2017年10月02日

「ニコカド祭り2017」第1週から未紹介作品を特集 「放課後の本屋さん」「孫子のアイドル兵法!」

先日の記事でお伝えした通り、9月29よりKindleストアで「ニコカド祭り2017」が開催中です。期間中は、対象のカドカワ系の作品が50%OFFまたは無料。

参考記事:Kindleで「ニコカド祭り2017」開始 週替わりで50%OFFまたは1巻無料


対象作品は週替わりとのこと。そこで今回は、第1週でセール対象になった作品のうち、このブログで詳しく取り上げたことのなかったものを紹介します。


放課後の本屋さん(右左もりもり)



小学生の翼は、体の弱い祖父にかわって実家の本屋を1人で切り盛りしています。エロスを心から愛しており、今日も研究に余念がありません。

そんな翼の本屋で新しくアルバイトとして働くことになった女の子が、ユマ。実は正体はサキュバスなのですが、エロスが苦手。このエロ本屋でエロスへの苦手意識を克服するのが目標です。

こうして、小学生の幼女とサキュバスの2人体制となったエロ本屋。色々と大丈夫なのでしょうか……?


百合ポイント

全体的には、翼が主人公でユマがヒロインという印象です。初回・最終回(1巻完結です)ともにこの2人のやりとりがメインのエピソードとなっています。エロスを愛する翼は、本物のサキュバスであるユマに興味津々。ユマのほうも、幼いながらにお仕事を頑張る翼に強い信頼を抱いていきます。

最終回は、ついにユマとの別れの危機が……?王道な展開ながらも、百合的になかなか良い感じです。

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ある意味ユマ以上に百合担当といえそうなのが、翼の同級生のいろは。「健全推進会」会長であり、小学生にも関わらずエロ本屋で働く翼を敵視しています。……というのは翼に会うためのタテマエで、実は翼のことを心配しています。というより、翼のことが好きと言っても間違いなさそうなレベル。

翼の描いた百合同人誌(モデルは翼&いろは)でいろはが百合に目覚める、という斬新な展開もあり。

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いろはが翼との間接キスを意識してしまう描写もあります。

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非常にわかりやすいツンデレで、王道的な百合展開をいろいろ披露してくれます。なんだかんだで翼の本屋を手伝ってくれたりするので出番も多く、ほぼ第3の主役のような扱いです。




「孫子のアイドル兵法!」(わだぺん。)



寂れたシャッター通り「江古桜(えこざくら)商店街」に、立ち退きの危機が訪れます。この商店街を愛する女子高生・富士塚さくらは、何かできないかと試行錯誤。

そんなとき、さくらは同じ学校に通う旭丘すずなという女の子が元トップアイドル「ゆりりん」だったことを知ります。さくらは、すずなの元アイドルとしての実力を見込み、町おこしへの協力を依頼。

最初は渋っていたすずなですが、さくらの熱意を見て協力を約束してくれます。ただしすずな自身が表に出るのではなく、プロデューサー的な役割として。そしてその指針は、彼女の愛読書「孫子の兵法」でした。


百合ポイント

「東京自転車少女。」で知られるわだぺん。さんの作品です。地域密着ネタ+ほのかな百合、という組み合わせは「東京自転車少女。」とも共通するエッセンスを感じます。

さくらとすずなはまだ少しずつ仲良くなっている段階ですが、今後の展開には期待できそうです。一発ネタ的な百合サービスシーン(?)は第1巻の段階でもちょくちょくあったりします。

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こうして見るとすずなは女の子をドキドキさせる才能がある、のかも……?

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ちなみに「孫子のアイドル兵法!」は第2巻が10月7日に発売予定。今回の第1巻セールは予習・復習に最適です。


 

【ニコカド祭り2017関連記事】

Kindleで「ニコカド祭り2017」開始 週替わりで50%OFFまたは1巻無料
「ニコカド祭り2017」第1週から未紹介作品を特集 「放課後の本屋さん」「孫子のアイドル兵法!」
Kindleでセールになっているカドカワ作品 「百合百景」「ひまわりさん」「ひなこのーとアンソロジー」等
「ニコカド祭り2017」10月9日時点でセール中の作品 「あやかしこ」「カーグラフィティJK」等
「ニコカド祭り2017」10月13日時点でセール中の作品 「はいふり」「あの娘にキスと白百合を」等
 
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2017年10月01日

「明るい記憶喪失」第2巻(奥たまむし)

奥たまむしさんの「明るい記憶喪失」第2巻の感想です。



記憶喪失によって3年分の記憶を失ってしまったアリサ。でも恋人だったマリとすぐに再会し、同棲生活も再開。思い出せないことも多いものの、アリサはいたって幸せそうなので問題なし?そんなお気楽な記憶喪失を描いた作品です。

参考記事:「明るい記憶喪失」第1巻(奥たまむし)


今回の第2巻からは、アリサがバイトをするシーンが登場するようになります。これによって、家でマリを待つだけだったアリサの生活にもちょっとした変化が訪れます。登場キャラも多彩になり、面白い展開だと思います。かつてアリサに女の子同士のエッチについてレクチャーしたという女性が登場したりも(ただしアリサは忘れている)。

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ふだん記憶喪失をほとんど気にも留めていないアリサですが、マリとのエッチの記憶を失ったことだけは強く悔やんでいるようです。アリサはあの手この手でエッチの仕方を思い出そうとしますが、どうも空回り気味。ですが温泉旅行のエピソードではついにチャンスが……?

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この温泉のエピソードでもそうですが、マリ側の描写が増えてきています。基本的にクールで無表情なですが、ちゃんとアリサのことを想っていることが描かれます。

お気楽なアリサが積極的にアタックしていく展開が多かったですが、今後はマリのほうからもアプローチがあるのかも。今後の展開に注目です。


(Kindle版もあり)
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2017年09月29日

「今日も女の子を攻略した。」第2巻(むく)

むくさんの「今日も女の子を攻略した。」第2巻を読みました。



黛風澄(まゆずみ かすみ)は、学校でも話題のイケメン美少女。いつも無意識の言動で女の子をドキドキさせ、いつの間にか惚れられてしまいます。そんな風澄が毎回様々な女の子を「攻略」してしまう姿を描いた作品です。

【参考記事】「今日も女の子を攻略した。」第1巻(むく)


第2巻でも、風澄のモテパワーはとどまるところを知りません。ギャルだろうがお嬢様だろうが、風澄のことを意識せずにはいられなくなります。

攻略対象はその話限りのゲストキャラであることが多いですが、複数のエピソードに渡って意外な展開を見せる場合もあります。

梅宮さくらは、孤独を好むお嬢様。風澄に攻略されかかったところで、実は園実(第1巻に登場した通称「百合女王」)の幼馴染だったことが判明します。ですが現在のさくらと園実はギクシャクしており、なにやら事情がありそう。

風澄は、2人を仲直りさせるために奮闘することになります。こういう行動力がイケメン美少女たるゆえんなのでしょうか。

最終的には、さくらと園実は仲直り。さくらと風澄も友達になれてハッピーエンドです。

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その他にも、演劇部部長とか、小説家志望の内気な少女とか、様々な女の子が登場します。この娘はいったいどんな展開で風澄に惚れてしまうのか、などと考えながら読むと楽しいと思います。

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今回も風澄がいろいろな女の子を(無自覚に)攻略しました。

風澄は作中で「イケメン美少女」と呼ばれてはいますが、容姿・言動ともにちゃんと女の子らしいのが好印象です。攻略の仕方も、中性的な魅力というよりも、きちんと女の子らしい立場からのアプローチになっています。百合は女の子同士の恋愛、という原点に忠実です。

なお今回「百合女王」こと園実が再登場したりしましたが、他の女の子たちのその後も見てみたいですね。今でも風澄を密かに想っていたりするのでしょうか。


(kindle版あり)
 
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Kindleで「ニコカド祭り2017」開始 週替わりで50%OFFまたは1巻無料

Kindleストアでニコニコ・カドカワ系の大規模セール「ニコカド祭り2017」が開始されました。対象作品には50%OFFになっているものと、期間限定無料になっているものがあります。

先日まではフライングセールなるものが先行して開催されていましたが、いよいよセール本番ということのようです。現在は、セール特設ページもできています。

Kindleストア / ニコカド祭り2017特設ページ

全体のセール期間は11月30日までとのことですが、その間にセール対象が週替わりするそうなのでこまめにチェックすると良さそうです。


ただし、上記特設ページに明記してある作品以外にもセールになっている作品があるようです。Kindleストア内を手動で「Kadokawa」「〇〇円以下」などと条件指定検索すれば他にもいろいろ見つかるかもしれません。

