2021年04月01日

「できそこないの姫君たち」第5巻(アジイチ)/ 4巻まではセール中!

アジイチさんの「できそこないの姫君たち」を読みました。2021/3/30発売。



できそこないの姫君たち


黒川奏(かなで)は、オタクで地味な女の子。ですがおしゃれで人気者な藤白七姫(ななき)とひょんなことから仲良くなり、彼女の影響で大きく変わっていくことになります。

七姫のプロデュースによってどんどん可愛くなっていく奏には、七姫のほうも驚くほど。しだいに七姫は、言葉で表現できないような気持ちを奏に対して抱き始めます。

このブログでは過去に3巻まで紹介しています。

【参考記事】
「できそこないの姫君たち」第1巻
「できそこないの姫君たち」第2巻他
「できそこないの姫君たち」第3巻

今回の記事では、第4・5巻を紹介します。

第4巻




3巻から引き続き修学旅行編となっています。

この巻の前半は、七姫の友人の泉が存在感を放っています。もはやこの巻前半の主人公かと思うレベル。

七姫に密かに想いを寄せていた泉。しかし過去の経験から同性間の恋愛には消極的であり、友人としてただ七姫のそばにいられれば良いと思っていました。ですが気持ちを抑えきれなくなり、ついに七姫に告白をしてしまいます。

dekihime4a.jpg

七姫は思わぬことに驚きながらも、泉の気持ちと真剣に向き合おうとします。結果はどうであれ、女の子たちが相手のことを本気で考える姿が描かれており、印象深いストーリーになっています。


後半では、奏の友人であるいろはがメインのエピソードも。これまで賑やかしに徹している感じのいろはでしたが、ここに来て意外な(?)相手との恋の予感が描かれています。

奏が直接かかわらないところで女の子達の恋が描かれており、群像劇的な楽しみ方のできる巻となっています。七姫の(元)友人たちにも百合を思わせる描写があったり、なにげに百合率のとても高い世界観です。

第5巻




小学校時代に仲の良かった男子と再会した奏(みなと)は、たまに会うようになります。小学校時代は漫画好きどうしで話が合ったようで、奏としては今でもそのときと同じ感覚で接しているようです。ですが七姫は、彼が奏のことを好きなのではないかと気が気ではありません。

奏はそんな七姫の気も知らず、今度その男子と会うときのための服を選んでほしいと頼んできます。あくまで友人として奏につき合い、見守るスタンスを取ろうとする七姫でしたが、次第にモヤモヤした気持ちが募ってきて……。

dekihime4b.jpg


ある意味かなり勇気がいりそうな、男性がストーリーに関わる巻です。もともと主役2人の関係に「GIRL FRIENDS」を意識したような面の見られる作品ですが、この展開も一種のオマージュなのかもしれないと思ったり(実際にそうなのかは不明ですが)。

読者に若干の不安を与えた今回のエピソードでしたが、結果としては奏と七姫の百合物語をより盛り上げています。奏に対してずっと表現できない気持ちを抱えていた七姫。5巻の終盤では、ついに具体的な行動に出ます。もう友情という言葉では誤魔化せないところまで踏み込んでしまった七姫が、これからどう動くのか。次巻、完結だそうです。


(kindle版あり)

なおkinlde版の既巻は現在セール中です。1巻は50%OFF、2〜4巻は30%OFFとなっています。





posted by trinder at 17:50 | Comment(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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