2017年01月11日

Kindleで芳文社作品の第1巻がポイント47%還元 「うらら迷路帖」「ステラのまほう」「おちこぼれフルーツタルト」など

Kindleストアで、芳文社作品のコミックの第1巻にポイント47%還元が付いています。

対象作品には、「うらら迷路帖」「ステラのまほう」「NEW GAME!」などのアニメ化作品が含まれます。

  

  

 

その他にも、百合っぽい要素のある作品がいくつか。結構最近の作品が多いことに注目です。

  

  
 
タグ:電子書籍
posted by trinder at 06:58| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月09日

Bloom into You(英語版「やがて君になる」)Episode2: First Blush

1月3日に発売された、「やがて君になる」の英語版"Bloom into You"。



前の記事で第1話を紹介したのに続き、今回は第2話を紹介します。


we're both girls

突然、侑に「君のこと好きになりそう」と告げた燈子。燈子としては無意識に口走ってしまったらしく、やがて我に帰ってあわてて誤魔化しました。

侑のほうでも、きっと深い意味はなかったのだと思うことにします。でもやっぱり気になるようで、燈子の言葉の意味を何度も考えています。

「そりゃあ女同士だし、そんな気にするような意味のわけないんだけど……あんな顔するから」

bloominto2uu1.jpg

I mean, we're both girls. I've got nothing to worry about.
(わたし達女同士だし。何も心配することはないよね)

Still, something about the way she was looking at me...
(でも、あのときの私を見る目は何か……)

意図するところは同じですが、少し表現が変わっています。

we're both girls(わたし達は女の子同士)は百合作品の超頻出表現です。「女の子同士なのにドキドキしてしまう」「女の子同士なのに好きになってしまう」「女の子同士だから手をつないでいても大丈夫」といった感じで、様々な百合台詞に使用されます。


campaign manager

侑のモヤモヤは晴れないまま、生徒会選挙の日が近づきます。燈子は周囲からの強い期待に応え、生徒会長への立候補を決意。さらには、一緒に選挙活動を行う「推薦責任者」として侑を指名します。

「推薦責任者っていって、私と一緒に選挙活動をしてくれる人が必要なの。それを小糸さんに頼めないかな」

bloominto2uu2.jpg

I'm going to need a campaign manager.
(選挙責任者が必要になるの)

Someone to help me with election activities and such.
(選挙活動とかをサポートしてくれる人のことね)

Could you do that for me, koito-san?
(小糸さん、私の選挙責任者になってくれない?)


「推薦責任者」はシンプルにcampaign manager(選挙の責任者)と訳されています。「推薦責任者」はやや独特の表現なので、そのままではどんなポジションなのか海外の人に伝わりづらいという配慮でしょうか。



assumed

燈子がサポート役に侑を選んだことは、侑にとってはもちろん驚き。さらに、燈子の親友である沙弥香にも大きなショックを与えます。すっかり自分が燈子を助けるつもりになっていた沙弥香は、ちょっとスネてしまったようです。

「別に?私が勝手に責任者をやるつもりになってただけだもの」

bloominto2uu3.jpg

I don't know. I guess I just assumed I would be your campaign manager.
(知らない。きっと私が勝手に選挙責任者になると思い込んでただけだもの)

assumeというのは、根拠もなく決めてかかるとか、思い込むという意味。まさに直前までの沙弥香の心情にぴったりな表現です。



that kind of love

燈子のフォローもあって、沙弥香もなんとか機嫌を直してくれました。そして侑も、責任者に就任する決意をします。

その日の帰り道、踏切前。燈子は、電車が横切った隙にとっさに侑にキスをします。このとき、燈子は自分の気持ちをはっきりと自覚しました。


「私の好きって、こういうことしたい好きだったんだ。君といると、どきどきするの。こんな気持ち、誰にもなったことなかったのに」

bloominto2uu4.jpg

When I said "love", I meant that kind of love.
(私が言った『好き』って、こういう『好き』のことだったんだ)

When I'm with you, my heart pounds... though I've never felt that way toward anyone before.
(君といると、どきどきするの。こんな気持ち、誰にもなったことなかったのに)


