2019年03月26日

「あの娘にキスと白百合を」第10巻特装版(缶乃) / 完結

缶乃さんの「あの娘にキスと白百合を」第10巻を読みました。今回でついに完結です。



今回は特装版もあります。

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こちらは完結記念小冊子「花束」が付属。こちらはのちほど別記事で詳しく紹介したいと思います。

あの娘にキスと白百合を


各巻ごとにメインカップルを変えたオムニバス形式をとってきたこの作品。物語全体の主役といえるあやかとゆりねの進展も、少しずつ描かれてきました。第9巻では、あやかがライバル視していたゆりねについに成績で勝つという大きな転機がありました。あやかのほうからゆりねにキスする場面も。

【参考記事】
「あの娘にキスと白百合を」第9巻(缶乃)


第10巻では、自分の中でゆりねがどういう存在なのか悩むあやかの姿が描かれます。その手掛かりとするため、あやかが知人に「特別な人」の存在やその関係を尋ねるという展開もあります。この流れで、これまで作中に登場したカップルが総登場。

そしてあやかはついに答えを出します。それは、ゆりねのことが好き、恋人になりたいというものでした。

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ゆりねももちろん、あやかの気持ちを受け入れます。


最終話は、3年生となったあやかとゆりねがデートするエピソードで締められます。ラストシーンは、これまでのストーリーや作品のタイトルの意味までをも盛り込んだ印象的なものとなっています。



ついに完結の「あの娘にキスと白百合を」。全10巻、約5年にかけての展開ということで百合漫画としては長編の部類に入ると思います。「百合展」第一回からイメージビジュアルに選ばれるなど、百合漫画全体を象徴する作品でもあったと思います。

あやかとゆりねを作品全体の主人公としながらも、各巻ごとに異なるカップルを描くという意欲的なコンセプトの作品でした。これまでに様々なキャラクターが登場し、それぞれに異なる百合模様を見せてくれました。あやかとゆりねがそこにどう関わるのかも毎回楽しみでした。

最終巻となる今回は、それまでの積み重ねを活かしきった非常に綺麗な終わり方となっています。これまでの物語や、あやか達の成長を見守ってきた読者には非常に感慨深い作品となったと思います。



【特装版】


特装版に付属の小冊子は、約140ページありかなりのボリュームです。収録されているのは、これまでに描かれた短編やイラスト。多くは単行本未収録なので今となっては貴重なものも多いです。こちらの小冊子は、また別記事で改めて紹介したいと思います。
 


posted by trinder at 06:09 | Comment(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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