KindleストアをKadokawa/350円以下で検索

特設ページ内に無い作品については以下の記事で紹介しています。

【参考記事】Kindleでセールになっているカドカワ作品 「百合百景」「ひまわりさん」「ひなこのーとアンソロジー」等

ここからは、「ニコカド祭り2017」特設ページに明記されている作品の中から百合漫画を探していきます。



【追記】

この記事のセール情報は執筆当時の情報に基づいています。セール対象リストの最新版下記リンク先の記事で。

「ニコカド祭り2017」10月20日時点でセール中の作品 「剣姫、咲く」「神無月の巫女」「私立星城学園きらりん寮」等





50%OFF作品

まずは50%OFF作品の中から、百合作品を探してみます。

比較的新しいもので、6月末発売の「放課後の本屋さん」があります。



百合化著しいコミックキューン連載の作品です。小学生の女の子がエロ本屋をやるというとんでもない設定ですが、実質的には百合作品。主人公は男には興味ないと明言し、女体の研究に余念がありません。店員のサキュバスや、ツンデレな同級生とのやりとりがみどころです。主人公が百合同人誌を描いているという設定も。

【参考記事】
「ニコカド祭り2017」第1週から未紹介作品を特集 「放課後の本屋さん」「孫子のアイドル兵法!」


他に比較的最近の作品だと、3月発売の「孫子のアイドル兵法」「パンでPeace!(4巻まで)」なども。




他にも、百合要素がありそうな作品がいくつか。







【参考記事】
「パンでPeace!」第1巻(emily)
「ちょっとかわいいアイアンメイデン」第4巻(a・アルフライラ/深見真)


雑誌

雑誌のバックナンバーも対象です。単行本派の人もたまにはチェックしてみてもいいかも……?




小説

小説も対象です。とりあえず「いつか世界を救うために」全2巻が対象なのを確認。



今回のセールでは小説はまだまだ少ないので、今後の追加に期待でしょうか。


期間限定無料

今回なにげに注目なのが、期間限定無料コミック。基本的には各作品の第1巻のみが対象ですが、比較的最近の作品も含まれています。中には「やがて君になる」も。





【参考記事】
「やがて君になる」第1巻(仲谷鳰)
「あやかしぃのに」(乃花タツ)


いよいよ始まった「ニコカド祭り2017」。セール期間が11月30日までとされており、セール対象が週替わりとのことなので、最終的には相当な数の作品が対象となりそう。今後の動向に注目です。

Kindleストア / ニコカド祭り2017特設ページ
  

【ニコカド祭り2017関連記事】

Kindleで「ニコカド祭り2017」開始 週替わりで50%OFFまたは1巻無料
「ニコカド祭り2017」第1週から未紹介作品を特集 「放課後の本屋さん」「孫子のアイドル兵法!」
Kindleでセールになっているカドカワ作品 「百合百景」「ひまわりさん」「ひなこのーとアンソロジー」等
「ニコカド祭り2017」10月9日時点でセール中の作品 「あやかしこ」「カーグラフィティJK」等
「ニコカド祭り2017」10月13日時点でセール中の作品 「はいふり」「あの娘にキスと白百合を」等
 
ラベル:電子書籍
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2017年09月28日

「吸血鬼ちゃん×後輩ちゃん」第1巻(嵩乃朔)

嵩乃朔さん作の「吸血鬼ちゃん×後輩ちゃん」第1巻を読みました。



作者の嵩乃朔さんは百合アンソロジーなどにも参加している作家さんです。成人向け百合漫画だと「カノジョと私の秘蜜の恋」なども。



また、今回のあとがきにある通り吉岡榊さんという名義でも活動しています。こちらだと「マーメイドラヴァーズ」などがあります。





さて今回の「吸血鬼ちゃん×後輩ちゃん」は、タイトル通り吸血鬼もの。なんだか最近 かなりの数の 百合吸血鬼を 見ている 気がします。もはや百合の一大人気ジャンルの予感?


