2017年05月19日

通訳案内士試験に役立つ百合漫画 地理・英語編

現在、平成29年度の通訳案内士試験が願書受付中です。

通訳案内士試験概要 - Japan National Tourism Organization


通訳案内士というのは、外国人観光客に日本を外国語で案内するのに必要な国家資格。近年の外国人観光客の急増にともない、さらに注目度を上げています。

私は昨年この試験を受験し、なんとか合格することができました。

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今回の記事では、通訳案内士の勉強に役立った(あるいは、もし読んでいたら役に立っていた)百合漫画を紹介しようと思います。冗談だと思われるかもしれませんが、勉強に使える百合漫画が意外とあるんです。


まず通訳案内士試験の内容を簡単に紹介すると、科目は大きく分けて以下の4つです(外国語で英語を選択した場合)。

・英語(1次試験の筆記・2次試験の口述)
・日本地理(1次試験の筆記)
・日本歴史(1次試験の筆記)
・一般常識(1次試験の筆記)

このうち百合漫画でカバーできそうなのは、英語と地理。まずは地理から紹介していきます。


地理編


北陸とらいあんぐる(ちさこ)



石川・富山・福井出身の3人の女の子が、ご当地ネタを語りまくる漫画です。

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金沢のある石川県は外国人観光客に人気があるため、通訳案内士試験では頻出です。最近だと平成27年度試験で出題。

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富山も意外に油断できません。上の画像のコマでも言及されている「立山黒部アルペンルート」は実際に出題されたことがあります。

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福井も…… そのうち出ないとも言い切れないかも?


ところで、作者のちさこさんは百合姫コミックスもいくつか出している漫画家さんです。本作でもちらほら百合ネタが見られます。今のところあくまでネタですが、今後の展開に期待。

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参考記事:「北陸とらいあんぐる」第1巻(ちさこ)



ヤマノススメ



登山に熱中する女の子たちを描いた漫画。アニメ化もされている人気作です。

作中で取り上げられるのは、関東周辺の山々が中心です。高校生である主人公たちの行動範囲の限界もあり、必ずしも有名な山ばかりではありません。でもそのへんのやりくりもみどころだったりします。

外国人観光客に人気がありそうな山だと、高尾山が取り上げられたことがあります。人気キャラであるここねの初登場エピソードです。

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通訳案内士では、高尾山は平成27年度試験で出題実績あり。この漫画の読者なら答えられたはず。

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富士山をフィーチャーしたエピソードがあるのも注目です。主人公の初めての本格的な挫折を描き、物語の転機となりました。現在は、富士山への再挑戦が主人公の大きな目標となっています。富士山は通訳案内士試験の超頻出事項なので、富士山の回は念入りに読んでおいて損はありません。


個人的には、この作品の最大の魅力は山への興味を持たせてくれることだと思います。山をテーマにしつつも同時に女の子たちの友情や成長を描いているため、山を身近な存在に感じることができます。山の標高とか位置関係がどうしても覚えられない!という人はぜひ読んでみてください。


参考記事:山の日なので「ヤマノススメ」を読もう(11巻まで&アンソロジー)



ゆりてつ(松山せいじ)



合ヶ咲女子高校鉄道部、略して「ゆりてつ」。4人の女の子たちが、鉄道で全国を旅しながら百合百合します。鉄道そのものに限らず、周辺の観光情報も豊富。文字情報が多いので、まさに勉強用としてもうってつけです。

「ヤマノススメ」が山に興味を持たせてくれる漫画だとすれば、「ゆりてつ」は鉄道に興味を持たせてくれる漫画です。山も鉄道も、通訳案内士試験では頻出事項。

ただし、やや古い作品(2011〜2013年リリース)のため情報の鮮度には注意が必要です。最初のエピソードでフィーチャーされている寝台列車「北斗星」からしてすでに走っていません。この漫画で地理の勉強をする際は、現在の状況の確認を忘れずに。


参考記事:
「ゆりてつ 〜私立百合ヶ咲女子高鉄道部〜」第1巻
「ゆりてつ 〜私立百合ヶ咲女子高鉄道部〜」第2巻
「ゆりてつ 〜私立百合ヶ咲女子高鉄道部〜」第3巻
「ゆりてつ 〜私立百合ヶ咲女子高鉄道部〜」第4巻


鉄娘な3姉妹 (松山せいじ)



上記の「ゆりてつ」と同じく松山せいじさん作。やはり女の子たちが各地の鉄道を旅するお話です。

実は事実上「ゆりてつ」の前作に当たります。「ゆりてつ」でメインキャラの1人だった能登まみこは、もともとは「鉄娘な3姉妹 」のゲストキャラでした。

百合メインというわけではありませんが、一部のエピソードは百合要素があります。1回きりのゲストキャラ相手ですがキスシーンもあり。

主人公の3姉妹はのちに「ゆりてつ」にも登場し、まみこと再会を果たします。その際は「ゆりてつ」の主人公であるはつねにちょっと嫉妬され、百合っぽい雰囲気に。

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「ゆりてつ」の前日譚としても読んでみる価値はあると思います。ただし「ゆりてつ」よりもさらに古い作品のため、情報の鮮度には注意が以下略。



お前はまだグンマを知らない (井田ヒロト)



関東の北のあたりにあるらしい未開の地「グンマ県」を舞台にしたご当地ギャグ漫画。富岡製糸場や草津温泉といった有名観光地から、マニアックなローカルなネタまで幅広くカバーしています。

タイトル通りグンマネタが中心ですが、近隣のトチギ県やイバラキ県、ニイガタ県などとの醜い抗争もたびたび描かれています。結果、北関東全般のネタに詳しくなれるスグレモノ。最近は愛知出身の新キャラなども登場しました。

徹頭徹尾おバカなギャグ漫画ですが、私にわかる限り嘘は書かれていません。客観的事実とギャグとして誇張された部分が容易に判別可能なので、実は結構勉強に使いやすいです。


なお、主人公はグンマに転校してきた男子高校生です。ではどのへんが百合なのかというと、主人公たちのクラスに1人百合キャラがいます。家城瑛南(いえき てるな)という女の子(愛称イエティー)で、親友の篠岡京(愛称篠っち)に恋しています。1巻の最後にある公式キャラ紹介によると「ガチレズ。篠岡のためなら死ねる」。

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一見脇役なのですが活躍の機会は意外と多いです。イエティーが主人公で篠っちがヒロイン、といった構成のエピソードが描かれたことも何度かあります。第4巻ではイエティーが表紙に抜擢。

公式でガチレズ認定されているだけあって、イエティー関連の百合描写はかなり本格的です。篠っちに対する同性愛的感情で悩む姿が、ギャグ漫画としては若干浮いているレベルでシリアスに描かれます。

ただし篠っちのほうは、どうやら主人公(男性です)に気があるようです。そのため最近のイエティーは、篠っちと主人公の接近を阻止するために行動することが多くなっています。


イエティー関係意外だと、イメージ映像で何度か登場する富岡製糸場の工女たちがなぜか百合な感じに描かれています。

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世界遺産の実態は、女学校のような百合百合空間だったのかも……?


