2018年12月31日

「私の百合はお仕事です!」第4巻・「少女2 完全版」(未幡)/ Kindleストアで50%還元セール中!

1月4日まで開催中の、一迅社コミックのポイント50%還元セール。

【参考記事】
Kindleで一迅社作品が50%還元セール 11月発売最新作も「私の百合はお仕事です!」「私に天使が舞い降りた!」「きょうのバカわん娘 」他


前回の記事に引き続き、今回もセール対象の中からブログで未紹介だったものを取り上げます。今回は「私の百合はお仕事です!」第4巻と、「少女2 完全版」(ともに未幡さん作)。いずれも11月発売で、セール対象の中でも特に新しいものとなっています。


「私の百合はお仕事です!」第4巻


丘の上にあるお嬢様学校「リーベ女学園」。生徒たちは姉妹の契りを結び、清く麗しい学園生活を送っています。近頃の学園は、ブルーメと呼ばれる皆の中心的な生徒を決める選挙の話題で持ち切りです。

………という設定のカフェを舞台にしたユニークな作品。

ここでアルバイトをすることになった陽芽は、得意のソトヅラの良さで誰からも愛される生徒を目指します。設定上お姉さま役である美月が実はかつての幼馴染だったことが発覚したり、いろいろと大変な事件も。

このブログでは過去に第3巻まで紹介しています。

【参考記事】
「私の百合はお仕事です」第3巻(未幡)

第4巻は引き続き、ブルーメ選挙編。というか果乃子・純加編です。

陽芽に密かに恋愛感情を抱いている果乃子。しかし過去にキャスト間での恋愛でもめた前例を見ている純加は、なんとか果乃子を諦めさせようとします。

でもよくよく聞いてみると、果乃子は陽芽に告白する気などは一切なく、このままでいたいと思っているようです。だったら純加は一体何を止めようとして焦っているのか……?純加自身でもわからなくなり、悩むことになります。

ただ確かなのは、純加が果乃子のことを心配しているということでした。

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ブルーメ選挙を経て、距離が近づいた果乃子と純加。果乃子が陽芽への気持ちをどうするのかという点も含め、今後の動きにも期待です。


後半には、ちょっと久しぶり(?)に本来の主人公である陽芽と美月がメインのエピソードが。リーベ女学園の夏服が導入されるのですが、美月が着ると胸が強調されて陽芽いわく「エロい」というお話です。

少女2 完全版


続いて、同じく未幡さんによる短編集「少女2 完全版」を紹介します。ちなみにタイトルの「2」は2乗の2。

未幡さんの短編集は過去に「キミイロ少女」を紹介しています。

【参考記事】
百合姫セールから短編集を特集 「キミイロ少女 完全版」「ときめく、はじめての。」他


「少女2」は、上記の「キミイロ少女」に続く2冊目の短編集。収録作の初出は様々で、かつて存在した百合アンソロジー「百合少女」「ひらり、」そしてご本人の同人誌などからの出展となっています。




「少女2 完全版」となっていることからわかるように、旧版がありました。2015年に一度百合姫コミックスとして発売されています。



「完全版」では、一部の収録作に続編やエピローグが追加されています。


感想


どの作品も、少女たちの気持ちの交流に重きを置いた作風です。特に大きな事件があって話が動くわけではなく、少女たちのやりとりそのものが物語の中心。古き良き少女小説のような空気を感じさせます。ごく初期の百合姫(あるいはその前身の百合姉妹)の雰囲気にも近いかもしれません。

作中に登場するモチーフに登場人物たちの心理を投影するような演出も印象的です。「花筐」では花、「shabon」ではシャボン玉、という感じ。ここもどこか懐かしい感じがします。


なお「shabon」ではシャボン玉がカラーになっています。この演出は電子版限定のようです。

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そんな中、収録作の中でもっとも最近描かれたと思われる「土曜のコーヒーは犯人と」は多少の作風の変化が見て取れます。コメディ色と推理要素を入れることで、読者をより積極的に楽しませようとしている感じ。こちらはあとがきにて意図が語られています。『未幡を知っている人に向けて、わたゆりではエンタメ色を強めていくから、このワンクッションで慣れてくださいねというねらいでした』とのこと。

「わたゆりは」は、作者さんの持ち味と、読者を楽しませようという狙いがバランスよくまとまっていると思います。この短編集は、そこに至るまでのゆるやかな流れが感じられる作り。未幡さんの画風の変化とともに、作風の幅広さを感じさせます。



1冊目の短編集であった「キミイロ少女 完全版」もセール中です。





posted by trinder at 12:05 | Comment(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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