2020年04月27日

「きんいろモザイク」第11巻(完結)/ 原悠衣

原悠衣さんの「きんいろモザイク」第11巻を読みました。今回ついに完結となっています。



これまでの「きんいろモザイク」


イギリスからやってきた女の子・アリスは、金髪大好きな女の子・忍の家にホームステイしています。忍の友人の綾や陽子、もう1人の金髪美少女・カレンなども加え、にぎやかな日常が繰り広げられます。

百合的なみどころは、忍とアリスのラブラブぶり(自分たちでラブラブだと言っています)。陽子のことが好きだけど素直になれない綾。さらに、カレン大好きな穂乃花も注目キャラです。

このブログでは第8巻まで紹介しています。

「きんいろモザイク」第8巻(原悠衣)


忍たちももう3年生ということで、第9・10巻では受験や進路の話が増えてきていました。

アリスは高校を卒業したらイギリスに帰ってしまいます。忍は、アリスと一緒にいたい一心でイギリスへの留学を決意します(第10巻収録)。このエピソード含め第10巻はわりと百合っぽい描写多め。忍の母親とアリスの母親の出会いを描いたエピソードもあります。忍の母親も娘同様に金髪ラブだったようです。



第11巻


いよいよ最終巻となる第11巻は、3年生の年末あたりから始まります。クリスマス会では穂乃花がカレンへの愛ゆえに暴走していますが、もはや平常営業ともいえますね。

そして年も明け、いよいよ受験本番。そこから合格発表までの流れからは、読者にも緊張感が伝わってきます。ですが作風的にもちろんハッピーな結果になっているのでご安心を。

そして後半は卒業旅行編です。いつものみんなでイギリス旅行。楽しい時間ですが、みんなで一緒に過ごせる時間も残り少ないと思うとちょっとしんみりした気持ちになる場面もあったり。


最終回は卒業式となっています。制服を着るのも、一緒に通学路を通るのも、これが最後。思い思いの気持ちで卒業式に臨むみんなの姿は、読者としても感慨深いです。

ラストシーンは、イギリスで新たな生活に想いを馳せる忍とアリスで締められます。



約10年に渡る連載を経て、ついに完結した「きんいろモザイク」。忍とアリス達の賑やかな日々を追いかけてきた読者にとっても、感慨深いものがあるのではないかと思います。

百合的にも最後まで安定の内容です。忍とアリスは最後までラブラブです。あくまで綾の見た夢ですが、忍とアリスが結婚式を挙げている絵まで登場します。

kinmoza11f.jpg

少なくとも綾はこういうことがあってもおかしくないと思っているということでしょうか。実際、新生活を始めた忍&アリスが「これからもいっぱい思い出作ろうね」と語り合うラストシーンは新婚さんのように見えなくもなかったり。

綾も、大学で念願の「陽子との新生活」を満喫しているようです。

穂乃花には、カレンと2人きりで話す場面があり、友情を確かめ合っています。想いは決して一方通行ではないようです。「おしどり夫婦」なんて言葉まで出てきたり(ただしあくまで穂乃花談)。

kinmoza11g.jpg

というわけで、受験や進路だけでなく百合的にもハッピーエンドとなっています。

さすがにキスや告白といった直接的な描写はないものの、どう見てもそういう方面を想像させようとしているやりとりがちょくちょくありました。あくまで日常ものなので、それ以上の未来は読者それぞれ自由に想像にゆだねているのかもしれません。

最後まで楽しく読める作品だったと思います。




ちなみに現在英語版もリリース中。Vol.10まで出ています。日本文化に関する補足コーナーなど独自のコンテンツがあり、非常に勉強になるのでおすすめです。



【参考記事】
Kiniro Mosaic(英語版「きんいろモザイク」)Vol.5



posted by trinder at 23:19 | Comment(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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