2020年06月23日

「対ありでした。 ~お嬢さまは格闘ゲームなんてしない~」第1巻(江島絵理)

江島絵理さんの「対ありでした。 ~お嬢さまは格闘ゲームなんてしない~」第1巻を読みました。6/23発売。



あらすじ


綾は、庶民ながらも特待生としてお嬢様学校に通っています。せっかくなので徹底的にお嬢様らしくなるのが夢。

綾の同級生の「白百合さま」は、まさにそんな理想通りのお嬢様。ですが実は格闘ゲームが大好きであり、学校にこっそりパソコンと専用コントローラーを持ち込んではネット対戦にいそしんでいます。格ゲー中の荒ぶった姿は、普段の高貴なオーラからは想像もできないほど。

そんな白百合を偶然目撃してしまった綾は、ギャップに驚きつつも、惹かれるものを感じます。綾自身も、かつては格ゲーマー。白百合に誘われるまま、綾は白百合とちょくちょく格ゲーで対戦をするようになります。

感想


おねロリ漫画の名作「柚子森さん」で知られる江島絵理さんの新作です。

「柚子森さん」も妙に力の入った格闘ゲーシーンがありましたが、今作はついに格ゲーがメインテーマになってしまいました。たかがゲームに過剰に真剣になる白百合と綾がオーバーかつコミカルに描かれます。

綾たちがプレイしている「π4」は架空のゲームですが、明らかにストリートファイターシリーズがモデル。綾の回想で出てくる「π2」はスト2、「π4」はスト4や5あたりを元ネタにしていそうな感じです。往年の格ゲーマーには懐かしく、現役の格ゲーマーには熱いノリだと思います。好きなものに夢中になれることの大切さ、という普遍的なテーマにもつながっています。


百合的なポイントもきちんと押さえており、白百合のふとした表情に綾がドキッとするシーンがたびたび描かれます。格ゲーに夢中になっている姿が美しい、ということでゲームネタとも自然にリンク。

キスするのかと思うほど顔を近づけたり、ベッドの上で向かい合ったりというシーンも。「まつげ長いな」という王道のセリフもあり。

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作者さんの作風から考えても明らかに意図的にやっているので、今後の2人の進展がみどころです。2人っきりでゲームをしていることは校則違反のため周囲には秘密であり、そのせいで恋人と誤解されている場面もあります。

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格ゲーが好きな人(好きだった人)、百合好きな人の両方におすすめです。


(kindle版あり)
  




posted by trinder at 20:48 | Comment(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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