2020年05月09日

北米版BOOK WALKERで読める英語版百合漫画・ラノベ特集 その2

北米版BOOK WALKERで読める、英訳版の漫画を紹介していきます。前回のその1に続き、その2です。

【参考記事】
北米版BOOK WALKERで読める英語版百合漫画・ラノベ特集 その1

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北米版BOOK WALKERで百合作品を探すには、やはり最初は「Girl's Love / Yuri」タグを見るのがわかりやすいと思います。




Girl's Love / Yuriタグ付きの作品一覧 (BOOK WALKER)



「加瀬さん」シリーズ

Kase-san and Yamada Vol. 1 (BOOK WALKER)

園芸が趣味の純朴な女の子・山田と、陸上部のスター・加瀬さんの恋を描いた作品。アニメ化されており、そちらの英語版も出ています。




現在、漫画の英語版は6巻目「山田と加瀬さん。(1)」(Kase-san and Yamada Vol. 1) までリリースされています。

以下は、第1話のラストシーン。

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"Even over summer break... I'll come every day... to see Kase-san and the morning grories."

(夏休みも毎日来よう。あさがおと加瀬さんに会いに──)

【参考記事】
Kase-San and Morning Glories (英語版「あさがおと加瀬さん。」)
Kase-San and Bento(英語版『おべんとうと加瀬さん。』)

ちなみにこのシリーズ、少し前までおま国(日本からは読めない仕様)だった気がするのですが、いつのまにか解除されているようです。おま国が解除されることもあるという先例として貴重かも……?



「Citrus」

Citrus Vol. 10 (BOOK WALKER)

百合姫を代表する作品の1つ。アニメ化もされています。英語版は現在Vol.10まで。

ジャンルとしてはいわゆる姉妹百合。両親の再婚で突然姉妹ができるという王道シチュエーションを、英語で見ることができるのがポイントです。

"Even in my wildest dreams, I never imagined getting a kiss like that from my brand new younger sister!"
(夢にまでみたはじめてのキスが、今日できたばかりの妹とだなんて……!)



「あの娘と目が合うたび私は 社会人百合アンソロジー」

Whenever Our Eyes Meet... (BOOK WALKER)

人気シリーズ化している、KADOKAWAの社会人百合アンソロジー。社会人らしい会話が多数登場するのでビジネス英語の勉強やTOEICなどに向いているかも?時間の経過とそれによる心情の変化を表現した英語もみどころです。

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"I've held myself back for long enough! This is all your falt for being so ablivious. It's your fault for being so defenseless. It's your fault for being so adorable. You're not a child anymore... So get ready."
(私は十分耐えたわ。無自覚なあなたが悪い、。無防備なあなたが悪い。かわいいのが悪い。もう子供じゃないんだから、覚悟しなさい)



「親がうるさいので後輩(♀)と偽装結婚してみた。」

I Married My Best Friend to Shut My Parents Up (BOOK WALKER)

タイトルの通りの内容。ですが「偽装結婚」の手段は意外と現実的で、一部の行政区で行われているパートナー制度を利用しています。社会人同棲百合、そして結婚に関する語彙が豊富な作品です。

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This is the special partnership cetificate granted by Shibuya ward. Basically, it's asame-sex marriage.
(これは渋谷区が発行するパートナーシップ証明書といいまして……まぁ簡単に言ってしまえば同性婚ですね!)



「New Game!」

New Game! Vol. 8 (BOOK WALKER)

ゲーム開発会社を舞台にした4コマ漫画。きらら系らしく女の子メインの日常ものですが、社会人あるある的な世知辛い話もあったり。百合的にはコウとりんが注目です。現在、Vol.8まで英語版が出ています。

有名なあの台詞(でも1回しか言ってないような気もする)は1巻中盤で登場します。

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"Okay, I'm gonna do my bestest today!"
(今日も一日がんばるぞい!)

do my best(頑張る)のbestはすでに最上級ですが、そこにさらにestを重ねた強調表現がbestest。「がんばるぞい」の「ぞい」の部分にこめられた気合を表現した英訳と思われます。

そしてこのシーンは青葉がコウとりんの逢引(?)を目撃し、そういう関係だと誤解(?)する場面でもあったり。

Aoba: Oh my God! I'm so sorry!
(ご ごめんなさい!)

Rin: It's not what it looks like!
(誤解だから!誤解だから!)




「ささめきこと」

Whispered Words Volume 1 (BOOK WALKER)

可愛い女の子が好きなヒロインと、その親友ながらも「可愛い」タイプではないため振り向いてもらえない主人公のお話。2009年にアニメ化もされています。

日本語版では全9巻でしたが、英語版では内容はそのままに全3巻にまとめられています。そのため1巻あたりのボリュームが非常に大きいです。中盤に引き伸ばし気味の日常シーンが続き連載中は賛否両論でしたが、英語教材としてはむしろ長所かもしれません。

お面越しのキスは作中を代表する名シーンです。今見るとまた違った印象があるかも……?

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"My first kiss with the person I love that I've always dreamed of (minus the mask). It tasted hard plastic."
(夢にまで見た大好きな彼女とのファーストキス(もどき)は冷たいプラスティックの味──)

ちなみに英語ではmaskといったら顔全体を覆う仮面のことです。このエピソードではお面を使っているのでmaskと表現できます。日本で一般的な口だけ覆うマスクはsurgical mask。

【参考記事】
Whispered Words(英語版「ささめきこと」)をいっき読み



「Girl Friends」「くちびるためいきさくらいろ」

Girl Friends Vol. 1 (BOOK WALKER)
Kisses, Sighs, and Cherry Blossom Pink Vol. 1 (BOOK WALKER)

森永みるくさんの名作百合漫画。前半は主人公のまりがあっこと友達になり、少しずつ交友関係を広げていく姿が描かれます。またリアルな女子高生ライフもテーマにしており、英語的にはそのあたりも興味深いです(ただし10年くらい前の作品なのであしからず)。後半では、まりとあっこはお互いに明確な恋愛感情を自覚していきます。

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Mari's lips felt so right. I wished.. I wished we could stay like this forever, as I closed my eyes.
(まりの唇はすごく柔らかくて気持ちよくて。私はこのままずっとおうしていられればいいのにともいながら目を閉じた。)


同じく森永みるくさん作で、近い雰囲気を持つ「くちびるためいきさくらいろ」も英語化されています。

この2作は過去の記事で詳しく紹介したことがあるのでリンクを貼っておきます。

【参考記事】
英語版「Girl Friends」を読んでみた
Kisses, Sighs, and Cherry Blossoms Pink(くちびるためいきさくらいろ英語版)

ただし、上記の記事は書いたのがかなり前なので、英語の理解などに若干怪しい部分があります。あしからず。



というわけで、BOOK WALKERで英語版が読める作品をいろいろ紹介してきました。

「あの娘にキスと白百合を」「やがて君になる」「エクレア あなたに響く百合アンソロジー」「ゆりぐらし」「徒然日和」「きんいろモザイク」「ハッピーシュガーライフ」「キリング・ミー!」「はるかなレシーブ」「ストロベリー・パニック! 」「神無月の巫女」の英語版に関しては、前回の記事を参照です。

北米版BOOK WALKERで読める英語版百合漫画・ラノベ特集 その1
 




ラベル:百合英語
posted by trinder at 11:56 | Comment(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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