あらすじ

絢藤沙羅(あやふじ さら)は、転入したての高校2年生。ちなみに僕っ娘。極度の人見知りで赤面症だけど、たくさん友達を作るのが夢。

沙羅はある日、生徒会室で女の子達が妖しく絡み合っている姿を目撃します。そして沙羅も、生徒会長の花厳アイリス(かざり アイリス)に目をつけられてしまいます。気が付くと沙羅はアイリスに押し倒され……

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ふとももを吸われていました。


アイリスは、人間の血を吸って生きる「蝶鬼(ちょうき)」でした。沙羅は、アイリスに血を吸われる「花贄(はなよめ)」にされてしまったのです。

しかし沙羅も、驚きはしたものの決して嫌ではありませんでした。沙羅は、一見完璧な優等生ながらもどこか寂しさを抱えるアイリスに次第に惹かれるようになっていきます。

蝶鬼と花贄は、一日一回血を吸わなければ禁断症状が出ます。ですがそれだけでは説明できないほどに、沙羅とアイリスはお互いのことを強く意識するようになります。

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しかし、花贄になることは血を吸われること以外にも重い代償があるようで……?ちょっとシリアスな雰囲気を漂わせつつ、次巻へと続いていきます。



女の子同士の官能的な吸血シーンが魅力の作品です。毎回吸う箇所や吸い方が違い、フェティシズムを感じさせます。

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ふとももとかおしりを狙うのはアイリスの趣味なのか、それとも蝶鬼とはそういうものなのか……。


人間関係に不器用な主役2人の内面も丁寧に描かれており、単なる吸血だけの関係ではないことが伺えます。今後の展開も楽しみです。


(kindle版あり)
 
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「桜Trick」第8巻(完結)/ タチ

タチさんの「桜Trick」第8巻を読みました。



前巻から、作中時系列が3年目に突入。楓が生徒会長、春香が副会長になりました。生徒会関連で新キャラも登場。

一方、コトネとしずくの恋には急展開が。親の決めた相手との結婚を迫られたコトネは、しずくとともに駆け落ち寸前のところまで覚悟を固めました。

【参考記事】「桜Trick」第7巻(タチ)


コトネ×しずく

続く第8巻は、みんなで力を合わせてコトネとしずくを助ける展開になっています。前生徒会長の澄も、心強い味方として登場。

一方、コトネの婚約相手とされる森島空にも掘り下げが入ります。前巻で実は女だったことが判明している彼女。突飛な設定に感じた読者も少なくないのではと思いますが、今回はそのへんをフォローするがごとく長大なバックストーリーが語られます。空がなぜ男性のように振舞っていたのか、という事情が1話まるごと使い切る勢いで描かれます。もうこの人の人生だけで漫画が1本作れそうです。

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ただし空はあくまで周囲(主にコトネ父)に流されていただけともいえ、悪い人というわけではなさそうです。コトネの姉に恋していたこともあって、百合キャラには違い無さそう。


空の性別がコトネ父に知られたこと、そしてしずくがコトネとの関係を告白したことで、状況は変わります。コトネ父は驚きつつも、しずくとコトネの関係を見守ることにしてくれたのでした。

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コトネ父「すごい世界だ……」


楓×ゆず

クールな表情の隙間から、さりげなくゆずへの好意をのぞかせていた楓。しかしゆずは極度の鈍感さを持っており、楓の気持ちに気付く様子はありません。進展がないまま卒業の季節が近づいています。

周囲のカップル達を見て勇気をもらったのか、楓ははついにゆずへの気持ちを告白することに。

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ゆずの答えは、非常に彼女らしいものになっています。距離感を探りながらも少しずつ進んでいく感じは、この2人らしいように思われます。


春香×優

高校生活も終わりに近づき、春香たちも将来のことを考えなければいけない時期。春香は成績優秀にも関わらず、優と一緒にいたい一心で専門学校への進学を希望します。しかしこれが、親だけでなく優からも反対されてしまうことに。優と一緒にいられないかもしれないと考えたとき、春香は自分自身の弱さと改めて向き合うことになります。

優と出会う前の春香は内気で人見知りだった、という設定が作品初期の頃に語られていました。今回その点について改めて掘り下げが入っており、春香と優の初対面も描かれます。

さらに、春香の背中を押す存在として澄がここでも活躍。これまで春香たちに助けてもらっていた澄だからこその言葉で、春香を勇気づけます。


これまで優と何度もキスをしたものの、自分たちの関係を明確に定義付けずに来た春香。しかし、今こそ決意を固めるとき。自分の将来も、優との関係も、未来へ向けて一歩を踏み出すことになります。

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ついに完結の「桜Trick」。作中での経過時間は3年ですが、リアルでの連載期間は約5年に及びます。



その間、アニメ化があったり、関連アンソロジーも出たり、いろいろなことがありました。




春香と優はキスが日常化していたものの、恋人だという明言はされずに来ました。完結にあたって、その点に関しても納得のいく理由付けとともに決着がつけられました。

シリアスなシーンもありましたが、基本的にはどのカップルもハッピーエンドになっています。単純な悪意だけで行動している人物はいない、という点で安心して読める作品です。

春香と優のラブストーリーとしても、女の子同士のキスを通して描かれる青春群像劇としても、ファンの記憶に強く残る作品となったのではないでしょうか。


(Kindle版あり)
ラベル:桜Trick
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2017年09月26日

Kindleで少年画報社作品がポイント35%前後還元セール 「ブラックリリィと白百合ちゃん」「遠藤靖子は夜迷町に隠れてる」他

先日の記事でも少し触れましたが、Kindleで少年画報社のコミックに35%前後のポイント還元が付くセールが行われています。セール期間は、他の電子書籍ストアの類似セールと同じだとすれば9/30まで。


「ブラックリリィと白百合ちゃん」は1巻は31%還元。



【参考記事】
「ブラックリリィと白百合ちゃん」第1巻(鳳まひろ)


「遠藤靖子は夜迷町に隠れてる」1巻は32%還元。



【参考記事】
「遠藤靖子は夜迷町に隠れてる」第1巻(FLOWERCHILD)


百合アンソロジー「メバエ」はVol.1、3、5に37%還元が確認できます。



【参考記事】
百合アンソロジー「メバエ」vol.1
ビビッド百合アンソロジー「メバエ」vol.3
ビビッド百合アンソロジー「メバエ」vol.5


他にも、百合要素のありそうな作品がいくつか。



セール対象作品は少しずつですが増えているようです。9月発売の作品が対象になっている例もあるようなので、今後の追加に期待。
 
ラベル:電子書籍
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2017年09月25日

「あの娘にキスと白百合を」第7巻(缶乃)

缶乃さんの「あの娘にキスと白百合を」第7巻を読みました。9月23日発売。



女子校を舞台に、女の子同士の恋を描く青春オムニバス。前巻では、新キャラクター達を中心にちょっと変わった三角関係が描かれました。

「あの娘にキスと白百合を」第6巻(缶乃)


続く今回の第7巻は、作品全体を通しての主人公であるあやかとゆりねにスポットを当てたエピソードが多くなっています。特にゆりねの内面が掘り下げられたのが大きいです。

大した努力もせずに、何でも他人より上手くできてしまうゆりね。しかしこれといって好きなことがあるわけでもない。そんな自分を「からっぽ」だと感じるゆりねが、強い不安を抱える姿が描かれます。

作者の缶乃さんは、以前「百合の世界入門」のインタビューで、あやかとゆりねの関係は柚木麻子さんの小説の影響を受けていると語っていました。今回描かれたゆりねの内面は、そういったルーツを連想させるものに感じられます。

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ただし全体としては暗くなりすぎず、恋愛ドラマとして綺麗にまとまっています。あやかの存在はゆりねにとっても救いになっており、このあたりは百合作品として上手く着地している印象です。


灰音&藍花

今回の表紙になっているのが、灰音(はいね)と藍花です。

まず灰音がゆりねを慕う後輩という形で登場します。このあたりはゆりねの内面を掘り下げるきっかけにもなっています。

やがて灰音メインのエピソードが始まり、そこで叔母である藍花が登場。叔母といっても年はそれほど離れておれず、姉のような存在です。

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姪と叔母という百合漫画でも珍しい関係性を活かしたストーリーがみどころです。灰音を愛するあまり過保護になりがちな藍花と、ちょっとした反抗期を挟みつつもやっぱり藍花のことが好きな灰音の姿が描かれます。姉妹ものと母娘ものの良いとこ取り、と言えるかもしれません。



これまでの巻の中でもあやかとゆりねのエピソードの比率が高く、初期の雰囲気を色濃く感じる巻でした。あやかや他のカップル達との交流を通して、ゆりねがどう変わっていくのか。群像劇ながら、1つの大きな物語の存在を感じさせるお話だったと思います。


(Kindle版あり)



ちなみに、英語版「Kiss and White Lily for My Dearest Girl」は現在Vol.3まで発売中。こちらもKindle版あり。



こちらも近いうちに取り上げたいと思います。
 
posted by trinder at 09:20| Comment(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする