2018年02月23日

「おにいさまへ…」全3巻(池田理代子) / 現在無料&50%OFFセール中!

先日の記事でお伝えした通り、現在Kindleストアで「学園マンガフェア」というセールが行われています。

【参考記事】
Kindleで学園マンガフェア 「セントールの悩み」「女子かう生」「おにいさまへ…」等が50%以上OFF

今回はセール対象の中から、古典「おにいさまへ…」を紹介します。



作者は「ベルサイユのばら」で知られる池田理代子さんです。

おにいさまへ…


「おにいさまへ…」は1970年代に発表された作品です。名門女子校の一年生である主人公の視点から、女の子たちの人間関係を濃密に描いています。現代の百合作品にも通じる設定やシチュエーションが多くみられ、今日の百合のルーツの1つと考えられている作品です。

先日の「ダ・ヴィンチ」の百合特集でも、「百合クロニクル(年表)」の最初のほうにしっかり掲載されています。


ちなみに作品タイトルの意味ですが、これは主人公が身のまわりであったことを「お兄様」への手紙に書いている設定によるものです。「お兄様」は主人公にとって文字通り兄のような存在で、2人の間に恋愛感情などはありません。ただ、後半にて主人公の出生の秘密と関係して意外な形でストーリーに関わります。

ソロリティ


現代の視点からこの作品を読んでまず印象的なのは、舞台となる青蘭学園の独特な制度でしょう。この学園には「ソロリティ」という社交グループがあり、家柄・教養・容姿などが優れた者のみが加入を許されます。皆の憧れの的であり、学園に強い影響力を持っているようです。

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主人公の御苑生奈々子(みそのお ななこ)は、名門・青蘭学園に高等部から通い始めた1年生です。平凡な自分はソロリティとは無縁と思っていた奈々子でしたが、なぜだか候補に選ばれてしまいます。奈々子を推したのは、ソロリティ代表で皆の憧れの的である「宮さま」こと一の宮蕗子(いちのみや ふきこ)でした。


……というのがストーリー序盤の筋書ですが、ここだけでも現代の百合作品に通じる要素が多数見て取れます。まず主人公は、名門女子高に外部から入学した平凡な女の子。そこには生徒たちによる高度な自治組織があり、そこに入ることは一種のステータス。主人公は上級生のお姉さまに目をかけられてその組織に加入。そのために周囲から嫉妬や嫌がらせを受けたりもする。このあたりまで含めて、女子校ものの王道要素の宝庫。テンプレートと言ってもいいでしょう。


ただし1つ現代の百合作品と違うのは、この「ソロリティ」という組織が作中で必ずしも肯定的に描かれていないことです。「時代遅れの身分制度」として厳しく非難される一幕もあります。ストーリー後半では、生徒たちによる「ソロリティ」廃止運動が一つの山場になっているほどです。

現代の作品ではあまり見ない展開ですが、こういった描写があったのも時代柄なのでしょうか。少し興味深いところです。

百合的なみどころ


全3巻というボリュームの中で非常に複雑な人間関係が描かれている作品です。様々な人物たちのの愛憎が密接に絡み合いながらストーリーが進行します。キャラクターにもよりますが、単なる友情や憧れではない恋愛感情として描かれている関係も少なくありません。

主人公の奈々子も様々な女性に憧れ(あるいは恋愛感情)を抱きます。その中でも、「サン・ジュストさま」こと朝霞れい(あさか れい)への想いはほぼ明確に恋愛感情として描かれています。奈々子とのキスシーンまである数少ないキャラで、ヒロインと言っていいかもしれません。

ただし、れいの心の中にはずっと昔から「宮さま」こと蕗子がいます。自身の出生の秘密とも関係する因縁の相手です。れいは蕗子に愛されないのなら自分が生きている意味はない、というくらいの激しい想いを秘めています。

一方、その蕗子は奈々子をソロリティに半ば強引に入れるなどして目をかけていた人です。ストーリー中盤では、奈々子に「好き」と告白します。

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ただしどの登場人物も本心を隠しており、裏では様々な思惑を巡らせています。登場人物は決して多くないながらも、初見では人間関係の把握が少し困難なほど。この濃さもこの作品の魅力なのでしょう。

マリ子


個人的には、奈々子のクラスメイトのマリ子が気になるキャラです。長い黒髪の印象的な美しい女の子なのですが、家柄の関係か学園内には友達がいませんでした。外部入学の奈々子と友達になれたことを喜びますが、奈々子を強く求めすぎて怖がらせてしまったこともあります。

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基本的に奈々子はサン・ジュストさまを始めとするお姉さまたちに夢中なので、マリ子は寂しい思いをさせられることが多めです。百合作品における薄幸親友ポジションのルーツと言えるかも……?


現代に通じる王道要素を多く含むため、百合好きなら非常に興味深く読める作品だと思います。一方で、現代の作品では見かけない描写(主に後半のドロドロ)も多くみられ、初見では先が読めない楽しさがあると思います。必ずしも(百合的に)みんながハッピーとは言えない結末も含め、今読んでも強く印象に残る作品です。

現在、Kindleストアで1巻が無料、2巻と3巻が50%OFFになっています。この作品が気になる方はぜひこの機会に。


posted by trinder at 22:04 | Comment(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月22日

発売目前!「百合+カノジョ 好きになってもいい? 」

体験型アンソロジー「百合+カノジョ」の第2弾が2月24日に発売されます。当初は「百合+カノジョ2(仮) 」というタイトルで通販サイト等に載っていましたが、正式タイトルは「百合+カノジョ 好きになってもいい? 」となりました。


百合+カノジョ 好きになってもいい?(amazon)


公式サイトのようなものは無いようですが、出版社公式のツィッターアカウントで内容に関するツィートが何度かされています。




Vol.1も女子校ものから社会人ものまで幅広くカバーしていましたが、今度は40代のキャラクターまで登場するとのこと。これまで以上に作家さんの個性が楽しめる作品になりそうです。

参加している作家さん達も、各々の作品の内容を少しずつツィートしています。一部を引用させていただきます。














百合の王道から個性派まで、個性豊かなシチュエーションや関係性が揃っているようです。個人的には30代若女将に注目でしょうか。ただでさえ百合作品としては珍しい設定ですが、ここに体験型(100%主観視点)という要素が組み合わされたらどうなってしまうのでしょうか。

今回も未知の百合体験が満載になりそうな「百合+カノジョ」。2月24日の発売日が楽しみです。



【参考記事】
体験型百合アンソロジー「百合+カノジョ」


 
ラベル:百合+カノジョ
posted by trinder at 15:01 | Comment(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月20日

「将来的に死んでくれ」第3巻(長門知大)

ちょっと遅くなりましたが、「将来的に死んでくれ」第3巻(2月9日発売)の感想です。



菱川俊(ひしかわ しゅん)は、クラスメイトの刑部小槙(おさかべ こまき)のことが大好き。ときにはお金を積んででも小槙と親密になろうとします。対する小槙のほうはいたってクール。たいてい俊をそっけなく扱いますが、一緒に遊んだりもするので決して嫌っているわけではなさそう。そんな2人の不思議な関係を描いたラブコメディです。

【参考記事】
「将来的に死んでくれ」第2巻(長門知大)

今回の第3巻でも、俊は小槙に溢れんばかりの愛をアピールしています。例によって暴走しがちですが、乙女のように悩んだり、煩悩と戦ったりすることもあり。小槙のほうも、俊の奇行にちょっとあきれつつも友人として憎からず思っているように見えます。

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俊と小槙のおなじみのやりとりに加えて、今回は新キャラクターも登場します。俊の兄の倖(ゆき)は、可愛いという設定の俊がかすむほどの美少年です。百合作品で男性キャラというと警戒してしまいますが、俊×小槙を見守るような立ち位置になりそうな予感。小槙の弟のような感じでしょうか。そういう意味では百合的な空気は読んでくれそうなキャラです。


この回の最後に収録されている回では、風邪を引いた小槙を俊が保健室までエスコート。小槙は保健室につくなりすぐに眠ってしまい、完全に無防備です。普段から小槙にあれこれしたいと思っている俊にとっては大チャンスですが、いつも肝心なところで小心なので今回も何もできない……?

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……と思ったら大胆にも小槙にキス。俊いわく「ちゃんと責任取るからね」とのことですが、いったいどうするつもりなのでしょうか。次巻からも目が離せません。


(Kindle版:あり)
posted by trinder at 10:48 | Comment(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月18日

Kindleで学園マンガフェア 「セントールの悩み」「女子かう生」「おにいさまへ…」等が50%以上OFF

Kindleでまたまた新たなセールが始まっています。今回は「学園マンガフェア」。セール期間は3月1日(木)までです。

『50%OFF以上』 学園マンガフェア


ラインナップを見てみると、単に学園ものというだけではない個性的な作品が多く選ばれている印象です。その中から、今回も百合(っぽい)作品を探してみます。

「セントールの悩み」は、1・2巻が75%OFF、3巻が70%OFFなのが確認できます。




「女子かう生」は、1巻が85%OFF、2巻が58%OFF。




「第七女子会彷徨」は、1〜3巻が75%OFF。

 


「学園ポリーチェ」は1巻が99円、2巻が270円。




ちょっとクラシックな作品だと、「おにいさまへ…」が全3巻が216円になっています。タイトルからは内容を想像しづらいですが、百合漫画黎明期を語る際にはよく言及される作品です。ダ・ヴィンチの百合特集内の年表にも載っていました。



【参考記事】
「おにいさまへ…」全3巻(池田理代子)



ここ何日かで大規模なセールが他にも複数行われています。読みたい本がいろいろあった人には良い機会になりそうです。

【参考記事】
Kindleの電撃25周年記念フェア更新 「リコとハルと温泉とイルカ」57%OFF、「エクレア」26%OFFなど
Kindleでライトノベルフェア 「百合風の香る島」「百合ラブスレイブ」などが50%OFF
 
posted by trinder at 09:24 | Comment(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

FLOWERS新作ドラマCD「スノウホワイト」が発売決定 ダリア先生と方喰寮長がメインに

FLOWERSシリーズの公式サイトにて、新作ドラマCD「スノウホワイト」の発売が発表されています。

ドラマCD「スノウホワイト」特設ページ

メインとなるのは、ダリア=バスキアと方喰たまき。2人の友愛を描いたストーリーになるようです。過去のお話がメインになりそですが、えりかと千鳥が登場することも発表されています。

方喰寮長こと方喰たまきは、ゲームでは特に「秋篇」あたりから印象的な役割を与えられていたキャラクターです。これまで間接的に触れられるのみで本人の登場はなかったように思いますが、今回のドラマCDではいっきに主役級の扱いになりそう。若き日のダリア先生との関係も含め、どんな掘り下げ方をされるのか楽しみです。

なお、方喰たまきの声優は森なな子さんになります。こちらもどんな声と演技になるのか期待です。

あと新規キャストだとほかに「アベリア=フロア」「女王/ナレーション」役としてミルノ純さんの名前が確認できます。特に百合とは関係ありませんが、D.C.(ダ・カーポ)シリーズの朝倉音姫(の一部移植版など)で知る人ぞ知る(?)声優さんです。個人的にファンなので密かに楽しみです。


ドラマCDの発売予定日は4月20日です。

オードトワレ、PS Vita移植版、ファンブック、画集など、まだまだ新しい展開が待っているFLOWERSシリーズ。今年の動きにも期待できそうです。




ラベル:flowers
posted by trinder at 08:37 | Comment(0) | ゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Kindleでライトノベルフェア 「百合風の香る島」「百合ラブスレイブ」などが50%OFF

Kindleストアで、「ライトノベルフェア」というセールが開催されています。セール期間は3月1日(木)まで。

Kinldeストア / 『50%OFF以上』 ライトノベルフェア

一般作・成人向け問わずかなりの数の作品が少なくとも50%OFFになっているようです。中には85%OFFなんてものも。

二次元ドリーム文庫


注目は、ちょっとエッチなラノベレーベル「二次元ドリーム文庫」。ちょくちょく百合作品を出していますが、そのほぼ全てが50%OFFになっています。一番新しいのは昨年9月発売の「百合風の香る島 由佳先生と巫女少女」でしょうか。







なぜか「百合グラドル・優衣」のみ「定価+ポイント50%還元」になっていますが、実質的には50%OFFとほぼ同じですね。
 

他に百合な小説を見つけたらまた追記したいと思います。

Kinldeストア / 『50%OFF以上』 ライトノベルフェア
 
posted by trinder at 01:01 | Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Kindleの電撃25周年記念フェア更新 「リコとハルと温泉とイルカ」57%OFF、「エクレア」26%OFFなど

Kindleストアの「電撃25周年記念 電子書籍フェア」が更新されています。セール対象は週替わりのようで、今週更新分は2月22日(木)まで。

【追記】
その後、セール対象を一部入れ替えつつ3月1日(木)までに延長されたようです。

Kindleストア / 電撃25周年記念 電子書籍フェア

セール対象が多いので探すのが大変ですが、以下はおそらく新規の追加です。

57%OFF


個人的に注目は、「あやかしこ」のヒジキさんの作品「リコとハルと温泉とイルカ」。公式キャッチフレーズが「百合ちっく女子高生友情物語」だけあって、百合度は「あやかしこ」以上です。全4巻が57%OFFです。



【参考記事】
リコとハルと温泉とイルカ(ヒジキ)