日本語版に忠実な英訳です。「どきどき」をheart pounds(心臓が高鳴る)と表現するのは、第1話でも見られたパターンですね。

文法的には、現在完了形(have + 過去分詞)が使われていることが重要。現在完了形の使い方には完了・経験・継続の3種類があり、ここでは経験の意味。それをneverで否定することで、「今まで1度も経験がない」という意味になるわけですね。



第1話に続き、とても良い感じの英訳になっていると思います。日本語版に忠実な内容ながら、言語の違いによる細かな調整の跡が随所に見られます。日本語版と少し違う言い回しになっている部分は、理由を考えながら読むと楽しいです。

英語と百合が好きな人にはおすすめの作品となっています。



本格的に英語学習したい人は、日本語版と並行して読むのをおすすめ。

  


ななこ先輩&さなえ先輩

基本的にとてもきちんとした翻訳になっているこの英語版。ただし、実はこのエピソード内にはいくつかミスが見受けられます。具体的には、登場人物の名前。

まず冒頭、燈子に「君のこと好きになりそう」と言われて驚く侑の台詞です。日本語版では「えっと 七海先輩……?」だったのですが……

bloominto2uu5.jpg

Umm... Nanako senpai...?
(えっと ななこ先輩……?)


Nanako(ななこ)??

どうやら七海の七と燈子の子が混ざって七子になってしまったようです。

七海という姓は名前に見えなくもないですし、こんがらがってしまうのもわからないではないかも……?ここ1コマだけの間違いなのが救い。


さらに大きな被害に遭っているのが、沙弥香。どういうわけか何度もSanae(さなえ)と間違えられます。

bloominto2uu6.jpg

bloominto2uu7.jpg

七海燈子→七子はまだわからなくもないですが、いったいどこをどう間違えたら「さなえ」になるのでしょう?

そしてさっきから侑ばかりが間違えているのは気のせいでしょうか?侑は「特別」を知る前に人の名前を覚えることから始めたほうが良いかもしれません……。


ただ、沙弥香に関しては侑の台詞以外でも間違われています。それも、よりにもよって学校の掲示物。どうやら学校一丸となって名前を間違えているようです

bloominto2uu8.jpg

しかもよく見るとSanae Sayaka(さなえ さやか)となっています。もうどっちが名字でどっちが名前なのかすらわかりません。一体沙弥香が何をしたというのでしょう……。

一応言っておくと、沙弥香のフルネームは正しくは佐伯沙弥香(さえき さやか)です。上で紹介したコマ以外ではちゃんとSaeki Senpaiと呼ばれているのでご安心を。
 
posted by trinder at 20:35| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Bloom into You (英語版「やがて君になる」)

Bloom into You(英語版「やがて君になる」)が1月3日に発売されました。



アメリカ向けですが、Amazonなどの通販サイトで日本からも購入可能です。というわけで、さっそく手に入れてみました。

表紙はこんな感じ。

bloomintojj1.jpg

表紙イラストは日本版と同様。でもタイトルが独自のデザインになったことで、少し印象が変わったかも?



裏にはあらすじが。

bloomintojj2.jpg


I THINK I MIGHT BE FALLING LOVE WITH YOU...
(だって、私、君のこと好きになりそう)

Yuu has always adored shoujo manga and yearns for the day when someone might give her a love confession that would send her heart aflutter.
(侑は少女漫画に憧れ、誰かに告白されてドキドキを感じる日を夢見ていた)

Yet when a junior high school classmate confess his feelings to her──she feels nothing.
(しかし中学の同級生に告白されたとき、侑は何も感じなかった)

Disappointed and confused, Yuu enters high school, where she sees the confident and beautiful student council member Nanami.
(失望と困惑の中、侑は高校に入学。そこで侑は、美しくて自信に溢れた生徒会メンバー、七海と出会う)

When next person to confess to Yuu is Nanami herself, has her romantic dream finally come true?
(七海が侑に告白したとき、侑のロマンティックな夢がついに現実になる?)


