2021年10月03日

「性教育120% 」Vol.1〜3(完結)/ 50%OFFセール中!

Kindleストアで、KADOKAWA作品を対象とする50%OFFセールが開催中です。

【参考記事】
Kindleでニコニコカドカワ祭り2021開催 「繭、纏う」「雨でも晴れでも 」「安達としまむら」同50%OFF

今回はセール対象から、「性教育120% 」Vol.1〜3を紹介します。田滝きききさん原作、ほとむらさん作画。完結編となる第3巻は今年2月発売でした。


性教育120%


辻先生は、性教育に並々ならぬ情熱を注ぐ保健体育教師です。教科書にとらわれず、現実的で正しい性知識を教えるのを信条にしています。テーマは多岐にわたり、セ〇クスの正しい誘い方から、避妊、生理、果てはLGBTまで。辻先生の授業は破天荒ながらも、その真剣な姿はやがて生徒達からの信頼を集めていきます。


森谷さん

舞台は女子高なので、登場人物のほとんどは女の子です。

レギュラーとなる生徒が3人いるのですが、そのうち森谷さんは明確にレズビアンとして描かれています。ストーリー開始時点で恋人がおり、相手は中学時代からの付き合いである合川さん。当初は周囲に隠していたのですが、第5話(1巻収録)では友人達にカミングアウトする姿が描かれます。

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周囲に打ち明けるのにはかなりの勇気が必要だったようですが、皆良い子なので意外にもすんなり受け入れられています。


第10話(2巻収録)では、森谷さんと合川さんの馴れ初めが描かれます。女の子が好きな女の子どうし、何か通じるものがあったようです。

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ただし、森谷さんは当初別の女の子に片思いしていました。それに気づいた合川さんは、森谷さんの恋を応援するような行動を取りますが……?この話は、百合ものの短編としてもとてもよく出来たお話となっています。


なお森谷さんは普段から辻先生の授業を(ツッコミを入れつつも)比較的真剣に聞いています。合川さんとはすでにエッチまでする関係のため、授業で得た正しい性知識をプレイに活かそうとする真面目な(?)一面も見られます。


ちなみにレギュラーの生徒のうち、1人はBL好きの松田さん。何でもBLに脳内変換する癖があるものの、現実の男性にはあまり興味がない模様。男性同士で恋愛してほしいので自分が男と恋愛する気はないのだとか。ある意味ではBL好きの鑑というべきなのでしょうか。

もう1人は、柏さん。こちらは男性にも女性にもあまり興味がないらしく、それを少しコンプレックスに感じている部分もあるようです。ただし動物は好きで「ネコ」の話をよくしていたので、百合脳の森谷さんから同類と勘違いされる一幕もありました。

このようにレギュラーキャラ達が男性との恋愛にほぼ興味がないので、全体的にかなり百合寄りの雰囲気となっている作品です。授業で男性の体の仕組みが紹介されることはたまにあるものの、このあたりは一応性教育漫画なので妥当かと思います。


中沢先生

中沢先生は、真面目な性格の養護教諭。暴走しがちな辻先生にストップをかけるのが主な役割です。しかし、辻先生が真剣に生徒のことを考えているのを見て、中沢先生もしだいに理解を示し始めます。

厳しい部分もあるものの、中沢先生は普段は優しくて美人のお姉さんです。そのため、辻先生も実は中沢先生のことが気になっています。第3巻ではこの点が掘り下げられており、辻先生が中沢先生への恋心を自覚し悩む姿が描かれます。

辻先生は意外にも、自分の恋愛に関してはかなり慎重というか臆病。バイセクシャル(ただし実際につき合った相手は女性のみ)であることを、中沢先生ではなく生徒達にまず打ち明けたりもしています。やがて勇気を出して中沢先生に(遠回しながらも)好意を伝えますが、相手も慎重なためなかなか進展につながりません。

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クライマックスは、生徒達が辻先生と中沢先生の背中を押してくれる展開となっています。辻先生の授業が生徒達にちゃんと伝わっていたことが伺える、感慨深い場面となっています。


辻先生と中沢先生の恋を含め、第3巻は多くの部分がLGBTに関する話題で占められています。初歩的なことから深い部分までしっかり解説されており、普通に勉強になります。トランスジェンダーなどは海外では理解が進んでいるものの、日本ではまだまだ馴染みが薄いと思われるので一読の価値あり。


エピローグでは、ゆっくりながらも着実に進展している辻先生と中沢先生が描かれています。性教育ものとしても、百合ものとしてもとても楽しめる作品となっていると思います。



現在、全3巻が50%OFFセール中。
 




posted by trinder at 21:42 | Comment(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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