2020年08月25日

夏なので「FLOWERS夏篇」英語版をプレイ

「FLOWERS秋篇」の英語版が7月末にリリースされました。

Steamではダウンロード版がありますが、日本からは購入できない模様。私はパッケージ版を注文しましたが、まだ到着には少し時間がかかりそう。というわけでその間、「夏篇」の英語版を紹介してみたいと思います。

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「夏篇」の英語版は約2年前、2018年に発売でした。

【参考記事】
Flowers -Le volume sur ete-(英語版「FLOWERS夏篇」限定版)をゲットしました!

一応当時購入してプレイしていたのですが、このブログでは以後特に触れていませんでした。そこで今回は英語版「秋篇」を前に、英語版「夏篇」のみどころをごく簡単に紹介していきます。

英語版「夏篇」


英語の観点から見て面白いシーンが多いのが、chapter3です。ここでは、主人公であるえりか達が演じる朗読劇(recitation)が主な話題となっています。

後半台本が紛失する事件が起きますが、やけにまわりくどいヒントが見つかるのは百合系ミステリィではお約束。英語版では、ヒントとなるメモの内容もきっちり英語化されています。

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無事台本が見つかったあとは、いよいよ劇本番に。開演直前、千鳥がえりかに緊張しないコツを教えてくれます。日本語版では「手のひらに、人という字を──」と言いかけて、えりかに「知ってるよ」と止められるというものでした。

英語ではYou imagine everyone in underwear-

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直訳すると「(観客席が)みんな下着姿だと想像しなさい」。これは英語圏では、緊張をほぐすための定番のジョークのようです。

FLOWERSシリーズの英語版は、単なる英訳にとどまらず、このように英語圏の文化に合わせたアレンジがされている部分が多数見受けられます。英語版のプレイが楽しい理由の1つです。


ストーリー的なクライマックスはchapter 5から6にかけて。

本作のメインヒロインは千鳥ですが、ダリアを掘り下げたルートも短いながら用意されています。

ちなみにダリアは日本語版では「バスキア教諭」や「ダリア先生」などと呼ばれていましたが、英語版ではSister BasquiatまたはSister Daliaと呼ばれます。ミッションスクールっぽくて個人的には好きです。

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日本語版を初見プレイ時、意図せずこのエンディングになって驚いたのは良い思い出。


ダリアルートは脇道的なものであり、本筋ははやり千鳥ルートとなっています。

山場のバレエのシーンではテロップの表示演出が特殊なものになります。ここももちろん英語。なんだか日本語版以上にビジュアル的に映えている気が……?

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千鳥との最終的な親密度によって結末は何種類か用意されており、なかなか凝っています。ベストエンド以外も相応の物語とふさわしい結末があり、味わい深いです。


ベストエンドを見るための必須イベントの1つに、えりかが千鳥の髪を結んであげる(braid)というシーンがあります。

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女の子どうしならではのシーンという感じがして、ここも個人的に好きな場面です。


「夏篇」はえりかと千鳥の物語としてほぼ単体で完結しています。2人のストーリーを一通り見た後、シリーズ全体の主人公である蘇芳の動向を描くシナリオが解放されます。そこでは"On earth as it is in heaven."(天に行われる如く、地に行われるように)という意味深なフレーズが繰り返され、「秋篇」へのつなぎとなっています。


一回の記事では魅力を書ききれませんでしたが、英語版「夏篇」も非常に良い出来となっています。日本語版のちょっと古風な文章のイメージを残しつつも、読みやすい英語にまとめている印象です。日本語特有の言い回しを上手く英語的な表現にアレンジしているのも、読んでいて楽しいです。

もし興味があれば(そして環境が許せば)、ぜひプレイしてみてください。

【参考記事】
英語版で振り返る「FLOWERS春篇」(マユリENDまで)


  


ラベル:flowers
posted by trinder at 16:40 | Comment(0) | ゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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