日本語版の単行本や公式サイトの紹介文とは別の、独自の文章になっています。第1話冒頭のモノローグで少女漫画や恋愛への憧れが言及されているので、そのあたりをあらすじ紹介に盛り込んだ感じですね。



では、さっそく中身を読んでいきます。


1. I Cannot Reach the Stars(第1話 私は星に届かない)


高校生になった侑は、誰のことも「特別」と感じられないという悩みを抱えていました。作品の第一声は、そんな侑のモノローグ。

「少女漫画やラブソングの言葉は キラキラしてて 眩しくて 意味なら辞書を引かなくてもわかるけど わたしのものになってはくれない」

英語版では、以下のように訳されています。

bloomintojj8.jpg

The words in shoujo manga and love songs... They're always sparkling brightly.
(少女漫画やラブソングの言葉は キラキラしてて 眩しくて)

I don't need a dictionary to understand the meaning... But I've never felt them for myself
(意味なら辞書を引かなくてもわかるけど 自分自身で感じたことはない)

おおむね日本語版に忠実な英訳ですが、最後の「わたしのものになってはくれない」が"I've never felt them for myself"(自分自身で感じたことはない)となっています。

日本語版のやや抽象的で詩的な言い回しを、わかりやすく具体化した印象です。このような傾向は今回の英語版全般に渡って見られます。このあたりは翻訳者さんの解釈も入ってくるので、読んでいて楽しい部分です。


student council

ある日、先生から生徒会の手伝いを頼まれた侑。生徒会室へ向かう途中、侑は美しい上級生と出会います。誰かから告白されていたようです。彼女は、侑を生徒会室まで連れてきてくれました。

「私は生徒会の七海燈子。よろしくね」

bloomintojj3.jpg

"I'm Nanami Touko, a student council member. Nice to meet you."

student councilは生徒会。

「よろしくね」はnice to meet you(はじめまして)になっています。英語には「よろしくね」に相当する言葉がないため、翻訳には初対面時の挨拶であるnice to meet youが当てられるのが定番です。

このように汎用の挨拶言葉で代用される似たような例として、他に「お疲れ様」「いただきます」「ごちそうさま」などがあります。



heart pounds

しばらくの間、侑は生徒会に手伝いに通うことになりました。そこで侑は、燈子がこれまでに何人からも告白されているけど全て断っていることを知ります。

「だって今まで好きって言われて どきどきしたことないもの」

bloomintojj4.jpg

Although they all say they like me... None of their confessions have made my heart pound.
(みんな私を好きって言ってくれたけど どの告白にもどきどきしなかった)

ほぼ日本語版通りですが、やや具体的な言い回しになっている感じがしますね。

英語的に注目なのは、「どきどき」がheart(心臓、心)の動きで表現されていること。今回の場合、heart(心臓)がpound(高鳴る)という表現になっています。

他によく見る「どきどき」の言い換えとしては、my heart throbs(心臓が鼓動する)、my heart beats fast(心臓の鼓動が速くなる)などがあります。この本のあらすじではheart aflutter(心臓が動悸する)という表現が使われていましたね。

英語では日本語ほど擬音が多くない(というか日本語が多すぎる)ため、英訳の際にはこのようにさまざまな言い換えがされます。英語版を楽しむ際に注目したいポイントの1つです。



special

ひょっとして燈子も、自分と同じ悩みを抱えているのかもしれない──。そう考えた侑は、思い切って燈子に相談をします。中学の同級生に告白されたけど、どう答えるべきか迷っていること。そして、そもそも誰のことも「特別」と思えないこと。

「でも私には 特別って気持ちがわからないんです」

bloomintojj5.jpg

But I... I don't understand. I've met anyone who's felt "special" to me.
(でも私… わからないんです。『特別』と感じられる人と出会えたことがないんです)

ここも日本語版よりちょっと具体化されている感じです。「特別」は作品全体を通してキーワードになっているので、最初のうちに具体的なイメージを読者に持たせようという意図があるのかもしれません。



falling in love with you

燈子は、侑のそんな葛藤を否定しませんでした。燈子自身にも覚えがある感情のようです。燈子は、ありのままの侑を肯定します。

「君はそのままでいいんだよ」

bloomintojj6.jpg

There's nothing wrong with the way how you feel.
(君がそう感じるのは、おかしいことなんかじゃないよ)

nothing wrong with〜は、「〜には問題がない」という意味。the way how you feel(君の感じ方)は何の問題もない、だからそのままで良いということですね。意図することは日本語版と同じですが、視点がちょっと変わって新鮮な印象になっています。「君」全体の中から「感じ方」に絞って言及しているという点では、これも具体化の一種でしょうか。




