2021年04月04日

放映開始15周年!「ストロベリー・パニック」第1話を(英語で)見てみた

本日4月4日は、アニメ「ストロベリー・パニック」第1話がTV放送されてから15周年にあたります。

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公式サイトより引用。2006年の4/3の26:45という表記ですが、要するに4/4の2:45)

今回の記事ではそれを記念して、第1話の内容を振り返ってみたいと思います。英語の勉強もかねて海外版Blu-rayを購入したのでそちらを使用していきます。

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「ストロベリー・パニック」とは


まずは「ストロベリー・パニック」という作品の概要を簡単に紹介。

もともとは「電撃G's magazine」で行われていた読者参加型企画です。アストラエアの丘に存在する「聖ミアトル女学園」「聖スピカ女学院」「聖ル・リム女学校」という3つの女子校が舞台。

読者の人気によってカップリングが決まるという触れ込みで、そのため3校合わせてかなりの数のキャラクターが登場します。当時流行していた「マリア様がみてる」的な世界観と、当時「電撃G's magazine」が得意としていた多数ヒロイン制をミックスしたような企画ともいえますね。

雑誌連載企画のほかに小説・漫画・アニメ・ゲームなどでも展開されています。



それぞれ微妙に内容に差異があり、一部キャラクター設定やストーリーが異なります。中でも特に人気なのは2006年4月から放映されたアニメ版かと思われます。

海外版Blu-rayの仕様


今回、アニメの内容を振り替えるために海外版Blu-rayを購入してみました。



Blu-ray2枚組に全26話を収録しています。

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ディスク1枚あたり13話なので、画質はBlu-rayとしてはちょっと低め。日本国内ですら高画質版Blu-rayなどはいまだに出ていないのでこのへんは仕方ないのかもしれませんね。

音声は日本語のみ。そこに英語字幕を表示する形式になっています。なお字幕は消せません。パッケージ裏にある「hard subtitle」という表記はこのことを示しています。

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また、内部でトラック分けがされていないらしく、ディスク1枚あたり13話分がすべて繋がって再生されます。目当ての場面を見る方法は、トップメニュー画面に戻って各話の最初から再生を選ぶのみ。

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PCで再生する際はシークバーを操作できるのでそこまで手間ではないものの、やや不便なことには違いありません。画質の件、字幕などの件も含め、Blu-rayどころかDVD黎明期みたいな仕様です。

もっとも個人的には内容はすでに把握しているので、どちらかというと英語翻訳に興味があって購入した部分もあります。ということで、さっそく第1話を見てみましょう。

第1話「櫻の丘」


あらすじ

アストラエアの丘にある3つの女子校、「聖ミアトル女学園」「聖スピカ女学院」「聖ル・リム女学校」。

主人公の渚砂(なぎさ)は、この春からミアトルの高等部(中高一貫なので4年生)に通うことになりました。ですが敷地内に到着早々迷ってしまい、そこで美しい女生徒に出会います。彼女は渚砂を見つめ、そしておでこにキス。

突然のことに驚いた渚砂は気を失い、気づくとそこは保健室。そばには、玉青(たまお)という女の子がいました。玉青は渚砂のクラスメイト、かつ寮でのルームメイト。渚砂に学校を案内してくれます。単なる親切心というだけでなく、なぜだか渚砂をものすごく気に入っている模様。

学校探検をしていたら門限に遅れて怒られたりもしたものの、なんとかその日の夕食。食堂にて、渚砂は朝の女生徒と出会います。しかも、皆の見ている前で朝のようにキスしようとするなど、大胆不敵です。

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彼女の名前は静馬(しずま)。3校を代表する存在「エトワール」でした。


感想

お嬢様学校に編入する主人公、皆の憧れのお姉さまとの出会い、主人公に密かに想いを寄せる親友……等々、女子校もののお約束をこれでもかと詰め込んだような第1話。「マリみて」の影響を受けていることは当時ですら明白だったと思われますが、こういった要素をいわゆる「萌えアニメ」として再構成したことに作品としての意義があったと思います。王道学園百合の始祖、とまでは言わないまでも、王道が王道として定着するまでの過程で重要な役割を果たしていたと思います。

ちなみにEDはまさかの実写です。

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渚砂役の声優さんと玉青役の声優さんが出演し、キスすることで話題を呼びました。実際のところEDバージョンは寸止めになっており、CDに付属するDVDで実際にキスするところが見れるという新手の完全版商法だったりも。



 
英語版みどころ

英語字幕はなかなか良い出来で、勉強に十分使えます。翻訳はほぼ日本語版に忠実ですが、無理に直訳するよりも英会話としての自然さを重視している感じ。基本的に会話でストーリーが進行するので、英語教材としても意外と悪くないです。最近の海外ニュースでよく聞く単語が使われている場面も。

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「門限?そんなのあるんだ」
Curfew? They have that here?

このcurfewは「門限」という意味ですが、「夜間外出禁止令」という意味もあります。最近は後者の意味をニュースで見ることが増えています。

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(海外のニュースの見出しより引用)

このように翻訳の出来は良いほうだと思うものの、字幕表示に若干の不具合が見られる部分もあります。例えば、3校の代表で皆の憧れである「エトワール」。Étoiléという表記が正しいのですが、Blu-rayプレイヤーによっては文字化けするようです。「É」がフランス語特有なので再生機器側が対応していないと表示できないのだと思われます。結果、最初の「Étoilé」の最初の1字が抜けて「toile」になってしまうという事態に……。

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このあたりはおそらく環境によるとは思いますのであしからず。第1話以外では無難に英語でEtoileと表示されるようです。

あの名台詞、英語で何と言う?


ここでは第1話以降から、作中の名台詞が英語でなんと翻訳されているか紹介していきます。


地球温暖化

「例えば、地球温暖化だ。」
For example, global warming.

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「CO2排出量増加による地球温暖化は常識だね?」
Global warming is caused by increased emission of carbon dioxide. That's common knowledege, right?

「そう、常識だ。いや、常識だと多くの人々が思っている」
Yeah, common knowledge. No, a lot of people think it's common knowledge.

「だが、実はCO2が地球温暖化の原因だという証拠は無いんだよ。」
But there's no evidence that points to carbon dioxide as the main cause of global warming.

これらは、とてもそうは聞こえませんが口説き文句です。地球温暖化は世間では常識と言われているが仮説にすぎない、だから常識とらわれるな。転じて(?)私を好きになれといいたい模様。

この要(かなめ)というキャラはスピカ側の主人公である光莉(ひかり)に毎回このような奇抜な台詞で迫ってきます。雑誌連載版や漫画では地味なキャラだったのですが、アニメ版では悪役兼ネタキャラとして一躍人気を博しました。なお一応、自分が口下手だという自覚はあるようです。

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「どうも私は口下手で困るよ」
I guess I'm an inarticulate person.

inarticulateは「口下手な、はっきりしない」の意。


キマシタワー!


百合なシーンに遭遇するとネットなどで使われる「キマシタワー!」というフレーズ。起源は「ストロベリー・パニック」だと思われます。

ただし実際の台詞は「たまりませんわー!」であり、これが当時のネット用語「キター!」と合わさって「キマシタワー!」になったものと思われます。

英語では以下のような感じに。

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「半べその渚砂ちゃん……」
Nagisa-chan about to cry...

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「ああ、たまりませんわー!」
This is just too good!

ちなみにどういう場面かというと、「渚砂を肝試しで脅かし、その声を録音したものを聞いて身もだえる玉青」という場面。玉青の渚砂への行き過ぎた愛情がよく表れているシーンです。

愛情表現が過ぎてコミカルに見えるシーンが多い玉青ですが、渚砂のことについてはいつでも真剣です。クライマックスでも、本当に渚砂のためを思った決断を下すことになります。

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「行ってらっしゃい、渚砂ちゃん」
Go to her, Nagisa-chan.

 

これから少しずつ視聴していくので、(主に英語面で)面白い部分があったらまた紹介したいと思います。
 


ちなみに漫画・小説も英語版が出ています。近年電子化されたので、なにげに国内版より入手しやすいです(国内版は絶版で、電子化もされていないようです)。 こちらもそのうち紹介したいです。








posted by trinder at 17:24 | Comment(0) | アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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