今回の漫画版3巻に収録されている番外編でも、そのあたりの印象がかえって強まっています。ここでも描かれているように、玄は子ども麻雀クラブの解散以来、麻雀部の部室を1人で掃除していました。

本編第1話の描写も見る限り、誰も来ないこの部屋に1人で2年以上通っていたことになります。
一緒に来てくれる人はいなかったのでしょうか?というか、麻雀部に一緒に入ってくれる友達はいないのでしょうか?「咲-saki-」の世界での麻雀は女の子にも大人気という設定なので、ガチで県大会とかを狙わないまでも、趣味で麻雀する子くらいはいてもおかしくないのですが・・・。
考えてみると、子ども麻雀クラブの仲間以外に親しい人がいた描写がほとんどありません。その頃の仲間とすら、クラブがなくなった後はほとんど会っていないように見えます。和とは同じ中学のはずなのですが、3巻の番外編でかなり久しぶりに会ったような反応をしているので、それほど親しくないようです。というか、同じ中学にいたのなら麻雀部に誘えばよさそうなものなのですが・・・。
そしてもう1つの疑問点が、子ども麻雀クラブで1人だけ中学生であったこと。なぜ同年代の子たちと遊ばないでわざわざ小学生のところに来るのでしょうか?

子ども麻雀クラブの「ナンバーワン」として君臨していたようですが、小学生相手に中学生がそんなことをしているのも正直いかがなものかと思わないでもないところ。
このへんはちょっと自分の気にしすぎかとも思ったのですが、姉の宥は「もう中学生なので行きづらかった」という理由で参加を控えているので、やはり小学生しかいない中に中学生がポツンと混じるのは抵抗があるというのが普通の神経のようです。

そのあたりのことをまるで気にしている様子がなかった玄さんは、ドラゴンロードなどと呼ばれるだけあってきっと普通の人とはスケールの違う大物なのでしょう。
3巻の番外編のストーリーも、よくよく考えてみるとなんとも寂しいものです。しばらく会っていないらしい憧に会いに行くのですが、憧にすでに友達がいるのを見てコソコソ引き返す姿からは、哀愁が漂っています。
最後に自分を励ますように言う「またいつか楽しいことがある」という言葉は、まるで今は楽しいことが1つもないかのようです。そして最後のコマに書かれている言葉が、「またいつか春めくように」。

ドラゴンロードさんの人生サイクル的には今は冬なのでしょうか?
というか上の絵のドラゴンロードさん、なんという良い笑顔をしているのでしょうか。楽しそうにスキップしているようにすら見えます。「昔の友達に会いに行ったけど、相手にはもう新しい友達がいて、けっきょく出て行く勇気がなくて帰る」という寂しい行動の後とはとても思えません。
ドラゴンロードさんのあまりのポジティブぶりに、さすがの和も「えっ」と驚いています。

和も内心「そんなポジティブさ、ありえません」と思ったのでしょうか。
・・・と、かなり強引な解釈を織り交ぜつつ勝手に友達がいないことにしてしまいましたが、友達がいる形跡のある描写を一箇所見つけました。灼の初登場シーンです。

これはかなりフレンドリーな雰囲気ではないでしょうか?注目は灼に「クロ」と名前で呼ばれていることです。他キャラからは大抵さん付けとかなので、これだけでかなり期待できそうです。玄が会いに来た事を「めずらし」と言われていることはこの際気にしないでおきましょう。さりげなく「ひやかし?」などと言われていることも忘れましょう。
ちなみにドラゴンロードさんは他の麻雀部メンバーに灼のことをどう紹介していたかというと・・・

「うちの旅館でお父さん達と麻雀してた子」だそうです。単に一言「友達」といえばよさそうなものなのですが、なぜか単なる父親の知り合いのような説明的な言い方です。ちなみに玄・灼ともにお互いを「友達」とは言ってなかったりします。
と、若干の疑問もありますが現在のところ玄の友達候補ナンバーワンが灼なのは間違いなさそうです。初登場エピソード以後、本編における絡みはほとんどありませんが、これからも親交を深めてもらいたいと思います。
それと、仮に、万が一、そんなことはないとは思いますが、もし本当に友達がいなかったとしても、「おねーちゃん」と末永く仲良くしていてほしいです。

むしろ、おねーちゃん以外には心を開けない設定だったりしたほうが百合的にはおいしいかも・・・?
ただ、最後に1つ、忘れてはならないことがあります。阿知賀の麻雀部5人のうち2人(宥・灼)は、玄が集めてきたということです。玄本人も入れればなんと3人です。阿知賀の麻雀部に限っていうならば、玄は1人ぼっちどころか、ドラゴンロード党はむしろ多数派なのです。
ここから導かれるのは、他のメンバーは玄以上に友達がいないのではないかという疑惑。特にドラゴンロード党の構成員である宥と灼はお世辞にも社交的には見えず、実際麻雀部以外と会話しているシーンもほどんとありません。
考えてみると穏乃も、休日の過ごし方が「山のほうに遊びに行く」であるなど、奇妙な点があります。

誰かと一緒だったのかは明言されていませんが、上の絵を見る限り1人です。しかもこれを「いっつも」やっているらしいです。お母さんも心配しています。
思えば仮に玄に友達がいなくても、他のメンバーが頑張れば5人くらいはすぐ集まりそうなものです。しかも穏乃・憧・玄は固定なのですからあと2人でいい。「咲-saki-」世界における麻雀は女の子にも大人気という設定なので、友達の中から興味ある人を2人探すことくらい、決して高いハードルではなかったはずです。
もしかして、玄だけでなくみんな友達がいな・・・
松実玄グッズ 〜これであなたもドラゴンロード〜
こんなドラゴンロードさんですが、世間的にはそれなりに人気があるのか、結構関連商品が出ています。ここではその一部を紹介します。
まずキャラソンは基本。

ちなみにタイトルはDragon Magic (ドラゴンマジック)。さすがにそのまま「ドラゴンロード」にするのは控えたようです。
こちらはミニタオル。
麻雀でボロ負けしたときなどは、これで涙を拭くといいでしょう。あるいは、大量に買い込んでおねーちゃんを暖めてあげるという使い方もできるかもしれません。
そしてなぜか「お守り」が出ています。
持っていると友達がたくさんできそうな気がします。
それとクリアファイルなんかも見つけました。
このイラストだとよくわかりますが、かなりスタイルいいんですよね。本編では自分の体よりも和の胸に多大な興味を抱いていましたが・・・。


この感じだと、下手すると穏乃よりもずっと和に興味を持っている可能性があります。というか阿知賀編は穏乃が和を追いかける話だったはずなのですが、穏乃が和のことを考えている描写がほとんどないので、実はそれほど興味ないのではないかと思ってしまいます。それに穏乃はいったい和のどこがそんなに好きなのか全くわかりません。その点、玄は和の少なくとも胸が好きだということがハッキリ描かれています。
玄さんにはいつか和をめぐって咲とガチ対決してみてほしいです。阿知賀のドラゴンロードと清澄の魔王、
ラベル:咲-saki-