侑の言葉で勇気づけられた侑は、少し自信が持てました。例の同級生からの告白もはっきりと断ります。

安心した侑でしたが、その手を燈子が突然握りしめます。驚く侑に、燈子は思わぬ言葉を告げます。


「だって私 君のこと好きになりそう」

bloomintojj7.jpg

I think I might be falling in love with you.

fall in love with〜は、「〜に恋をする」という意味。

英文法的には現在進行形になっているのがポイントです。現在進行形を使うことで、今まさにその過程の途中だということ、あるいはごく近い将来にそうなるだろうという予想が表現できます。



「この人が何を言っているのか わからない」
I don't understand... What is she saying?

そんな侑の困惑とともに、第1話は終わっています。



というわけで、とりあえず第1話を英語的な視点から紹介しました。

基本的に日本語版に忠実な翻訳です。元々の意味を大切にしつつ、英語として不自然にならないような配慮がされています。「やがて君になる」の魅力を十分に表現できている翻訳だと面ます。

意味は同じだけど言い回しが少し変わっている部分もときどきあって、新鮮な印象を与えてくれます。日本語版でやや抽象的・象徴的だった表現が、英語化にあたって具体的なイメージを与えられているあたりに注目です。特に日本語版のPVで使われていた台詞たちは、英語版と比べてみると楽しいポイントだと思います。



bloomintojj9.jpg

bloomintojj10.jpg


洋書扱いですがAmazonで日本からも買えるので、英語に興味がある人であれば是非おすすめです。



なお、英語の学習目的であれば日本語版と並行して読むのをおすすめします。「英語→日本語」あるいは「日本語→英語」と交互に比べることで、2つの言語を瞬時に変換する能力が身に付くためです。英語だけ読むと正しい意味がわからなくても放置されがちだというのもあります。

英語版と並行して読む場合は、閲覧しやすい電子書籍版がおすすめです。

  
  
posted by trinder at 08:05| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月07日

「ひだまりスケッチ」第9巻(蒼樹うめ)

昨年末に紹介しきれなかった作品をいまさら取り上げるシリーズ。

今回は、蒼樹うめさんの「ひだまりスケッチ」9巻です。11月26日発売でした。



思えば息の長い作品です。1巻目が出たのが2005年なので、ゆの達はもう12年くらい高校生をしていることになるのでしょうか……。でも作中なりのペースでしっかり時間は流れています。

この前の第8巻では、沙英とヒロの卒業が描かれました。原作開始当初からのレギュラーだった2人の卒業は、かなり大きな変化です。そして作中時系列は3年目に入り、ゆの達は3年生に。新1年生として、茉里(まつり)という女の子がひだまり荘に入ったりもしました。

参考記事:「ひだまりスケッチ」第8巻(蒼樹うめ)


今回の第9巻では、ゆの達が進路を真剣に考えるシーンが増え始めます。このへんはさすが3年生。でもまだまだ緊迫感は薄めで、修学旅行のような楽しいイベントも描かれています。


修学旅行

修学旅行編は準備含めてかなりのボリュームがあり、この巻のだいたい3割くらいを締めています。関西の有名観光地を多数巡るので、旅行好きな人は楽しめるはず。

ちなみにゆの班のメンバーは、宮子、真実、中山。ひだまり荘メンバー以外はこれまであまり目立った活躍がなかったので新鮮かも。

特に中山は修学旅行以後のエピソードでもちょくちょく存在感を発揮するようになっています。ちょっと恥ずかしがり屋な性格で、見ようによってはちょっと百合っぽい……?

