2020年05月28日

「五つ数えれば三日月が」(李琴峰)/ 5/28までポイント50%還元セール中!

Kindleストアで開催中の大規模なセール。KAODKAWA、文春文庫ともに本日5/28が最終日となっています。


【参考記事】

KindleでKADOKAWA漫画・小説50〜70%OFFセール「キキ・ホリック」「魔女と少女の愛した世界」「女流作家とユキ」「私たちは恋を描けない」他

Kindleで文春文庫の小説などが大規模セール「五つ数えれば三日月が 」「終点のあの子」ほか

【セール公式ページ】

Kindleストア : 続・カドカワ祭 ゴールデン 2020 (5/28まで)

Kindleストア : 【50%ポイント還元】Kindle本ポイントキャンペーン(文春文庫など)

今回は、文春文庫のポイント50%還元セールからから「五つ数えれば三日月が」を紹介します。第161回芥川賞候補作とのこと。李琴峰さん作。
 


五つ数えれば三日月が



あらすじ

台湾から日本に留学した、梅(よばい)は、日本人の実桜(みお)と出会い、密かな好意を抱きます。ですが卒業後は実桜のほうが台湾で日本語教師として働くことになり、2人は離れ離れに。

5年後、、梅は日本に帰ってきた実桜と久しぶりに再会。、梅は、今は別々の人生を歩む実桜、そして自分自身の生き方に想いを馳せます。


感想

台湾から日本にやってきた女性と、台湾に行ってしまった日本人の交流を描いた作品。

主人公の、梅(よばい)は明確に同性愛者として描かれています。高校時代に初めて女の子とキスしたエピソードなども回想で登場。

一方、実桜のほうは女の子が好きだとわかる明確な描写はありません。現在ではすでに男性と結婚して幸せな暮らしを送っているようです。

5年ぶりの再会で、、梅は実桜に想いを伝えるのか。その葛藤がみどころとなっています。作中たびたび描写される台湾の文化や、主人公が気持ちを込めた漢詩も他の作品にはない要素といえます。

セイナイト



この本にはもう1本、短編「セイナイト」が収録されています。そちらも女性同士の恋を描いた内容。


あらすじ

台湾人の月柔(ユエロー)は、日本人の絵舞(えま)と交際中。

クリスマスの日、月柔は絵舞の趣味につきあって写生会を訪れます。クロッキーに没頭する絵舞の背中を見ながら、月柔は彼女との出会いを回想します。


感想

こちらも台湾人女性と日本人女性の恋を描いた作品。すでに恋人として交際中という点が特徴です。

場所としては写生会を舞台としていますが、分量としてはむしろ主人公である月柔のモノローグや回想がメインとなっています。月柔、絵舞ともに同性への恋愛感情を自覚したエピソードなども描かれます。出会いのシーンもかなり詳細に回想されていて、二丁目のレズビアンバーなども登場。


「五つ数えれば三日月が」にもいえますが、日本と台湾の文化の違い、言葉の違い、そしてLGBT論などが混ざり合った複雑な世界観です。収録されている2作品とも実質的には主人公のモノローグと回想がメインなので、同性愛についての一種のエッセイのようにも読める作品となっています。


5/28まで、ポイント50%還元セール中です。


 
 


posted by trinder at 11:12 | Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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