2020年03月28日

「やがて君になる 公式コミックアンソロジー2」(仲谷鳰、柊ゆたか、缶乃ほか)

「やがて君になる 公式コミックアンソロジー2」を読んでみました。3/26発売。



「やがて君になる」をテーマにしたアンソロジーのVol.2です。ちなみにVol.1は218年12月発売でした。


【参考記事】
「やがて君になる 公式コミックアンソロジー」(柊ゆたか・缶乃・文尾 文・伊藤ハチほか)


さてVol.2となる今回の参加作家は、仲谷鳰、柊ゆたか、ふぃふ、有馬、植下、缶乃くもすずめ、sheepD、すのはら風香、そめちめ、むっしゅ、優木すず、柚原もけ、ヨドカワ(敬称略)です。原作者の仲谷鳰さんによる描きおろしがあるのが注目ですね。

以下、特に印象に残った作品を紹介します。

風と共に来る(柊ゆたか)


「新米姉妹のふたりごはん」で有名な柊ゆたかさんの作品。今回は表紙も担当しています。

組み合わせとしては沙弥香&侑のお話です。コンタクトレンズがなく目がよく見えない沙弥香を侑がリードするというストーリー。

この2人の組み合わせはどこか想像力を刺激するものがあるのか、一部で根強い人気がありますね。作家さんごとに自由に描けるアンソロジーならではのお話だと思います。

君との時間(優木すず)


燈子との慎重差を気にする侑が、背を伸ばそうとするお話。単なる身長コンプレックスではなく、燈子とのキスや相合傘のことを気にしているのが百合っぽいところ。

椅子取りゲーム(すのはら風香)


なぜか生徒会の椅子が足りなくなり、燈子が侑の上に座ったり、沙弥香が空気椅子したり。

yagakimianthoro1a.jpg

ギャグ寄りの作風ですが、侑への愛情が行き過ぎてややアホになる燈子は原作準拠かも?

6年後もあなたの隣で(ヨドカワ)


冒頭で沙弥香が陽の話をしているので、早くも小説版3巻のネタ……と思ったらあくまで前フリで、実際には都と理子の大人カップルがメイン。短いページ数ながら、これから長い時間に渡るであろうパートナーとの関係が語られています。このあたりは、沙弥香たち、あるいは侑たちにとっても決して他人事ではなく、原作終了後ならではの味があります。

落葉讃頌(缶乃)


「あの娘にキスと白百合を」の缶乃さんの作。

なんとみどり視点です。彼女の視点から、燈子と沙弥香との関係が綴られています。もちろん詳しい事情を知っているわけではないものの、友人としての素直な気持ちが描かれていると思います。どこかポエティックなモノローグが缶乃さんらしい感じ。

45日差カップルなので(仲谷鳰)


原作者・仲谷鳰さんによる描きおろし。

原作終了後(ただしエピローグより前)の、受験勉強中の侑が描かれます。勉強を教えてくれているのは、もちろん燈子。とうか燈子は侑が自分以外から教わるだけでもちょっと拗ねているようです。

yagakimianthoro1b.jpg

そういう他愛ないやりとり含めて、なにげない日常の一幕という感じ。そんな中でも2人の関係がより近づいていること、そして時間も進んでいることを感じさせるのが感慨深いかも。


原作にあってもおかしくないようなエピソードから、思いっきりお遊びに走った作品まで、バラエティ豊かに収録されています。どの作品も作者さんなりの原作愛が感じられる内容です。Vol.1とあわせておすすめのアンソロジーとなっています。


(Kindle版あり)
  


posted by trinder at 18:40 | Comment(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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