hidamari9c.jpg



夏目、沙英、ヒロ

沙英に片思い(?)しており、作中屈指の百合担当キャラだった夏目。現在はヒロと同じ美大に通っているようです。意外にも2人は仲良くなっており、「ヒロちゃん」と呼ぶ間柄。

hidamari9a.jpg

どうやら、沙英のためにヒロをさりげなく守ってくれているようです。大学見学に来たゆの達を案内してくれたり、実は良い人らしいことが描かれています。


茉里

新1年生、茉里。前巻では先輩達にたびたび過剰なスキンシップを迫り、百合的な期待を持たせてくれました。

今回は肉体面だけでなく、精神的に先輩たちにグイグイ行く描写が増えています。特に乃莉に対してやけに馴れ馴れしい感じ。乃莉も1年生の頃けっこう図太かった気がしますが、乃莉はもっとです。

hidamari9b.jpg

乃莉となずなにとっては初めての後輩ということで、2人の新たな側面も引き出してくれそうです。



ゆるやかな時間の中でも、人間関係や環境がちょっとずつ変化しています。ゆの達の高校生活最後の1年でどんなことが起きるのか、これからも見守っていきたい感じです。



【電子書籍版】


 
posted by trinder at 21:58| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月04日

Kindleで集英社などの一部作品がポイント40%還元「灼熱の卓球娘」「γ―ガンマ―」など

Kindleストアで、集英社、講談社、小学館などの一部作品にポイント40%還元が付いているようです。

対象作品の基準は不明ですが、百合要素がありそうなのはとりあえず以下のような感じ。なぜか集英社の作品がほとんどです。

「灼熱の卓球娘」は1〜4巻が40%還元。

   


「γ―ガンマ―」は1巻と4巻が40%還元なのが確認できます。残りは20%還元。

 

その他にもいくつか百合作品が確認できます。一部の巻だけ対象のことが多いので注意。

  


なお、セール期間は楽天の同種セールと同じだとすれば1月6日の午前10時頃までです。
 

ちなみに、お正月のKindleストアでは1月5日までのセールがあと2つあります。気になっている作品があった人はお早めに。

Kindleストアでまとめ買いセール 「NEW GAME!」「桜Trick」など
KindleでKADOKAWA作品が50%OFFセール
  
タグ:電子書籍
posted by trinder at 07:34| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月03日

「ハートオブtheガール」第2巻(完結) / 奥たまむし

去年は11月末から12月にかけて、かなりの数の百合漫画が発売されました。その頃に紹介しきれなかったぶんを、少しずつ取り上げていきたいと思います。

というわけで、今回は奥たまむしさんの「ハートオブtheガール」第2巻です。



タイトルになっている「ハートオブtheガール」とは、宇宙人の女の子達の間で大流行中のスマホゲーム。そのルールは、女の子プレイヤーがリアル世界で女の子を落とすとクリアというとんでもないもの。クリアで得たポイントは換金できるらしく、一獲千金を狙って宇宙人達が地球の女の子に群がります。

主人公ののぞみは、親友のカコイが宇宙人から高ポイント目当てで狙われていることを知り、カコイを守るために奮闘します。ただしその方法は、自分が先にカコイを落として(クリアして)しまおうというもの。

なんとかカコイとのキスまで持ち込むのぞみでしたが、ここまでやってもなぜかカコイはクリア扱いにならず……?

そんなところまでが第1巻の内容。

参考記事:「ハートオブtheガール」第1巻(奥たまむし)


ひめの

第2巻では、ひめのという新キャラクターが登場。宇宙人向けと思われた「ハートオブtheガール」を、地球人にも関わらずプレイしています。かなり熱心なプレイヤーで、街行く女の子達を文字通りゲーム感覚でナンパしまくっているすごい子です。ちなみにまだ中学生。

ひめのは、「ウルトラミラクルレア」とされるカコイに狙いを定め、猛烈なアタックを繰り返します。カコイのほうも、意外にもまんざらでもない反応。これを見たのぞみも負けじとカコイに接近し、いつしか三角関係のような状態に?

hgg2ee1.jpg

でも、ひめのがカコイを攻略しようとしているのはあくまでゲームとして。ひめのに決して悪気はないのですが、本当の恋ではありません。それにカコイが本当に好きなのは、ずっとのぞみ1人でした。ひめのの一件を経て、ついにカコイはのぞみに本当の気持ちを告白します。

hgg2ee2.jpg

こうして、のぞみとカコイは気持ちが通じ合いました。でもなぜか、「ハートオブtheガール」はまだクリア扱いになりません。どうやらまだドキドキが足りないと判定されているようです。2人はゲームを終わらせるため、「恋人にしかできないこと」をすることになります。