みかはな週末とりっぷ(アザミユウコ)



3人の社会人女性が、週末を利用してあちこちおでかけ。

行先は近場から有名観光地まで様々。ただし観光地の紹介よりも3人のかけあい重視の作風です。旅先の地名や施設名があまり具体的に紹介されないこともあります。旅行のワクワク感や、各観光地のおおまかな雰囲気をつかむのにはよさそうです。



英語編

今年になってから、百合漫画の英語訳版が多数出版されています。

 

参考記事:
Bloom into You (英語版「やがて君になる」) 英単語帳
Kindred Spirits on the Roof(漫画「屋上の百合霊さん」)英単語帳
Kiss and White Lily for My Dearest Girl(英語版「あの娘にキスと白百合を」)Vol.1
Kase-San and Morning Glories (英語版「あさがおと加瀬さん。」)


そんな中でも通訳案内士試験対策として圧倒的実用性を誇るのが、英語版「きんいろモザイク」です。


きんいろモザイク(英語版)



イギリスから日本に留学してきた女の子・アリスと、忍をはじめとする友人たちの交流を描いた作品です。アニメ化もされている有名作なので説明の必要もないかもしれませんね。

作中、まだ日本に慣れていないアリスに忍たちがいろいろ教えてあげるシーンがよく登場します。「日本を外国人に紹介する」というのは、まさに通訳案内士の専門分野。英語の口述試験(いわゆる二次試験で、面接形式)で非常に参考になります。


巻末の解説ページが非常に充実しているのも大きな魅力です。ここでは漫画本編に登場した日本文化について、外国人の読者に向けた解説が書かれています。

例えば、漫画の中に「こけし」が登場すると……

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巻末で「こけし」とは何かが解説されます。

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The kokeshi doll is a traditional wooden doll with no arms or legs.
(こけしは伝統的な木製の人形で、手足がないのが特徴です)


どの解説も、簡潔ながらも正確でわかりやすいです。そのまま覚えておいて損はないレベル。

伝統文化に限らず、日本人以外には伝わりづらいネタには徹底的に補足が入っています。アニメや漫画のパロディの元ネタも解説してくれる親切ぶり。

さらには、翻訳の都合で内容が変更された箇所はこの解説コーナーで本来の内容を紹介しています。翻訳にあたっての試行錯誤がうかがえるという意味でも興味深いです。

もはやもう一つの本編といっても過言ではない充実ぶりの、巻末の解説コーナー。ぜひ飛ばさずに読んでみてください。


参考記事:Kiniro Mosaic(英語版「きんいろモザイク」)Vol.1



通訳案内士の試験に使えそうな百合漫画を、思いつく限りに挙げてみました。他にもよさそうな作品があったらぜひ教えてください。

   

  
 
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2017年05月14日

「遠藤靖子は夜迷町に隠れてる」第1巻(FLOWERCHILD)

FLOWERCHILDさんの「遠藤靖子は夜迷町に隠れている」を紹介します。



4/28発売の新しい作品ですが、現在ポイント33%還元が付いており非常にお得です。

参考記事:Kindleで「ヤングキング」作品がポイント約40%還元「ブラックリリィと白百合ちゃん」「遠藤靖子は夜迷町に隠れてる」など


あらすじ

薪岡しずえ(まきおか しずえ)が通う学校の周辺では、近頃若い女性の行方不明事件が起きていました。そんなある日、しずえはクラスメイトの遠藤靖子が女の子を襲っているのを目撃します。靖子はどうやら、女の子の首筋に噛みついて血を吸っていたようです。

その現場を目撃したことで、しずえは靖子の次のターゲットにされてしまいました。靖子はしずえの血を少し吸うなり、おおいに気に入ります。味・栄養価ともに満点だとか。挙句、「私の非常食になれ」という無茶な提案をしてきました。

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しずえは当然困惑しますが、靖子は交換条件としてご飯をおごってくれると言ってきました。金欠のしずえは、ご飯に釣られて約束を受け入れてしまいます。しかも、靖子はしずえの家に住み着くことに。こうして、女子高生と吸血鬼(っぽい女の子)の不思議な同居生活が始まりました。


靖子は吸血以外にも「儀式」と称してディープキスを要求するなど、かなり百合寄りです。

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しずえを「非常食」として確保した後もたまに女の子を襲っているようですし、今後の活躍(?)に期待です。


阿川亜喜良(あがわ あきら)&アシュリー


亜喜良は、しずえ達の同級生。一度靖子に襲われ血を吸われかけたものの、「不味い」という理由で放置されました。以後、亜喜良は靖子の正体を突き止めることに執念を燃やすようになります。

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アシュリーは、亜喜良にやとわれてアメリカからやってきたヴァンパイアハンター。ただし、見習いのためほぼ役に立ちません。実質的に亜喜良との漫才要員と化します。

当初は靖子への復讐をもくろんでいた亜喜良(とアシュリー)ですが、靖子がそこまで危険な存在ではないと知るとひとまず様子見をするようになります。以後は靖子やしずえと普通に友達としてなじんでいたり、そんな自分に戸惑いを覚えたり。今後の靖子達との関係性の変化に注目です。


基本的には百合系吸血鬼コメディで、楽しく読むことができる作品です。ですが靖子の正体や、過去に起こった行方不明事件の真相に関して謎も残っています。それらの要素がどう今後のストーリーに関わってくるのか、次巻以降も楽しみです。