「あとで姉妹ます。」のめのさんの作品「まもなく開演!」「ちぐはぐ少女のダイアログ」(ともに全2巻)はいずれも57%OFFになっています。




57%OFF作品でその他に百合(っぽい)要素がありそうなのは以下あたり。基本的にはどの作品も全ての巻が対象のようです。



他にはちょっと懐かしい「かしまし 〜ガール・ミーツ・ガール〜」なども。タイトルが百合っぽいですが主人公は元・男性なので自己責任で。



26%OFF


26%OFF枠への新規追加で、注目は百合アンソロジー「エクレア」でしょうか。Vol.2まで対象です。



割引率は控えめですが、対象数はかなりの多さです。普段あまりセールにならない作品もあるので探してみるといいかも。一部小説も含まれます。







【参考記事】
「エクレア あなたに響く百合アンソロジー」(仲谷鳰、缶乃ほか)
エクレア blanche あなたに響く百合アンソロジー
「菅野マナミ短編集」ほか(記事の下のほう)
「オンリー☆ユー ~あなたと私の二人ぼっち計画~」(めきめき)

セール継続中(26%OFF)


「やがて君になる」を始め、いくつかの作品は今週もセール継続中のようです。いずれも26%OFF。





【参考記事】
「やがて君になる」第4巻(仲谷鳰)
「新米姉妹のふたりごはん」第3巻(柊ゆたか)
ラベル:電子書籍
posted by trinder at 00:35 | Comment(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月09日

Kindleの「電撃25周年記念フェア」更新 「ちゅうふれ。」「世界征服はまた明日」が56%OFF、「やがて君になる」が25%OFFなど

Kindleストアで開催されている「電撃25周年記念 電子書籍フェア」のラインナップが更新されています。

Kindleストア / 【最大56%OFF】電撃25周年記念 電子書籍フェア


セール対象は大きく分けて56%OFFと25%OFFに分かれるようです。それではさっそく百合(っぽい)漫画を探してみます。

56%OFF


56%OFF作品のうち、百合度が高いのは「ちゅうふれ。」(全2巻)、「あやかしぃのに」(全2巻)あたりでしょうか。比較的新しい作品だと、「世界征服はまた明日」(全2巻)などがあります。その他にもちょっとだけ百合っぽい要素のある作品がいくつか。





25%OFF


26%OFFは割引率は控えめながら作品数はかなり豊富です。百合的には(最新巻ではないものの)「やがて君になる」「同居人が不安定でして」「新米姉妹のふたりごはん」あたりが目玉かも。





また何か見つけたら追記します。


現在Kindleストアでは、双葉社作品のポイント50%還元セールも開催中です。かつての「コミックハイ!」連載作品など、名作が多いのでこちらも注目です。

【参考記事】
Kindleで双葉社コミックがポイント50%還元セール 「小林さんちのメイドラゴン」「ハナとヒナは放課後」ほか多数
 
posted by trinder at 19:49 | Comment(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Kindleで双葉社コミックがポイント50%還元セール 「小林さんちのメイドラゴン」「ハナとヒナは放課後」ほか多数

Kindleストアで、双葉社のコミックにポイント50%還元が付くセールが行われています。セール期間は2月9日(金)2月12日(月)。

『フタスペ』全点50%ポイント還元フェア

おそらく双葉社のコミックのほとんどが対象となっており、かなり大規模なセールです。双葉社の百合漫画を揃えるチャンスかもしれません。













【参考記事】
「ハナとヒナは放課後」第3巻(完結)/ 森永みるく
女子高生 Girls-High 第13巻(完結) / 大島永遠
女子高生Girls-Live 第6巻(完結) / 大島永遠
posted by trinder at 07:45 | Comment(0) | アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月07日

ダ・ヴィンチ3月号が百合特集 / Kindle Unlimited会員なら読み放題

2月6日発売の雑誌「ダ・ヴィンチ 2018年3月号 」が百合特集になっています。



誌面後半の約40ページほどを使って現代の百合を紹介する、かなり大規模な記事となっています。今日を代表する百合作家さんへのインタビュー、百合の歴史紹介、初心者向けの百合漫画ガイドなどが主な内容。3月開催予定の「百合展」の紹介もあり。

特筆すべきは、インタビューに参加している作家さんの豪華さです。「やがて君になる」の仲谷鳰さんのほか、志村貴子さん、森島明子さん、高嶋ひろみさん、森永みるくさん等が参加。それぞれ百合にかける思いを語っています。

インタビューに参加している作家さんの多くは、代表作の描きおろしイラストも寄稿しています。いずれもカラーの見開き2ページの美麗なもの。

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作家さんによっては描きおろし漫画になっています。

「あの娘にキスと白百合を」の缶乃さん、「ゆるゆり」のなもりさん、大沢やよいさんのように、描きおろしイラスト(漫画)のみでの参加となっている作家さんもいます。

どのイラスト(漫画)もオリジナルキャラではなく各作家さんの代表作を使っているのがちょっとすごいかも。今日の百合漫画界のオールスターが、出版社の垣根を超えて終結しています。


