチャイチャ。

通常、百合吸血鬼ものは一応本筋のテーマ(人間と吸血鬼の共存とか、現代を生きる吸血鬼の生活描写とか、吸血衝動との戦いとか)があったうえで、イチャイチャはその合間に行われている印象です。ですが、この作品の場合は本当にイチャイチャがメインパート。ここまで「吸血にかこつけてイチャつかせたいだけ」感を隠さない百合吸血鬼作品は、意外と新しいのではないでしょうか。

クロエは最初からしずるのことが大好きです(本人によれば2年前からずっと狙っていたらしい)。しずるとの同居も、結婚を前提にする気満々。

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一方、しずるは最初は人助けくらいのつもりでした。心優しい性格のため、極度の貧血で困っているクロエを放っておけなかったようです。同居後も、最初はあくまで友人としてクロエと仲良し。

ですがストーリーが進むにつれ、しずるもクロエに単なる友情以上の気持ちを抱くようになります。文字通りに一生添い遂げるほどの愛情です。ストーリー的にも百合的にもクライマックス。

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1巻完結ですが、余韻を残しつつも綺麗にまとまっています。吸血鬼ものとしても百合ものとしても魅力的な作品です。


みはる

しずるの妹・みはるも注目です。かなりのシスコンで、ちょっとヤンデレの域に踏み込んでいます。

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登場回数はそこまで多くないものの、物語を盛り上げてくれるキャラです。しずるのほうも、過剰な愛にちょっと困ってはいるものの、みはるを妹として可愛がっているようです。



「こはる日和。」第3巻(ねこうめ)




かわいい女の子達の日常を、イチャイチャ多めに描いた作品。

実は一言で説明するのが意外と難しい作品のような気がします。いわゆる日常4コマとされるジャンルでも、たいていは(タテマエ上とはいえ)テーマがあるものです。例えばそれはメインキャラ達に共通する部活だったり、趣味だったり、目標だったり。ですがこの「こはる日和。」はそういった明確なテーマやゴールは明示されておらず、本当に日常シーンのみで進行します。ある意味、真の意味での日常ものといえるかも。登場キャラの所属や個性も本当にバラバラで個性的。それでもちゃんと1つの作品としてまとまりがあり、魅力的になっているから不思議です。

このブログでは、2巻までの内容を簡単に紹介したことがありました。

【参考記事】
2巻までの感想(記事の後半あたり)

ここまで来て、かなりキャラクターが増えてきています。そこで第3巻の巻頭には、キャラクター達の関係を描いたとてもわかりやすい相関図が。

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ハートと矢印が付いている部分は、そういうことと期待していいのでしょうか。ハートの個数や大きさの違いも深読みしたくなりますね。今回、それぞれの人間関係が大きく進展するのでこの相関図をあらかじめよく読んでおくといいと思います。

ニナ→こはる

メインキャラだと、ニナはこはるへの特別な気持ちがかなり強調されています。こはると「デート」した際はかなり本気でした。デート中にこはるに選んでもらった香水を、帰宅してからもいつまでも嗅いでいる場面はかわいらしいです。

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アーニャ→ニナ・みさき・さおり

ニナの妹・アーニャも注目です。かなりのシスコンであり、ニナの学校での様子を定期的にみさき(ニナの友人)から聞き出しているほど。なお、みさきは報酬としてアーニャをモフモフする特権を得ているとか。

シスコンである一方で、アーニャは同級生のさおり(こはるの妹)のことが好きです。「さおのことを知れるのなら、恋人になるのもやぶさかではない」とまで言っています。3巻の後半ではついに告白をしますが、どうも伝わっていないような気も……?

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みるく→さおり

アーニャの告白を聞いて焦っているのが、友人のみるく。彼女も密かにさおりに恋をしているのですが、内気なためなかなか進展のチャンスをつかめずにいます。こはる(さおりの姉)を「お義姉さん」として意識してしまうなど、思考が暴走しがちです。


さおり→こはる

さおりは姉のこはるに普段は素っ気ない態度をとっているものの、心の中では強く慕っています。第3巻でも、こはるの服のにおいをかいでしまうなど要所で特別な気持ちを覗かせます。終盤では、(お酒入りのチョコで酔っているとはいえ)こはるを押し倒してキスする場面が登場しました。

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みさき→ひまり

こはるの友人のみさきとひまりは、登場シーンこそ多いもののこれまで明確な恋愛要素が控えめでした。ですが、今回は2人のキスシーンが登場します。

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恋人らしいこと(恋人つなぎとか)をアーニャに実演しようとした流れでの、なかば事故のようなキス。ですがこのあと2人は妙にお互いを意識してしまい……?


エミール→千紗

他には、エミール(ニナのお母さん)と千紗(こはる達の担任)という大人な組み合わせも。よく一緒に飲むなどかなりの仲良しのようです。酔った勢いとはいえ、キスシーンまであります。エミールいわく、女同士なら不倫じゃないらしいのでOK?


そんな感じで、これまで登場したキャラクターの多くに百合的な人間関係の進展がありました。これまでも軽いイチャイチャ多めの作品でしたが、キャラクター間の好意がかなり明確になっています。あとがきで作者さんが「3巻は関係性の進展という点に重きを置いています。」とコメントしているので、意識的なもののようです。「恋」「付きあう」といった、恋愛感情としか解釈できないキーワードも登場するようになりました。

複雑に絡み合った百合的な人間関係がどこに向かうのか、非常に注目の作品です。






posted by trinder at 13:06 | Comment(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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