 
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2017年05月13日

Kindleで「ヤングキング」作品がポイント約40%還元「ブラックリリィと白百合ちゃん」「遠藤靖子は夜迷町に隠れてる」「メバエ」など

Kindleストアで、雑誌「ヤングキング」30周年を記念したセールが行われています。作品にもよりますが、だいたい33〜37%程度のポイント還元が付いているようです。

Kindleストア / ヤングキングコミックス

百合作品もいくつかセール対象に含まれています。かなり最近の作品が多いです。

まずは、鳳まひろさん作「ブラックリリィと白百合ちゃん」が37%還元中。4月10日発売なので、なんとまだ1ヶ月程度しか経っていません。



参考記事:「ブラックリリィと白百合ちゃん」第1巻(鳳まひろ)



「メバエ」などに参加していたFLOWERCHILDさんによる「遠藤靖子は夜迷町に隠れてる」はポイント33%還元。



こちらは4月28日発売。なんと2週間くらいしか経っていません。見逃していた人はチェックする良い機会かも。

参考記事:「遠藤靖子は夜迷町に隠れてる」第1巻(FLOWERCHILD)


ちょっと(?)エッチな百合アンソロジー「メバエ」も、実はヤングキングコミックスとして出ていました。全5号すべてにポイント37%還元が確認できます。

  

 

参考記事:
百合アンソロジー「メバエ」vol.1
ビビッド百合アンソロジー「メバエ」vol.2
ビビッド百合アンソロジー「メバエ」vol.3
ビビッド百合アンソロジー「メバエ」vol.4
ビビッド百合アンソロジー「メバエ」vol.5

そういえば「メバエ」はしばらく新しい号が出ていない気がしますが、どうなっているのでしょう……。

 

なおセール期間は、他の電子書籍ストアの類似セールを見る限り5/21(日)までです。
 
タグ:電子書籍
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2017年05月06日

「女子高生のつれづれ」第1巻(三本コヨリ)

三本コヨリさんの「女子高生のつれづれ」第1巻の感想です。4月20日発売の作品。



宮田由子(愛称はミヤタ)、広瀬円香(広瀬)、屋古明音(ヤッコ)は、ごく普通の高2女子。いろんなことに興味津々なお年頃な3人は、今日もとりとめもない日常会話に花を咲かせます。

彼女たちの話題は、高校生らしくて、女の子らしくて、でもどこかくだらないものばかり。最初の回のテーマからして「おしっこを我慢すると気持ちいいらしい」。スカートの長さで試行錯誤するという女子高生らしいエピソードもあります。お互いのワキとか胸とか、下着とかを比べてみるという話も。



百合ポイント?

メインの3人とも人並みに異性に関心はあるようで、よく恋愛に関する雑談をしています。でも特別気になる男子とかもいないので、さっき話した恋愛ネタを女同士で試すという展開になりがちです。

壁ドン・顎クイを女同士でやってみたり。結構ドキドキしておりまんざらでもなさそうです。

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ミヤタとヤッコは実はそういう関係……と想像した広瀬が動揺するシーンなども。

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オチは多分読者のみんなの想像の範疇ですのであしからず。


その他、お互いのお尻や胸を触り合う話なんかもあります。基本的に年中イチャついているといっても過言ではないかも?


基本的には女子高生あるある的なエピソードが多く、女の子たちの等身大(多分)な毎日が描かれていると思います。ノリ的には懐かしの「女子高生Girls-High (Girls-Live)」にちょっとだけ近いかも。ただしこの作品では主人公達が一応の恥じらいはわきまえており、舞台が共学なこともあって、ハメは外しすぎていません。悪乗りと、常識や恥じらいによるブレーキのバランスが絶妙な作品だと思います。



【電子版】

 
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2017年05月05日

「あやかしぃのに」(乃花タツ)

前の記事では、「あやかしこ」を紹介しました。あやかしと言えば、最近読んだあやかし漫画で紹介し忘れていたものがありました。

 

乃花タツさんの「あやかしぃのに」です。全2巻で、2014年〜2015年頃にリリースされました。私は少し前にKindleストアであったKADOKAWA作品セールのときに読んだのですが、新作の紹介記事を優先して書いていたらいつの間にかそのままに……。この機会に紹介してみようと思います。


あらすじ

女子高生の綾香のもとに、ある日突然あかなめの少女「なめこ」がやって来ます。綾香の垢の味が気に入ったというなめこは、そのまま綾香の家に居候することに……。

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なめこは、食事として綾香の体をなめまくります。口では嫌がっている綾香ですが、そのわりにはなめられている間やけに官能的な表情をしていたり……?

毎回なめる部位やシチュエーションが変わり、様々なプレイ(?)が描かれています。そのうちだんだん大胆になり、家の外でも(人目を避けつつ)なめるように。試着室で店員さんから隠れながら、なんというマニアックなシチュエーションもあります。


だいたいそんな2人のイチャイチャがメインの、明るく楽しい作品です。ときどきケンカもしますが、すぐに仲直り。周囲からも「バカップル」よばわりされています。しかし不思議生物との同居もののお約束か、終盤にはお別れの危機が……?

もちろん、最後はちゃんとハッピーエンドになっているので安心です。

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百合的にメインなのは綾香となめこですが、淡雪とサンゴにも注目。

淡雪は、なめこを追って人間界にやってきた雪女。とりあえず綾香の友達であるサンゴの家への居候を画策しますが、サンゴは冷たくあしらいます。サンゴは雪女もドン引きするレベルで超クールです。ですがそんなサンゴも、純真な淡雪に次第に心を開いていき……?