百合というジャンルそのものを掘り下げる記事も充実しています。百合の歴史を年表で振り返る「百合クロニクル」はアニメ脚本家の綾奈ゆにこさんによる作成。

また、「百合マンガ入門ガイド」は古今の様々な作品から幅広く選出されています。

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ちなみに、過去のこういう百合入門的な本や特集ではなぜか芳文社の作品がスルーされる傾向がありました。今回の記事ではどうかというと、一応載っているといえば載っています。深く触れられてはいないものの、例えば入門ガイドのページでは「桜Trick」と「最後の制服」のタイトルと表紙画像が確認できます。

電子書籍版あり&Kindle Unlimitedなら読み放題


月刊誌の一部記事ではあるものの、非常に充実した読み応えのある特集となっています。百合好きな人にも、これから百合を好きになりたい初心者にもおすすめです。



ちなみにこの「ダ・ヴィンチ」は電子書籍版も配信されています。



電子版はKindle Unlimitedの読み放題に入っているので、加入者であれば無料で読むことができます。



Unlimitedに加入している人は有効活用できる久々のチャンス、かも?
 
posted by trinder at 22:07 | Comment(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月06日

体験型百合アンソロジー「百合+カノジョ2(仮) 」が2月に発売

昨年末に突如発売され話題を呼んだアンソロジー「百合+カノジョ」。



【参考記事】
体験型百合アンソロジー「百合+カノジョ」

「体験型」という聞きなれないコンセプトの正体は、すべての作品が女性主人公視点で描かれているというまったく新しい百合アンソロジーでした。比喩的な意味ではなく、本当にすべての作品が主人公の目線から見た構図で統一されていました。あくまで紙書籍なのでアナログだけど、そのコンセプトは先進的。いわば疑似的な百合VR体験ともいうべきものでした。

好評だったのか、Vol.2の発売が決定したようです。出版社による公式告知はまだのようですが、Amazonに「百合+カノジョ2(仮) (Beコミックス) 」という本が登録されています。



これによると発売日は2月24日。Vol.1もそうでしたが、けっこう急です。Vol.1が気に入った人、気になっていた人はぜひ今度のVol.2もチェックです。
 
ちなみに、Vol.1は現在サンプルが公開されています。


 
posted by trinder at 06:28 | Comment(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月03日

「ふたりモノローグ」第3巻(ツナミノユウ)

ツナミノユウさんの「ふたりモノローグ」第3巻を読みました。



昨年は実写ドラマ化でも話題になった作品です。

【参考記事】
実写ドラマ版「ふたりモノローグ」第6話

今回紹介するのは原作コミック3巻目です。今回もひなたとみかげが、なんとかお互いと仲良くなろうと四苦八苦。心の中で、ああでもないこうでもないと「モノローグ」を応酬させます。

みかげが思い切ってひなたを抱きしめるシーンなども登場。

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でもすぐに誤魔化して、いつも通りの距離感に戻ります。らしいといえばらしいかも。


今回表紙で2人は浴衣を着ていますが、これは後半に収録されている夏祭りのエピソードの一幕です。一緒にお祭りに行く約束と取り付けるためにひと悶着あり、お互いに勇気を出して声をかけようとしている姿が微笑ましいです。

しかし当日、浴衣姿のひなたのあまりの神々しさに当てられたみかげは死んでしまいます。果たしてみかげは復活してひなたとのお祭りを堪能することができるのでしょうか……?

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その他のモノローグ


今回は、ひなたとみかげ以外の出番も多め。それぞれ個性的なモノローグを展開させます。

ドラマ版には登場できなかった佐呂間由依(さろま ゆい)ですが、漫画では大活躍です。みかげのことが大好きですが、みかげの想い人がひなたであることを知っています。基本的には応援するスタンス。ですが思い込みの激しい性格ゆえに暴走・迷走も目立っています。実は女の子にモテるらしい洸(あきら。みかげの友人)に、由依もうっかり惚れかけたり……。

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また、10年前にひなたとみかげの中を引き裂くきっかけになったとされる田中弘美という女の子も登場。当時のことを非常に気にしており、償いたいと思っている模様。でもひなたとみかげがまったく覚えていないため空回り気味です。今回はまだまだ出番控えめですが、今後の活躍に期待?


(Kindle版あり)
 
posted by trinder at 11:19 | Comment(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする