2020年05月24日

「ふたりのポラリス」第1巻(柚原瑞香)

今回はちょっと久しぶりに、最新作でもセール作品でもないものを紹介。柚原瑞香さん作の「ふたりのポラリス」第1巻です。



最新作ではないとは言ったものの、2020/3/25発売なので十分新しめです。

あらすじ


クラスの人気者グループに属していているけど、周囲に合わせることに疲れも感じている星(ひかり)。そして、おとなしい性格のために周囲から浮いており、雑用を押し付けられたりしている深月(みづき)。正反対の性格な2人ですが、両親の再婚によって義理の姉妹になりました。

クラスメイトが突然姉妹になったことに戸惑う、星と深月。しかも部屋まで一緒。ですが、星に憧れていた深月は実は結構うれしそう。そして星も、同居生活の中で深月の内面的な強さを知っていくことになります。

感想など


もはや王道ジャンルといってもいい、両親の再婚によって義理の姉妹ができるお話。

注目なのは少女漫画誌「りぼん」で連載ということです。昔りぼんでブルーフレンドという百合漫画があり話題になりましたが、もしかしたらそれ以来かも。


義理の姉妹ものとして見ても、既存の作品にありそうでなかった着眼点が多く新鮮です。

まず、第1話の時点では星・深月の両親がまだ再婚しておらず、星たちに相談しているという段階となっています。星たちは、両親の再婚だけでなく、新しい姉妹ができることを受け入れられるのか、悩むことに。深月が考えた末に星に「姉妹になりたいです」と告げるのは、この状況ならではです。

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姉妹になったあとに部屋が一緒というのもなにげに珍しいかも。

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たいていの漫画は、姉妹のプライベートはある程度段階を踏んで知っていく流れが多い気がします。ですがこの作品の場合は学校でも家でもほとんど一緒なので、最初からかなり距離が近くならざるを得ません。それゆえの葛藤もみどころです。


星と深月の関係性も面白いです。おしゃれでかわいい星に深月が憧れているという描写が多いものの、深月も彼女にしかない内面的強さを持っています。深月のほうはさっそく星に染まって変化し始めていますが、星のほうが今後どう変わるかも注目です。


現在のところ明確に恋愛感情を描いた部分はなく、あくまで姉妹の触れ合いの物語という感じ。百合と言い切ってよいかは今後の展開次第でしょうか。ですが星・深月の姉妹を始めとしてほとんど女の子しか出てこないので、純粋に女の子どうしの絆を描いた作品として非常に楽しめると思います。



(kindle版あり)


第2巻は7/22発売予定です。



 


posted by trinder at 17:07 | Comment(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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