こうしてついにハッピーエンドとなった、「ハートオブtheガール」。

女の子が女の子を(リアルで)攻略するゲーム、というぶっ飛んだ設定が魅力的でした。完結となる第2巻では、宇宙人が地球を舞台にこのようなゲームを開発するに至ったSF的な経緯も含め、意外にも(?)綺麗にまとめられています。

メインとなるのぞみ×カコイの他にも、様々な百合エピソードが散りばめられています。ゲームとは関係なしに元々好き合っていたり、ゲームをきっかけに両想いになったりときっかけは様々。キャラクターの非常に多い賑やかな作品ですが、ほぼ全員に百合要素があるのは素晴らしいと思います。


作者の奥たまむしさんは現在はコミックキューンにて「あかるい記憶喪失」を連載中。社会人百合となっており、また違った面白さがあります。単行本化が楽しみ。

 

電子版はポイント16%還元でちょっとだけお得。

【電子版】

 
 

ちなみに、その後ののぞみとカコイを描いたちょっとエッチな漫画が作者さんのサイトで公開されていました。期間限定で、現在はすでに公開終了しています。もっと早く紹介すればよかったですね。
 
posted by trinder at 20:40| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「すわっぷ⇔すわっぷ」第2巻(とめきち)

とめきちさん作の「すわっぷ⇔すわっぷ」第2巻(2016年12月27日発売)の感想です。



ギャルっぽい女の子・夏子と、成績優秀な春子は、キスによって体を入れ替えることができます。それに気付いてから2人は、なにかというとキスをしては入れ替わりを活用するようになりました。

参考記事:「すわっぷ⇔すわっぷ」第1巻(とめきち)


今回の第2巻でも、夏子と春子は様々な目的で入れ替わります。そして、そのたびにキス。毎回ちゃんと恥ずかしがっているのが可愛いです。

swapswap2kk4.jpg

帯コメントによると、この巻で2人は21回キスしているとのこと。

swapswap2kk1.jpg

1巻内に1カップルだけでこれは、これは百合漫画の中でも最多クラスではないでしょうか。「桜〇rick」あたりと良い勝負ができそうです。

様々な状況で何度もキスした結果、入れ替わりの法則性も少しずつわかってきます。例えば相手の意識がない時にキスしても入れ替わらないようです。結果、単にキスしただけになり余計に恥ずかしい感じに。

また、味覚は本来の体の持ち主のものが優先されるようです。そのため、嫌いな物でも身体を入れ替えればおいしく食べられます。こうして新たな発見により、夏子と春子の入れ替わりの理由が増えていくことに……。


あゆ

新キャラクターとして、春子に片思いしている女の子・あゆが登場します。春子に対してかなり本気で恋愛感情を抱いているようです。春子に体操着を貸した際は、うっとりと臭いをかいでいました。

swapswap2kk5.jpg

あゆは夏子が春子と付き合っていると勘違いしており、夏子に勝負を挑みます。決して悪い子ではないのですが、思い込みが激しいようです。


冬美×秋穂

もう1組の入れ替わりカップル、冬美と秋穂。

今回は2人の出会いのエピソードが描かれます。小学生の頃、病弱で学校を休みがちな秋穂の家に冬美がプリントを届けに行ったのが最初の出会い。そこから少しずつ仲良くなっていったようです。

家から出られない秋穂は、映画で見たキスシーンに憧れていました。でも自分はキスなんて一生できない……そう悲しそうに語る秋穂に、冬美は思い切ってキスをしました。

swapswap2kk3.jpg

そして2人は、そのとき体が入れ替わっていることに気付きます。そしてたまに冬美が秋穂に体を貸すようになって現在に至るようです。

恋人でないのにキスする(それゆえに恥ずかしがっている)夏子と春子も可愛いのですが、すでに恋人になっている冬美と秋穂もまた違った魅力があります。


今回も、入れ替わりというシチュエーションを活かしたユニークな百合描写が満載です。2巻目ということで入れ替わりの活用法がさらに増え、キスの回数も増えています。入れ替わりとは無関係に女の子が好きという女の子キャラもちょくちょく出てきますし、百合的にさらに面白くなっていきそう。第3巻が楽しみです。




電子書籍版は、やや遅れて1月17日より配信予定。

【電子書籍版】



メロンブックス特典は、1巻に引き続いて香り付きの「フレグランスイラストカード」でした。

swapswap2kk2.jpg
 
なぜこの作品で「香り」にこだわるのかはちょっとした謎でしたが、そういえば今回体操着の臭いをかいでる子がいましたね……。
 
posted by trinder at 16:49| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月02日

「カーグラフィティJK」(さきしまえのき)2巻まで / Kindleストアで半額セール中!