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それまで単なる毒舌担当という感じだったサンゴですが、淡雪との交流によって内に秘めた優しさが描かれてます。

惜しいのは、淡雪の初登場が2巻中盤あたり(作品全体からすると終盤手前)なこと。個人的にはこの2人のエピソードももっと見てみたかったです。



なめこの綾香への垢なめを中心に、マニアックな百合プレイが満載の作品です。全2巻ということで気軽に読めるので、興味があればぜひチェックしてみてください。

 


ちなみに作者の乃花タツさんは、百合っぽい作品だとほかに「なり×ゆきリビング」も描いています。こちらは社会人同居ものの4コマ漫画。

 
 
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2017年05月04日

「あやかしこ」第3巻(ヒジキ)

前の記事では、「鳩子のあやかし郵便屋さん。」を紹介しました。あやかしと言えば、最近読んだあやかし漫画で紹介し忘れていたものがありました。

ヒジキさんの「あやかしこ」第3巻です。



発売当時に読んではいたのですが、これとかあれとかそれとかと発売日が近かったため、紹介しきれずにいました。


ちなみに1巻と2巻は紹介済み。

「あやかしこ」第1巻(ヒジキ)
「あやかしこ」第2巻(ヒジキ)



第3巻

第2巻では人間の女の子・エミが登場し、真帆路と微笑ましい友情を育んでいました。真帆路とエミの友情エピソードがほぼメインといっていいほどだったと思います。

続く第3巻では、「あやかし荘」のあやかし達をメインに据えたエピソードが多くなっています。それぞれの生態をフィーチャーした内容だったり、あやかし同士の交流の話だったり。人間同士の友情百合がメインになりかけていた第2巻から、初期のような妖怪漫画らしいノリにちょっと揺り戻しが入った印象です。

巻の最後には人間とあやかしの関係に関するちょっとシリアスな話もあり、もしや最終回なのではないかと一瞬心配になってしまうほど。でもちゃんと4巻に続くので安心です。


百合ポイント

貴重な人間キャラ枠であり、百合的にも期待大のキャラクター・エミ。前巻ほど出ずっぱりではないものの、第3巻でもいくつかのエピソードで登場。相変わらず真帆路とちょっと百合っぽい掛け合いを見せてくれます。

真帆路がエミのためにお弁当を作る話では、「あーん」が見れます。積極的なエミに対し、照れている真帆路が可愛いです。

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真帆路が小鳥の霊を憑依させてしまう話では、真帆路がエミの指を「はむっ」します。

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その他いろいろ、いつもより激しいスキンシップが。これにはさすがのエミも赤面せずにはいられません。ある意味、攻守交替……?



エミ関連以外でしいて挙げるなら、雪芽メインの回がみどころ。玖雨狐に押し倒されて赤面する一幕があります。

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雪芽は第1巻では玖雨狐に壁ドンされてドキドキしていましたね。これまで特別深く掘り下げられたことはないものの、雪芽は玖雨狐へ何か特別な気持ちを抱いているのでしょうか……?


人間(主にエミ)メインの話とあやかしメインの話がバランスよく配置され、独特のスタイルが固まってきたように感じます。今後も、人間とあやかしの微笑ましい交流(あとたまに百合)に期待です。


  
 
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2017年05月03日

「鳩子のあやかし郵便屋さん。」第1巻(雪子)

「ふたりべや」でおなじみの雪子さんの新作、「鳩子のあやかし郵便屋さん。」第1巻を読みました。




鳩子は、妖怪のために荷物を届けるお仕事をしている女の子。うかつに人前に出られない妖怪たちはよく通販を利用するらしく、鳩子の郵便屋さんは大人気です。

猫又のここねは、鳩子を慕って一緒に暮らしています。配達のお手伝いもしています。そんな2人と、配達先の妖怪たちの交流を描いたお話です。


登場する妖怪たちは多くが美女or美少女。そもそも生物っぽい形をしていない妖怪以外は基本的にすべて女性です。

河童に至ってはスクール水着の少女。トレードマークのお皿は頭頂部ではなく額のあたりにあるようです。

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そんな大胆なアレンジがされている一方で、それぞれの妖怪本来の性質もきちんと設定に活かされています。


百合ポイント

鳩子は、可愛らしい外見と素直な性格からか妖怪たちから大人気です。登場する妖怪の大半が女性ということもあって、ときどき百合っぽいやりとりが登場します。

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鳩子とここねの絆も良い感じ。他の妖怪たちが鳩子にベタベタしようとすると、ここねがすかさず阻止に入ります。どうやら嫉妬しているようです。2人の絆は相当長い時間をかけて築かれたもののようなのですが、2人の過去はまだまだ謎が多かったりします。今後も少しずつ明かされていくのでしょう。


「ふたりべや」のような直接的な百合要素は控えめですが、美少女化された妖怪たちのかけあいが楽しい漫画です。今後どんな妖怪が登場するのかにも注目です。



【電子版】



ちなみに、雪子さんの代表作は現在電子版が200円(税抜き)セール中です。


 
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2017年05月01日

Kindleでコミックバーズ作品が200円(+税)になるセール 「このはな綺譚」「ふたりべや」等

Kindleストアで、コミックバーズ関連作品が200円(厳密には税込で216円)になるセールが行われています。コミックバーズ20周年なので200円、ということのようです。

Kindleストア / 200円前後になっているコミックバーズ作品一覧


コミックバーズで百合といえば、まずはアニメ化も決定した「このはな綺譚」。シリーズの始まりを辿れば百合姫(の姉妹誌)だったりすのですが、現在ではすっかりバーズの顔?

 


「ふたりべや」もバーズ作品につきセール対象です。




現在作品によっては一部の巻のみセールになっているようですが、今後他の巻も追加されるのではないかと思われます(最初のほうだけセールというケースはよくありますが、途中の巻だけセールになる例はあまりありません)。

バースコミックスで百合というと他に「ともだちごっこ」「ユリ熊嵐」などもあります。現時点(5月1日)ではセールになっていないようですが、こちらも今後の追加に期待?
 

Kindle月替わりセール

ついでと言ってはなんですが、Kindleストアの月替わりセールをちょっと紹介。

Kindle本月替わりセール対象タイトル


毎月ちょっとだけ百合漫画が紛れ込んだたりするのですが、5月分は「ガレット創刊号」が対象に入っています。


 
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2017年04月30日

「プラマイごはん」第1巻(森小太郎、 とい天津)

4月28日発売の「プラマイごはん」第1巻を読みました。



作画は森小太郎さん、原作はとい天津さんです。とい天津さんは、「屋上の百合霊さん」の原作者です。ゲームだけでなく漫画版の原作も担当なさっていました。

  


今回の「プラマイごはん」は別に百合ものというわけではないものの、女の子たちが目標に向かって頑張るお話。女の子の友情描写が好きな人ならそういう観点からも楽しめると思います。


あらすじ

五十嵐珠江(いがらし たまえ)は、「限定食」(数量や期間や限定がグルメ)をこよなく愛する女子高生。しかし体形維持にはとても気を使っており、食べたらその分運動して「プラマイゼロ」にするのがポリシーです。

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そんな珠江が、友人の高橋カロリーナや君山聖楽(きみやま せら)とともに運動しながら様々なグルメを堪能していきます。


登場するグルメは回によってさまざま。あんパンのような軽め(実はそうでもないらしいですが)からパンケーキのようないかにもカロリー満点なものまで登場します。それぞれに含まれるカロリーや「プラマイゼロ」にするための運動量が具体的に紹介されているため、ダイエットや体系維持に興味がある人には参考になりそうです。

紹介されている運動は、多くが自宅でもできそうな手軽なもの。スポーツとかランニングをする余裕がない人でも実践しやすいものになっています。

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主人公たちが運動する目的は、グルメを心置きなく楽しむこと。料理の絵はとてもおいしそうに描かれていますし、それを頬張る主人公たちの表情もとても活き活きとしています。とい天津さん原作の「屋上の百合霊さん」でも料理関係の描写には非常に力が入っていましたね。


おいしいものを食べたい、でも体形は気になるという誰もが(多分)持っているという悩みに答えてくれる漫画だと思います。


百合要素(?)

最初のほうで百合漫画ではないと紹介しましたが、レギュラーキャラは女の子だけなので友情を描いたシーンはちょくちょく登場します。そのへんを楽しみに読むのも十分にありだと思います。

例えば主人公の珠江は、クールそうな外見からか普段は周囲からやや距離を置かれがちという設定。そんな彼女が、グルメと運動を通してカロリーナや聖楽と次第に距離を縮めて行く姿も見どころです。相手への呼び方が次第に変化していくのは王道ですね。カロリーナに抱き着かれて照れる場面もあったり。

あと終盤に登場する聖楽の姉・咲良にも注目。肉体マニアという設定により、珠江やカロリーナにうっとりしながら抱き着きます。

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次巻から始まる夏休み編ではレギュラー的に登場しそうなので、今後のさらなる活躍に期待です。



【電子版】

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2017年04月23日

「エクレア blanche あなたに響く百合アンソロジー」が6月27日に発売決定

昨年11月に発売された百合アンソロジー「エクレア」。KADOKAWAからの発売ということで、仲谷鳰さん(やがて君になる)、缶乃さん(あの娘にキスと白百合を)、柊ゆたかさん(新米姉妹のふたりごはん)、等々の話題の百合作家さんが多数参加していました。

参考記事:「エクレア あなたに響く百合アンソロジー」(仲谷鳰、缶乃ほか)


そんな「エクレア」の第2弾の発売が発表されました。タイトルは「エクレア blanche あなたに響く百合アンソロジー」。


上で引用したツィートの通り、発売日は6月27日。作家陣の第一報は4月27日発売の電撃大王で発表とのことです。


「エクレア」の第1弾は、コンセプトがシンプルで読みやすい作品が多かったと思います。そういう意味では初心者向け。それでいてどの作品も独自の個性を持っており、またきちんと百合(女性同士の恋愛)をやっていました。普段から百合好きな人も満足な内容だったと思います。初心者にも以前からのファンにも受け入れられるバランスの良さがあったと思います。。シリーズ化して続いていくのだとしたら、これからの展開が非常に楽しみです。


 
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2017年04月12日

「ブラックリリィと白百合ちゃん」第1巻(鳳まひろ)

鳳まひろさんの「ブラックリリィと白百合ちゃん」第1巻を読みました。



タイトルだけでもいろいろ想像を膨らませてくれますが、帯でも百合を謳っています。これは期待できそうです。

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百園優凛(ももぞの ゆり)は、峰百合学園に通うことになった転校生。この学園は、厳格で規律を重んじる古き良き女子高。──優凛はそう聞いていたのですが、いざ行ってみるととっても淫らなことになっていました。

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実は去年理事長が変わってから、自由を重んじる校風へと変化していたのです。寮では女の子たちが人目もはばからずイチャイチャしています。

優凛が寮の部屋へと向かうと、そこではすでにルームメイトのリリィがお楽しみ中でした。

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どうやらこのリリィは学園でも噂の問題児のようです。ちなみにこの時のお相手は、彼女の「ペット」だという女の子・桜。


自由の名のもとに学園の乱れた風紀、そして変な同居人。早くも心配になる優凛でしたが、持ち前の正義感で風紀を正そうと奮闘します。しかし転校してきたばかりということもあって空回り気味。

ですが優凛は次第に、リリィも彼女なりに他人への思いやりを持っていることを知ります。一見滅茶苦茶に見えるその言動も、自分が正しいと思うことのためならたとえ周囲に嫌われても構わないという決意の表れ。

他人からの理解を求めず、友達もいらないと言うリリィ。優凛はそんなリリィに対し、思わず勢いで「恋人」になると口走っていました。

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実はリリィも、優凛には興味を抱いていました。こうして、優凛とリリィはお付き合いを始めることに。


清く正しくあろうとする優凛と、自由を重んじるリリィの性格は一見対照的です。ですが物語後半では、2人のそのような人格が形成された背景も絡めて意外なほどシリアスなストーリーが展開されます。

最後はお互いを本当の意味で理解しあい、ついに恋人としての一線も越え──?

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完全にハッピーエンドの空気が漂っていますが、第2巻に続きます。


ちょっとエッチでおバカなラブコメかと思いきや、丁寧にキャラクターを掘り下げている部分も多いです。第1巻は優凛とリリィが中心でしたが、次巻以降他のカップルのストーリーも見れるのかもしれません。今後の展開が楽しみです。



【電子版】

 
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2017年04月09日

「今日も女の子を攻略した。」第1巻(むく)

「今日も女の子を攻略した。」第1巻を読みました。3月27日発売の作品です。



百合漫画多めの4コマ誌・コミックキューンで連載中。作者は、同誌で「ニョロ子の生放送!」を連載していたむくさん。


参考記事:「ニョロ子の生放送!」第2巻(完結) / むく


ニョロ子もかなり百合度高めだったので、今回も期待がかかります。


あらすじ

黛風澄(まゆずみ かすみ)は、容姿端麗・頭脳明晰・スポーツ万能なハイスペック美少女。ただしちょっと口下手かつ天然なところがあり、無意識の言動で相手をドキドキさせてしまいがちです。そんな風澄が、毎回いろいろな女の子を知らない間に「攻略」してしまう姿を描いた作品です。

最初のエピソードでメインになるのは、同じクラスの三星杏子(みつぼし きょうこ)。ふとしたきっかけで風澄に惚れてしまった杏子ですが、風澄もまた杏子と仲良くなりたいと思っていました。こうして2人は友達(?)になります。

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第2話以降は、毎回登場するいろいろな女の子を風澄が(無意識に)攻略していく展開です。なお杏子も風澄の親友的なポジションでレギュラー的に活躍します。

登場する女の子はいずれも個性豊か。同級生から学校の先生まで、本当に色々です。中には「百合女王」なんて強敵も登場します。ライバル出現……かと思いきや風澄のことを結構気に入っている様子。

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主人公が次々に女の子を攻略し百合ハーレムを作るという、ありそうで意外と見ないタイプの百合漫画です。

女の子が女の子を攻略、という点だけ見れば「ゆりキャン」「ハートオブtheガール」もありましたが、あちらは何かしらの目的があって意識的に攻略を行っていました。「今日も女の子を攻略した。」の場合、あくまで無意識というのが一つの個性であり魅力になっています。

主人公は「イケメン美少女」と形容されていますが、決してボーイッシュな感じではなくちゃんと女の子らしいのも個人的には好きなポイントです。

風澄が実は友情に飢えているという設定があり、杏子との友情ものとして読んでもなかなか面白い内容になっています(杏子のほうは明らかに友情を超えた気持ちを抱いていますが)。

今回はまだ主人公の周囲の人たちが攻略対象ですが、今後スケールアップしても面白そうです。風澄の百合モテパワーはいったいどこまで通用するのでしょうか。



【電子版】


 
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2017年04月08日

Kindleで「まんが4コマぱれっと」がポイント50%還元 「魔女とほうきと黒縁メガネ」「くらまちゃんにグイってしたらピシャってされた!」など

Kindleストアで、「まんが4コマぱれっと」関連の作品にポイント50%還元が付いています。セール期間は、他の電子書籍ストアの類似セールと同じだとすれば4月10日(月)まで。

ぱれっとは「百合姫」と同じ一迅社が出している4コマ漫画誌。百合漫画も少なくないのですが、芳文社きらら系などと比べると意外と見逃されがちです(単に私が詳しくないだけなのもありますが……)。

以下では、セール対象の中から百合要素のありそうな作品を挙げていきます。

「魔女とほうきと黒縁メガネ」は、「百合の世界入門」でも取り上げられた正真正銘の百合漫画。中二病ネタと怒涛のガチレズギャグが謎の融合を見せています。主人公たち含め「おねロリ」カップルが2組いるという比較的珍しい構図もみどころ。最後は結婚

  

「くらまちゃんにグイってしたらピシャってされた!」は、全2巻がセール対象。

 

表紙にそこはかとなく百合姫テイストを感じる(私だけ?)「大上さんとケルベロスゥ!」も50%還元。




他にも探せば百合っぽい作品がいろいろありそうです。

   

一部に百合キャラがいる、というレベルまで視野を広げればかなりの数がありそう。例えば「すのはら荘の管理人さん」は基本はおねショタ(+お色気)漫画ですが、レギュラーに百合キャラがいます。さらにそれとは別に公式で「百合脳」認定されているキャラもいたり。

 

ちなみに作者は「こはる日和。」のねこうめさん。微百合要素があるのも納得?


ぱれっと本誌

ぱれっと本誌のほうもセール中です。現在本誌は300円となっていますが、一部のバックナンバーはそこにポイント83%還元がついて実質なんと50円。ぱれっと作品の試し読み的な感覚でチェックしてもいいかもしれません。

   

まだ単行本化されていない新しい作品のチェックにも便利です。個人的には「吸血鬼はじめました。」が面白そう。2017年1月号から連載しているようです。

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百合吸血鬼、最近流行ってるんですかね?

 
上記のバックナンバーとは別に、無料のお試し版も配信されています。お色気系の6作品を収録しているとのこと。


 
タグ:電子書籍
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2017年04月07日

「将来的に死んでくれ」(長門知大)

長門知大さんの「将来的に死んでくれ」第1巻の感想です。



菱川さんは、友達の小槙ちゃんにお金を渡して一言「ヤらせて」

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クールに拒否する小槙ちゃん。それでも菱川さんはめげずにあの手この手で小槙ちゃんと性交渉に持ち込もうと画策します。なぜか毎回お金をちらつかせながら……。

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こんな2人ですが一応友達で、「ヤらせて」云々さえなければ普通に仲良しのようです。菱川がデートに誘うと小槙はすんなりOKしてくれます(特に恋人っぽいことをするわけでもありませんが)。小槙が菱川を(顔は)可愛いと言ったりもします。

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菱川の「ヤらせて」さえなければ順調に進展するのでは?と思わずにはいられません。ですが、これも菱川なりの不器用されの表れ、なのでしょうか……。まっすぐといえばまっすぐです。


色欲丸出しの菱川と、小槙のクールな突っ込みが楽しく、テンポよく読めました。ちょっとおバカな百合ラブコメが好きな人におおすすめです。



【電子版】

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2017年04月03日

「ふたりべや」第4巻(雪子)/ メロンブックス限定アンソロジー

雪子さん作の「ふたりべや」第4巻を読みました。



下宿の同室で暮らす女子高生・桜子とかすみの毎日を、ゆるく可愛く描くこの作品。2人の高校入学と同居開始からスタートしましたが、それからしっかり時間は経過しています。前巻からは、3年生となった桜子たちが将来のことを真剣に考える姿も描かれ始めました。

「ふたりべや」第3巻 (雪子)

ちなみに昨年末に出た作者さんの短編集では、連載開始前に描かれた同人誌版が掲載されたりも。

おねだりしてみて(雪子)



今回の第4巻でも、桜子とかすみのイチャイチャが全開です。あまりにナチュラルなイチャつきに、周囲からは驚かれたりあきれられたり。

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桜子のほうからベタベタしたがる流れが多いですが、かすみもそれを受け入れているので実質相思相愛。ときどき、桜子のスキをついて(?)かすみのほうから攻めていくパターンもあります。

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今回は受験勉強のシーンが多くそれなりに真面目なストーリーのはずなのですが、2人のイチャイチャぶりが暗さを感じさせません。

もちろん、最終的には桜子・かすみともに無事に大学合格。大学でも2人は同居する気満々で、2人部屋を探して不動産屋を訪れるエピソードが描かれています。桜子いわく「新婚生活」


キリの良いところで終わっている第4巻ですが、続いて大学生編が始まることがあとがきで明言されています。桜子とかすみが新たな生活の中でどんな人たちと出会い、どんなことが起こるのか。次巻以降も楽しみです。



ふたりべやアンソロジー

メロンブックスでは「ふたりべやアンソロジー」付きの限定版が販売されています。

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アンソロジーでは(百合的に)非常に豪華な面々が参加しており必見です。「あの娘にキスと白百合を」の缶乃さん、「明るい記憶喪失」の奥たまむしさん、「柚子森さん」の江島絵理さん、「新米姉妹のふたりごはん」の柊ゆたかさん、等々といった具合。原作者の雪子さんも参加しています。

作家さんによってキャラクターの描き方が大きく違って新鮮です。原作者である雪子さんの絵柄の印象が強い作品なので、違うタッチで描かれているだけでも結構新鮮。特に桜子は各作家さんの個性が強く表れている感じです。

缶乃さんは「あのキス」ともまたちょっと違った絵になっていて、多彩さを感じさせます。

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奥たまむしさんはいつも通り。というか、「明るい記憶喪失」とノリが一緒。でもそれがいい、かも。

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桜子とかすみを描いた作品が多いですが、河合朗さんは雛子と藤穂。良い意味で異彩を放っています。


原作者の雪子さんによる作品も、本編ではできないはっちゃけたノリ。タイトルは「キスしないと出られない部屋に閉じ込められました。」


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タイトルそのまんまな内容です。本編に登場する3組のルームメイト全員分が描かれており、それぞれ違ったリアクションを見せています。あっさりキスする桜子とかすみも良いのですが、あとの2組も見もの。

「ふたりべや」ファンならぜひ読んでほしいアンソロジーです。
 



【電子版】


 
タグ:ふたりべや
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2017年03月26日

「あの娘にキスと白百合を」第6巻(缶乃)

缶乃さんの「あの娘にキスと白百合を」第6巻の感想です。



最近英語版が発売されたり、2年連続で「百合展」のイメージビジュアルに選ばれたりと、今とても勢いのある作品です。

今回の表紙は、朝倉亜麻祢(あさくらあまね)、比留間諒(ひるまりょう)、夕凪仁菜(ゆうなぎにな)。いずれも新キャラクターです(もちろん設定上は以前から学園にいたのでしょうが)。

実は表紙にキャラクターが3人描かれているのはシリーズ初です。これは今回のストーリーに沿ったものになっています。


千春&伊澄

気になる新キャラ達のお話の前に、千春(旧名デコ先輩)と伊澄(自他ともに認めるバカ)のストーリーが入ります。第2巻後半あたりでメインを務めていた2人です。



最近の青蘭学園では、女の子同士で花を贈り合うことが唐突に流行中。贈る花の色によって相手への気持ちを表現するなど、なかなか凝った決まりもあるようです。

ちょっと遅れてこのブームに気付いた伊澄は、千春に花を贈るために不器用な奮闘をすることになります。そこに、伊澄に好意を抱く女の子・亜麻祢が現れて……。

続くエピソードでは、遠くの大学に進学していた星野先輩が久しぶりに登場。千春にとっては元ルームメイトであり、憧れの人でもありました。ですが、今の千春には伊澄がいます。


今回、ちょっと久しぶりにメインストーリーを担っている千春と伊澄。他のキャラクター達とのかかわりの中で、自分たちの絆を再確認するようなエピソードです。

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そして、伊澄に好意を抱いていた女の子・亜麻祢は次のストーリー(この巻のメイン)への橋渡し的存在となっています。


亜麻祢、諒、仁菜

続いて、いよいよ表紙の3人のストーリーが始まります。お花を贈り合うという流行はこちらの話でも健在です。

比留間諒(ひるまりょう)は、一見クールだけど実は口下手で友達が少ないのがコンプレックス。クラスメイトの朝倉亜麻祢(あさくらあまね)に恋をしてしまった諒は、亜麻祢にお花を贈ります。1人だけにしか贈れない(つまり実質告白を意味する)赤いリボンと一緒に。

亜麻祢は明るく受け取ってくれましたが、実は彼女にとってはそれは3本目でした。亜麻祢は好きなものに関しては自重しないタイプで、同時に何人も愛することができるちょっと困った女の子だったのです(ある意味では純粋?)。

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すっきりしない諒。しかもそれ以来、亜麻祢のルームメイトである夕凪仁菜(ゆうなぎにな)が露骨な敵意を諒に向けてくるようになりました。もしかして、仁菜も亜麻祢のことが好き……?

仁菜は諒に対して嫌がらせを繰り返しますが、お人よしな諒はズレた好意的解釈を返し続けます。これには仁菜も次第に調子を狂わされていき……。というよりむしろ諒のことが気になり始め??

気がついたらこんなことになっていました。

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突然諒にキスしてしまった仁菜は、もう自分でも自分がよくわかりません。好きなのは亜麻祢なのか、それとも諒なのか。どちらを選ぶべきか、あるいは「選ばない」という選択もありえるのか。それぞれちょっとずつ変な3人の物語は、意外な結末に向かっていきます。



表紙に3人描かれているということからも示唆されているように、これまでにない新しいタイプのエピソードとなっています。実質新キャラ達による独立した物語といっても過言ではないのですが、花を贈るという要素が世界観を繋いでいる感じです。どの巻でもそうですが、新しい要素を入れつつもこれまでとの連続性を感じさせる構成になっているのはすごいと思います。

キスシーンも巻を増すごとに新しい表現があって見ごたえがあります。見開きを前提にした画面構成も多いので、紙の本で読むとよりいっそう印象的になりそうです。



【電子版】

上で紙版を勧めておいでなんですが、実は私は電子版で読んたり……。




第1巻の英語版も発売中です。こちらはむしろ電子版推奨(洋書なので発送にかかる時間とか品切れ問題とかで)。


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Kindleでスクウェア・エニックス作品がポイント50%還元「ななしのアステリズム」「ハッピーシュガーライフ」「安達としまむら」など

Kindleストアで、スクウェア・エニックスの作品にポイント約50%還元(厳密には46%くらいが多いようです)が付いています。

セール対象の正確な範囲、期間などは発表されていません。ですが、他の電子書籍ストアの類似セールではスクエニの全作品が対象で、期間は3月27日まで。Kindleストアでも同様である可能性が高そうです。


さっそく、セール対象から百合漫画を探してみましょう。ちなみに、作品によっては現時点では一部の巻のみセールになっています。ですが普通あまり半端なセール対象にはしないと思うので、今後他の巻も対象になる可能性はあります。


個人的に最近のスクエニで印象的なのは「ななしのアステリズム」。今年の百合展にも参加している注目の作品です(次で最終巻になりそうですが……)。

 

【参考記事】
ななしのアステリズム 1巻・2巻(小林キナ)


「ハッピーシュガーライフ」もスクエニです。



【参考記事】
「ハッピーシュガーライフ」1巻・2巻(鍵空とみやき)


「安達としまむら」は、実はコミカライズ版がスクエニです(原作小説はKADOKAWA)。




実写映画化で話題の「咲-Saki-」シリーズもセール対象。特に本編第1巻はもともと半額セール中なところにポイント50%還元なので、実質150円くらいで買えてしまいます。最新の16巻も50%還元はしっかり付いています。

 

【参考記事】
「咲-Saki-」第16巻(小林立)

最新のスピンオフ「怜-Toki-」にも約50%還元が。百合漫画をよく描いているめきめきさんの作品ということで、個人的にはかなりお気に入りです。



【参考記事】
「怜-Toki-」第1巻 (小林 立 / めきめき)


これまでのスピンオフシリーズももちろんセール対象。作者を主人公にした異色のドキュメンタリー(??)漫画「立-Ritz-」なんかもあります。

   

【参考記事】
「立-Ritz- 」(大和田秀樹)


「賭ケグルイ」とそのスピンオフ「賭ケグルイ双」もスクエニです。いずれも今年の2月に最新巻が出たばかりですが、ポイント50%還元が付いています。

  


その他にも、百合要素のある漫画がいろいろ。最近のスクウェア・エニックスはなかなかあなどれません。

  
 
セール期間は3月27日までと思われるので、気になる作品がある場合はお早めに。
 
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2017年03月25日

「あさがおと加瀬さん。」アニメPV公開

先日「アニーメーションクリップ」の制作が発表された、「あさがおと加瀬さん。」。


本日、特報PVが公開されました。まずイベントで上映されたようですが、現在はYoutubeでも視聴できます。



あくまでまだPVということで、歌に合わせて数点のイメージカットが流れる構成です。

ビジュアル面はかなり良い感じで、原作の世界をアニメに違和感なく表現できていると思います。動く姿が見れるのがとても楽しみです。

主題歌も作品の雰囲気にぴったり。歌いだしの「春の光 風吹く街 君と出会ったあの時」というフレーズも、原作と上手くシンクロして……

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(※原作第1話1ページ目)

………

細かいことは気にしないほうがよさそうです。


PVも公開されて期待が高まる「あさがおと加瀬さん。」。本編の公開が楽しみです。

  
タグ:加瀬さん
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百合百景(はちこ)

はちこさんの「百合百景」を読みました。




この作品は、タイトル通り100組の百合カップルを描いた超・短編集です。ちなみに、オールカラー。

1ページ1本が基本スタイルですが、たまに4ページ分くらいに渡る長編(?)も。逆に1コマで1ページ使った実質イラストな作品もありますが、こちらもきちんとストーリー性を感じさせるものになっています。

日常のなにげないやりとりから、恋に目覚める瞬間、あるいはすでに付き合ってる2人のイチャイチャな1コマまで。着目点の豊富さに驚きです。


※第28景「好きな人にかわいいって言われたい女の子の百合」
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百合漫画が100本も収録されているということで、お気に入りのカップルが見つかる可能性はとても高いと思います。王道カップルからちょっと変な2人まで、非常にバリエーション豊かです。

※第21景「キスにはまる百合」
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楽しみ方も人それぞれ。いっきに100本読みに挑戦してもいいし、スキマ時間にちょっとずつ読むのもあり。

基本的にフリースタイルのため、一発ネタや出オチ的な作品もちょくちょくあります。そのへんに突っ込みを入れながら読んでも楽しいと思います。

※第72景「変態百合」
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100カップルということで、単純計算で200キャラが登場することになります。そのあたりの描き分けも注目です。「あれ?この顔さっきも見たような……」とか思っても口にしないのがたしなみです。

全キャラに名前がついていますが、どっちがどっちなのかわからないカップルも相当数あります。いっそのこと、どっちがどっちなのか自分で想像してみるのもいいかもしれません。

登場カップルが100組いれば、楽しみ方も100種類……?そんな可能性を感じさせてくれる1冊でした。




【電子版】


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2017年03月24日

Kindle本 春のフェア まとめ買いで「ハートオブtheガール」「こはる日和。」などが50%OFF

Kindleストアで大規模なセールが開始されています。

Kindle本 春のフェア 〜単品・まとめ買い最大50%OFF


まとめ買い50%FF

単品で大幅割引orポイント還元の作品も多いのですが、個人的に注目はまとめ買いセール部門。かなり最近の百合漫画が30〜50%OFFになっています。普段あまりセールにならない芳文社の作品もたくさん。

50%OFFには、 「ハートオブtheガール」「こはる日和。」「なり×ゆきリビング」「イチロー!」などが。

   

   

【参考記事】
「ハートオブtheガール」第1巻(奥たまむし)
「ハートオブtheガール」第2巻(完結) / 奥たまむし
R18! 第6巻(完結)/ぷらぱ



まとめ買い30%OFF

まとめ買い30%OFFセールは、かなりの数の作品が対象になっています。最近3巻が出たばかりの「はるかなレシーブ」なども。



 

   

  

【参考記事】
「はるかなレシーブ」第3巻(如意自在)
「すわっぷ⇔すわっぷ」第2巻(とめきち)
「双角カンケイ。」第2巻(完結) / タチ
「桜Trick」第7巻(タチ)
「きんいろモザイク」第7巻(原悠衣)
女子高生Girls-Live 第6巻(完結) / 大島永遠


他にも探せばいろいろ百合漫画があるかもしれません。

Kindle本 春のフェア 〜単品・まとめ買い最大50%OFF

セール期間は4月2日までです。
 
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