2018年09月15日

「とどのつまりの有頂天」第1巻(あらた伊里)

あらた伊里さんの「とどのつまりの有頂天」第1巻を読みました。9月10日発売。



あらた伊里さんは「総合タワーリシチ」など百合漫画を多く手掛けている作家さんです。「総合タワーリシチ」は昨年完全版が出たためそちらでファンになった方もいるかもしれません。

【参考記事】
総合タワーリシチ 完全版 上・下巻(あらた伊里)

今回の「とどのつまりの有頂天」は完全新作ながら、「総合タワーリシチ」の魅力を色濃く受け継いだ作風となっています。巻末には「総合タワーリシチ」の番外編まであったり。

あらすじ


山田美古都(やまだ みこと)は、関西弁がコンプレックスで周囲に上手くなじめない女の子。放課後は学校の近くにある神社で1人で過ごすことが多いです。

そんな美古都を何かと気にかけるのが、生徒会書記の猫崎蓮(ねこざき れん)。生徒会権限を利用して、ほぼ美古都のためだけの部活「巫女部」を作らせてしまうほどです。蓮は、放課後の神社で美古都と2人きりで過ごす時間をとても大切に思っています。

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ですが、そこに突然「昭和歌謡レコード部」の辺銀律(へんぎん りつ)と獅子丸愛莉(ししまる あいり)、「TOKYOファッション部」の熊倉タクヤ、そして「ひきこも部」の兎田夜空が押しかけます。マイナー部である彼女たちは、正式な部として認められるために「巫女部」との統合を強引に実行。新たな部活名は、学校の名前「有頂天高校」からとって「有頂天部」。

こうして、まったく違う4つの部活(+生徒会)による賑やかな日々が始まったのでした。

みどころ


第1話は美古都の視点から始まり、蓮との恋を思わせる展開。ですがすぐに登場キャラクターが増え、視点もめまぐるしく変わっていきます。

怒涛のハイテンションギャグが印象に残りやすいですが、実は百合漫画としてもかなり突っ込んだ展開をしています。タクヤ(こんな名前ですが普通に女性です)と夜空などは、実は物語開始時点ですでに恋人。

メインカップルと思われる美古都と蓮にも注目です。恋愛感情があるのか、あったとしたら付きあえるのか、という核心に迫った描写が早くもされつつあります。

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ハイテンションギャグと、意外と(?)真面目な百合ラブストーリーの融合。これからの展開にも期待です。


(Kindle版あり)

「総合タワーリシチ」番外編


上でもちょっと触れた通り、この作品は作者さんの百合的代表作「総合タワーリシチ」の作風を色濃く受け継いでいます。そのためか、巻末には「総合タワーリシチ」が収録されています。神奈と悠が付きあい始めた後のお話です。

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恋人にはなったものの、成績では相変わらず張り合っている模様。「努力型優等生 VS 天才」という作品開始当初の懐かしいノリを入れつつも、恋人ならではのやりとりがされています。

「とどのつまりの有頂天」が気に入った人には、この「総合タワーリシチ」もおすすめです。一時期絶版でしたが、昨年「完全版」が出ており、電子書籍化もされているので現在は手軽に読むことができます。





posted by trinder at 21:35 | Comment(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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