Kindleストアで1月5日まで開催中の、KADOKAWA系作品半額セール。

KindleでKADOKAWA作品が50%OFFセール

今回はセール対象の中から、これまでこのブログで紹介したことの無かった作品を紹介します。さきしまえのきさん作の「カーグラフィティJK」です。

 

現在第2巻まで発売されており、いずれもKindleで半額。さらにポイント20%還元も付いているかなりお得な状態です。


あらすじ

舞台は、法改正によって16歳から自動車を運転できるようになった日本。

部活に入りそびれて困っていた女子高生・ミキは、「自動車部」に誘われます。自動車が好きな人のための部活のようです。

cargrajk1oo1.jpg

ミキは実は自動車が大好きなのですが、過去のある出来事が原因で素直になれずにいました。ですが、部長のリサの熱心な勧誘と、親友であるハルカの勧めによって、とりあえず入部してみることに。

こうしてミキ、リサ、ハルカの3人となった自動車部。実はまだ正式な部としては認められていないようで、3人は顧問の先生を探したり、部員を募集したりと奮闘します。そしてたまにドライブに出かけたり。

さらに第2巻では、ミキがハルカと一緒に自動車免許取得に挑戦します(それまではリサのみ免許を持ちで運転を担当していた)。山形の教習所での合宿なので、それまでとはちょっと違う雰囲気。ここは教習所あるあるが満載なので、免許を取ったことがある人ならかなり楽しめると思います。


ハルカ

登場人物はモブを除いて基本的に全員女の子です。それほど直接的ではないものの、百合的に良い感じの描写もちらほら。

特に注目なのは、ミキの親友であるハルカです。この子はとにかくミキのことが大好き。公式キャラクター紹介でも『自動車よりもミキが好き。』とされています。

ハルカは普段非常に細い目をしており、何を考えているのかわかりづらい子です。ですがミキが絡むと目を開けて真剣な表情を見せます。第1話では、自分とミキが自動車部に入ってキャッキャウフフしている姿をやけに真剣に妄想していました。

cargrajk1oo7.jpg

自動車部に入った後も、ハルカはさりげなく(?)ミキにイチャイチャ。ドライブ中に車が揺れるのに便乗してわざとミキにひっついたり(途中から気づかれた)。

cargrajk1oo2.jpg

ミキの写真を撮ってコレクションしていることも語られています。単なる親友にしてはちょっと行き過ぎのような?


ちなみに、ハルカはミキと他の女の子(リサとか)がイチャついているのを見ても喜んでいます。

cargrajk1oo4.jpg

単にミキが好きなだけでなく、百合好きでもあるのでしょうか・・・?


教習所のババアお姉さん

第2巻の教習所のエピソードでは、教官の女性がレギュラーとして登場します。こういうところの教官の常として、非常に口うるさい性格。外見上20代後半〜30代くらいに見えますが、ミキは憎しみを込めて「ババア」と呼んでいます(心の中で)。

非常に相性が悪く見えたミキと教官。ですが、ギアを入れようとしたミキの手が、うっかり教官の手と重なったそのとき……

『トゥンク……』

cargrajk1oo5.jpg

教官の中で何かが目覚めたようです。以後、これまで辛辣だった教官のミキへの態度が、妙に優しくなりました。「ミキちゃん」と名前で呼んでくるようになったり……。

ここ、自動車ネタと百合ネタを絡めた非常に秀逸なシーンだと思います。教習所百合という新ジャンルの始まりかもしれません。
 

自動車あるあるを女子高生目線で語りつつ、たまに百合ネタもある楽しい作品です。ドライブのエピソードでは、ちょっとした小旅行気分もあったり。

1月5日までKindle版が半額(+20%還元)なので、興味がある方はぜひ読んでみてください。

 
 
posted by trinder at 21:35| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする