2018年09月04日

Flowers -Le volume sur ete-(英語版「FLOWERS夏篇」限定版)をゲットしました!

今年の夏に北米で発売された英語版「FLOWERS夏篇」。

Steamなどでダウンロード販売も一応あったものの、日本からはプレイできないようになっていました。そこで、海外からパッケージ版を取り寄せました。

パッケージはこんな感じ。

flowers2eqq1.jpg

これだけだと日本語版との違いがわかりづらいので、裏面も見てみましょう。

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えりかと千鳥のイラストとともに、あらすじが英語で記載されています。こちらはいかにも英語版、北米版という感じ。


せっかくなので(??)「春篇」の小説版とかPS Vita版の「冬編」と並べてサイズ感を比べてみましょう。

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Limited Edition


今回私が購入したのはLimited Edition (限定版)です。日本語版にも付いていなかった特典がいくつか付属しています。外箱を開けるとこんな感じ。

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ゲームDVDを収納しているケースとは別に同じ大きさのケースがもう1つあって、特典類はそちらに収納されています。比較的注目度が高そうなのは「アクリルフィギュア」でしょうか。

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アクリルの板にキャラクターの立ち絵をプリントした簡単なものですが、英語版でしか入手できないことを考えると貴重かも?

Steamで使えるダウンロードキーなんかも付属しています。こちらはPCにDVDドライブが無いユーザーへの配慮とのことです。

prologue


特典類を一通り見たところで、さっそくプレイ開始です。

物語は、バレエを踊る千鳥を見つめるエリカのモノローグから始まります。日本語版では以下のような書き出となっていました。


「──わたしの心に渦巻いたものは熱狂、そして強烈な嫉妬だった」


英語版では以下のような書き出しに。

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Watching her perform The Sleeping Beauty up there on stage...
(舞台の上で彼女が踊る「眠れる森の美女」を見ながら……)


日本語版ではえりかの心情吐露から始まっていたのに対し、英語版では状況説明が最初に来ています。このあたりは日本語と英語の文章の組み立て方の違いと思われます。文章が出てくる順番こそ違いますが、全体としてはおおむね同じ意味になるようになっています。こういった細かい違いというか、翻訳にあたっての推敲を感じながらプレイすると楽しいと思います。


バレエの場面から時系列はちょっと戻って、初夏のアングレカム。えりかは相変わらずの読書漬けな日々を送りつつも、「書痴仲間」である蘇芳に元気がないのを気にかけています。

ちなみに「書痴仲間」は英語版では"bookworm buddy"です。

flowers2eqq4.jpg

bookwormはいわゆる「本の虫」、buddyは「相棒」。


えりかが図書室を訪れるシーンは、えりかの目線から蘇芳のことが語られます。「春篇」は基本的に蘇芳の視点で進行していたため、「夏篇」以降他キャラ目線から蘇芳が語られるようになったのは日本語版初プレイ時にはけっこう新鮮でした。

flowers2eqq5.jpg

Erika: Anyone would agree she's the sprite of the Library.
えりか「誰かが図書室の妖精と言ったのも頷けるな」

ちなみにここで「妖精」の意味で使われているspriteという単語はあまり見慣れない人が多いと思います。これはラテン語由来の文章言葉のようです。よく聞くfairyやspiritではなくこのような言葉選びをしてくるところに、翻訳へのこだわりが感じられます。おそらくは日本語版の文体を意識しているのでしょう。やや古めの文章言葉を意識して使った翻訳は英語版「春篇」から見られる傾向です。


プロローグは、えりかと千鳥(この時点では名前は明かされませんが)の出会いで締められます。えりかが千鳥の歌声に引かれて来た形ですが、えりかは盗み聞ぎされたと感じ気分がよくないようです。

flowers2eqq11.jpg

???: So you were eavesdropping, were you?
???「そう、盗み聞ぎをしていたのね」

Erika: I was on my way home and I just happened to overhear.
えりか「勝手に聞こえてきたんだよ。ここは私の帰り道だ」

千鳥はeavesdropされたと言い、えりかはoverhearしただけだと反論しています。eavesdropは故意に盗み聞きすることで、overhearは偶然聞こえてくることです。このあたりの単語は高校英語で習った人が多いと思いますが、使い分けの非常にわかりやすい例となっています。


千鳥は頑なな態度を崩すことなく、えりかを「卑怯者」と言い捨てて去っていきます。

???: You're a coward.
???「あなたは卑怯者ね」

cowardは「卑怯者、臆病者」。この台詞は日本語版当時に公式のストーリー紹介でも抜粋されていた印象的なフレーズです。

そして、ここでオープニングムービー。



ちなみにムービーの内容は、曲はもちろん日本語のテロップなどもほぼそのまま。改めて見るとちょっと懐かしい気持ちになりますね。


とりあえず今回はプロローグまで紹介しました。英語的に面白い部分を見つけたら、また少しずつ紹介していこうと思います。
 

【参考記事:春篇の英語版】
英語版「FLOWERS春篇」その1
英語版「FLOWERS春篇」その2
英語版「FLOWERS春篇」その3
英語版で振り返る「FLOWERS春篇」(マユリENDまで)
 


ラベル:flowers
posted by trinder at 23:31 | Comment(0) | ゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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